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ゲームモードで臨めば視点は変わる

2018年6月から始めた就職活動が2019年6月で終えた。

長かったけれど、あっという間だった、私の就活はこれに尽きる。大きな会場に行き、名の知れた企業からその日知った企業まで、あらゆる企業からどんな事業をしているのか、どんな学生を欲しているのか(いわゆる“求める人物像”)の話を聞く。説明会の場で自身のメールアドレスを登録することを半ば強制的に促され、毎日インターンや本選考のエントリーをしてほしい旨のメールを受信する。当初はアンテナを高く張ろう、という意味合いで興味関心のない企業までメールが来るように設定していたが、いつしか迷惑メールリスト入りに認定される。

就活ってRPGのようなものだと思う。就活を始めた頃は全くそんな意識を持っていなかったが、2019年を迎える間あたりでそのことに気づいた。(就活上のゴールである)内々定から逆算して、現在の自分には何が不足しているのか。内々定というラスボスを倒すために、手持ちのツールを増やしていくことや、強化アイテムを身につけていく。

やるべきことは無限にあるが、一番大切なことは戦う相手(企業)が何者かを知ることなのかなと思う。プレイ時間を膨大に割いて、一つ一つのアクションを丁寧に取り組むのか、最短の道を求めて、挑戦をして失敗を繰り返すのか。ゲームのプレイング方法が人それぞれであるのと同様に、就活のやり方も十人十色である私はラスボスとたくさん戦う事で、相手の傾向を掴んで、それを元に新たな行動を起こす、極力最小限の力で、努力をするタイプの人間であることがわかった。自己分析や面接対策講座、企業説明会やインターンシップなど就活にはやらないといけないこと(又はやったほうがいいこと)があるが、私はとにかく、実践的な取り組みである、本選考やインターンの面接を受けまくった。受けることでわかることがある。落ちることで内省をして、自分には何が足りなかったのかを明らかにする。それから、次へのアクションをする、この繰り返しの末に私は内々定をいくつか獲得することができた。

方法は人それぞれであることはもちろんであるが、敵を知らずして、物事に臨むことほど怖いことはないと思う。就活を通して、人生そのものもRPGのようなゲームモードの気持ちであれば存分に楽しむことができるのではないかと思った。

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