見出し画像

「理想の食生活」から考察する、自身の価値観(メモの魔力より)

就職活動をする中で避けては通れないもの、それは「自己分析」である。

学生時代に頑張ってきたことや自身の強み・弱み、人生における挫折など、これまでの過去を振り返る、極めて重要な取り組みの一つである。

昨年の8月あたりから企業のインターンシップに参加をし、就職活動に勤しんだ。就活サイトや就活本などを読んでいたが、どれも個人的にはしっくりこない。そんな中ふと手にした「メモの魔力」という一冊のビジネス本。SHOWROOMを経営している前田祐二さんの著した本である(参考までに↓)。

この本の巻末にある、「自己分析1000本ノック」では自身の信念や、理想の人など、ありとあらゆる項目を横断的に自己分析をする。

その中でこんな質問があった。

「理想の食生活は?」

「こんなこと聞くか?」と思った自分がいたが、食生活に関する質問なんて、一生に一度目にするかしないか、それほど稀な質問であると感じた。せっかくだから考えてみようか。そんな軽い気持ちで自己分析を始めたが、思いのほか、書くことがたくさんあった。

問い詰めた結果として、小学校での食生活の経験が今にも通じていることがわかった。それは「何を」食べるかではなく、「誰と」食べるかということである。

【食】というテーマからみると、高級なフレンチや老舗の日本食料亭など「モノ」に焦点が当てられることが多い。しかし私の場合は違った。

小学生の頃、地元の少年野球チームで経験した、仲間と試合後に食べるお弁当の時間が楽しくて、幸せな時間となっていた。苦楽を共にする仲間と味わうご飯は何よりも美味しくて、それは極端に言えば、一人で食べるイタリアンとは雲泥の差である。

それほど、自分にとっては「人」を大切にしている。「食欲<人欲」とでも言うのかもしれない。中学の時でも、部活の仲間と交わす食事、高校でも毎日同じ空間にいた、野球部の仲間と食べる食事は何にも代え難い、時空間となっていた。

食生活から飛躍して、自分は「人」に大きなモチベーションを持っていることが、この食に関する自己分析から明らかになった。

何を言いたいのかと言うと、就活だけでなく、自己分析は生涯にわたって大切な行為の一つであり、自身の価値観を発見する、貴重な場面であるということである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?