はじめに

これは椿屋四重奏から中田裕二ソロまで長きにファンである私が初めて有料オンラインライブを観た感想です。
配信期間が3日ある有料オンラインライブという特性上、やろうと思えばMC完全書き起こしができますが、それだとどこでもアクセスできる有料コンテンツとして意味をなさないという個人的な考えで、軽いMC書き起こし及び個人的な感想をまとめています。

中田裕二 ONLINE SHOW ～LIVE LOVERS～ from Billboard Live supported by CASIO”
セットリスト

01.誘惑
02.sunday monday
03.どうどうめぐり
04.愛の摂理
05.長い会話
06.火影
07.ただひとつの太陽
08.シルエット・ロマンス(※大橋純子カバー)
09.pale stranger ※新曲
10.UPDATER
11.ゼロ ※新曲
12.海猫
13.STONEFLOWER
14.MIDNIGHT FLYER
15.君が為に

曲の感想

01.誘惑
あんな泣きそうな震える声の誘惑を聴くのは私は初めてだった。
ライブに飢えていた時期を乗り越えて再びステージに立つ中田裕二に一気に心さらわれた。

02.sunday monday
この曲は音数少なめでピアノ強めで気怠そうに歌うのが大変好み。

07.ただひとつの太陽
朗々と歌い上げるのが気持ち良い楽曲なので、音数の少ないデュオがよくハマる。

08.シルエット・ロマンス(大橋純子)
紫のライティングと中田裕二は良く合う。
sugarbeansさんの色気のあるピアノが更に世界観を構築してくれる。

09.pale stranger
自粛期間に Instagramで仲良くなったドイツのアーティストEschesさん提供の歌詞の新曲。
曲が先にできていて、英詞をお願いしたそうだ。
中田裕二には珍しいフューチャーソウル。

10.UPDATER
元のグランジアレンジがジャズアレンジに様変わりしてお洒落に。
歌唱中に突然の「プリンター買いました」宣言

11.ゼロ
中田裕二のドラマチックなメロディーラインに痺れる新曲。
松本清張の長編推理小説、ゼロの焦点を読んでインスパイアされた楽曲。

12.海猫
落ち着いたら、広い会場で歌い上げる中田裕二を観たい。
パーソナルなことを描いたつもりが、今のご時世に染みる曲。

14.MIDNIGHT FLYER
みんな大好き夜間飛行。
疾走感あふれるイントロが秀逸なのでどのアレンジでも飛べる。

15.君が為に
「明日は待つものじゃなくて作るもの」
アルバムDOUBLE STANDARDにも通じる、寄り添うことで励ましてくれる曲。

雑感

・2人共浴衣での登場。　
着付けは中田裕二担当。　
（中田さん）「最近和装にハマっていて…」　
（私）「作務衣じゃないんだ…でも中田さんも40歳になるし、浴衣のほうがしっぽり大人な感じで良き」

・演奏に集中するあまり浴衣にもかかわらず股が開いてくる中田さん
（私）「やっぱり作務衣を」

オンラインでオフラインの夢を見る

中田裕二はオンラインライブに関しては、サカナクションのように映像編集も含めた総合芸術でもなければ、銀杏BOYSのようにあえてスマホ撮りを配信するエモさは無い。
だけどライブのたびに魅せてくれるソロ、トリオ、そして今回のデュオ。
自身の楽曲の編曲が非常に魅力的なので、今回はこうアレンジしたのか！と毎回新鮮な気持ちで聴けるのだ。
昨今のライブ配信は音声も映像も自身の環境に依存するものの、良くできているので、ちょっとした特等席で聴いている気持ちにもなる。

だけどやっぱり直接聴くライブの空気感にかなうものは無いだろう。
いつかこの渦中が治り、オフラインで聴けることを夢見て。

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