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中田裕二×セーラー万年筆を買ってみた、あるいはプロフィットJrのレビュー

私が好きなアーティストとして、定期的に取り上げているのが「中田裕二」さん。今回、自身のプライベートブランドで万年筆を作ったので、購入してみました。

正直、ちゃんとしたレビューはセーラーショップさんのTwitterで充分なので、まずはそちらに目を通してください。

私ならではのレビューで参考になる人は、
・メーカーの中の人じゃないレビューが見たい、万年筆初心者
・左利き(私は左利き)
・万年筆と名のつくものは全て好物の人
の方だと思います。

※ベースはセーラー万年筆の「プロフィットJr」になります。中田裕二に興味ないけど、文房具に興味があるよ〜という方は、プロフィットJrのレビューとして見ていただければ幸いです。

さっそく開封の儀

箱にブランド名の「PLACE OF PATHOS」が箔押しされていて、高級感がありますね。沼に落とすギフトにぴったり!

万年筆、インク、コンバーターの3点セット。ボディはマットブラック、金属部分はすべてガンメタルで統一。既存の商品だと、限定品の「プロフィットジュニア 鉄(くろがね)」にも似た印象です。

マットブラック×ガンメタルの組み合わせは、落ち着いた印象を与えるので、アクリル樹脂の軸ながら高見えしやすいのがポイント。

実用的な面でマットブラックの良いところは、指紋が目立たないところ。意外と軸の指紋って目立つんですよね……

気になる書き心地

ペンの太さは、ステンレスのEF(極細)。「プロフィットJr」のEF(極細)は、他メーカーのF(細)に近いです。硬めのステンレスニブ(ペン先)なので、左利きの人にも使いやすいと思いますよ。

余談ですが左利きだと、柔らかいニブ、特殊ニブ(セーラー万年筆さんだと、「ふでDEまんねん」とか)が使いづらいです。

万年筆には個体差があるのですが、私のものはインクブロー(インクの出方)が良いです。書き始めのせいか、書き心地はカリカリした印象。これは使い続ければこなれてくるかな。

軽い素材なので、書く時にキャップを軸につけた方が、筆記時のバランスはいいと思います。

オリジナルインクは思っていたより明るかった

松本清張の愛用万年筆は、モンブランなの知ってましたか?

インクの試し書きとして、中田裕二の楽曲である、「ゼロ」の歌詞を引用して書きました。

オリジナルインクは、明るいブルーなので、インクの濃淡が分かりやすいです。万年筆の醍醐味の一つは、インクの表情なので、沼に落とすギフトにぴったり!(2回目)明るさゆえに、裏抜けもしづらいインクです。

(PATHOS BLUEっていう色名だから、もっと哀愁ただようブルーブラックを想像していたのよね)

普段使いしやすい万年筆

・手帳の書き込みにも使いやすい、細めの書き味
・軽めの軸で持ち運びやすい
・マットブラック×ガンメタルの組み合わせで落ち着いた印象

なので、普段使いしやすい万年筆です。中田裕二ファンで、万年筆に興味のある方はぜひ手にしてみてください!

(予算の限られている若いファンの方は、まずはオリジナルの「プロフィットJr」を使ってみるのをおすすめします。)

ご興味あったらこちらもどうぞ

文具マガジンやっています。他の万年筆レビューが気になる方はどうぞ。

こちらは、中田裕二の楽曲「ゼロ」についてつらつら書いています。

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