ジャニーズ問題

ジャニーズの問題(ジャニーさんの性的虐待)が問題になった日々だったなあと思う。


私は今はそこまでズブズブではないけど、ジャニーズが好き。飽きちゃったグループもあるけど、今活動してる人たちはほとんど好きだし(苦手なグループもあるけど)タレントたちは基本、みんなほんと一生懸命な人たちだなあとも思ってる。


今回騒動になったのはジャニーさんの性的虐待について。昔から言われてた。暴露本も出てた。なのでこんなにメディアで大ごとになる前に、ジジイがすでに法的な裁きを受けていたこともタレントたちにセクハラをしていたことも知っていた。


芸能界というのは、わたしのような一般人にとっては不思議ですね。
好奇の対象でありながら、どこか非現実的な世界。事実と報道されながらも感じる虚構。

だから暴露のはなしも知っていたし本当に起きたことなんだなと理解した上、面白半分のゴシップとしてみてしまっていたのだ。

ジャニーさん、亡くなった時、お別れ会とか追悼番組、凄かったですね。
わたしも悲しくなった。もう彼のあたらしい演出や作品が見れなくなるのだと残念に思った。
でも追悼の報道に関しては少し狂気じみてたようにも思う。彼の成したことを讃え、タレントたちひとりひとりが彼にメッセージをおくり、それが報道される。ジャニ嫌いな人にとってはかなりうざかったんじゃないかな。
BBCの小児性的虐待報道には触れずでしたし。
唯一中居くんがうっすら、倒れて意識を失っているジャニーさんに若いジュニアの子が声をかけると、心拍数が上がった、とのような冗談まじりだけど、ジャニーさんのペド癖を言っていた。たぶん、日本のテレビメディアが触れないBBCの報道に対し、中居くんだけは少し触れたかったんじゃないかしら、と個人的に妄想してます。


そんなのが2018年でしたかね。そこからもう5年も経ったのか。そのうちに、メリーさんもこの世を去り、抑止力を失ったんでしょうね。それでメディアも忖度がなくなり、被害者も発信するようになり、ようやく問題としてあかるみにでた。

問題として明るみになったのはとても大事なことだし、日本の歪んだメディアがジャニに対してようやく変わってきたのも良い方向だとは思う。

でも私はこの騒ぎを正直直視できませんでした。報道があっても、被害者の訴えがあっても、あまり深入りして見ないようにしました。

すでに知っているような内容なので、そんな酷く悪いことを繰り返し見たり読んだり聞いたりするのがしんどいというのもありました。
申し訳ないですが、過熱して騒いでる世間に対して少し冷ややかな思いすらありました。

そして私が好きだった彼の作品、とくにA.B.C-Zが主演を務めたジャニー演出の舞台作品を汚されたく無いという思いがありました。

ジャニーが犯したことは罪ですし、気持ち悪いと思う。
でも彼の演出した作品は、どこか狂気さもあり意味不明かつ想像できない、なんだこれは!(by岡本太郎)というようなものにも関わらず、私にとっては凄く心掴まれるものだった。

だから特にジャニーズ伝説という、素晴らしい舞台が否定されてしまう、それがとても嫌だった。

私は長年ファンをやってきたわけでは無いので、去年ようやく初めて見ることが出来た。
思い切って東京まで見に行って、運良く二回見に行けたんだけど、まさか最後になってしまうなんて思ってもいなかった。

毎年のように、幕を開けていたジャニーズ伝説。
主演のA.B.C-Zたちもきっとライフワークのように考えていたこともあるんじゃないかな。

今は、彼らが5人でなにかしら活動してくれてるだけ、ありがたいと思ってるけど、そこまで思えるまでにやっぱり葛藤はあったし今でも解消されたわけでもない。

どう折り合いをつけていけるかわからないですが、ただの傍観者でいることしかできない私のような立場の人間にとっては、被害を受けて傷ついた人たちにはとてもとても申し訳ないけれども、結局、多分、この騒動もどこかこの遠く離れた虚構のようにしか感じられないのかなとも思う。

うまくまとめられなかった。
とりあえず頭の中の整理で吐き出すだけ吐き出した。

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