2ヶ月振りのアルバイト

私は今、アルバイト先のテーブルで休憩している。
というのも、アルバイト先が飲食店であり、自粛明けはご来店されるお客様が少ないため先に休憩をとっているわけである。

心持ちとしては、2ヶ月振りのアルバイトに、非常に緊張している。

2年以上働いているが、さすがに2ヶ月休みをとったことなどなかった。接客も忘れていないか不安であるしメニューもまた、季節ごとに変わるため覚え直さなければいけない。

しかし、私は人と接することが大好きなので、今日をとても楽しみにしていた。

とでも言えたら良かった。
実際には、人と接することが好きというよりは、人と接することに慣れようとこのアルバイトを始めた。従って別に今日が楽しみであったわけではない。

飲食店には様々な性格の人々が訪れる。
その人によってお店に求める事も全く違う。色々な性格の人と関わることでなんとかコミュ障を克服しようとしたのだ。

結果、2年以上働いた甲斐もあり、コミュ障はだいぶ改善された。
そもそも接客というのは笑顔でないと務まらないし、お客様にまた来たいな、美味しかったな、と思ってもらうことが大切である。

自分がお客様の立場でも、店員さんの愛想の良さと料理の美味しさは絶対条件であると思う。

従って、笑顔で常に接客することを心がけた。

たまにいらっしゃる少しご面倒なお客様に対するスキルも身に着けた。

理不尽なことも、たくさんある。特に飲食は忙しい。グレー、いや、ブラックと言われるほどである。

なぜ私が起こられなきゃならんのだ…??と思うこともある。この考え方は他責的な考え方なので良くないが…。

しかし、理不尽さを上回るやりがいが飲食にはある。
たとえ、99人のお客様に何も言ってもらえなくても、たった1人のお客様に、「愛想がとてもいいね」とか「また行きます」とか言われるだけで、働いてよかった……と思える。

たまに、稀に、努力が全くむくわれない日もある。
めちゃくちゃやめたくなる。

だけど、諦めずにアルバイトを続けた先にしかわからないことや、得られないことが沢山あった。

本当は…本当は今のアルバイトが大好きなわけではなく積極的に働きたいわけではないが、

でも社会にでるための勉強として、これからもアルバイトを頑張っていこうと思う。

ぎりぎり休憩終わりまでに書けた……!!!!