安易なガチャ叩きとエロゲー衰退論には気を付けろって話

なにやら素性の謎な方の書かれたゲーム関係の記事が先日一瞬話題になっていて…

Twitterでもやたら見かけたし、はてなブックマーク数も現時点で755とかなりの高い値です。

なぜこんなに人気なのかというと、ガチャ叩き記事だからですね。

はてブのページをよく見て欲しいのですが、かなりの数が記事と関係なく「そうだ!ガチャは悪!」と気持ちよくコメントを打って☆を集めています。Twitterでの反応も同じです。これは、政治的に偏った記事とそのブックマークに近い傾向です。中身はどうでもいいし、おそらくほとんど読んでいない人もたくさん反応する。

これはエロゲー衰退論が盛り上がる理由と似ています。あれも、自分語りしたくなるから盛り上がるんですよね。ポジティブにとらえれば「人気の記事を作り出すコツはそういうものだ」という話なのかもしれませんが…


ついでなので例の記事の中身に触れておくと、ゲーム開発者間だと一笑に付されている印象です。ガチャと演出の興奮でゲームが売れる!みたいな夢の話は8年くらい前にやってくれ。

現在の長寿定番タイトル(パズドラ+2015~2016年発)は安易なガチャゲーを駆逐した世代であり、今はそれらがさらに新しい世代に追われつつ転換しているところです。ガチャは不快要素であって、そのマイナスをいかに納得させるのかというのが焦点になるのは、10秒考えたらわかりませんか。いかに魅力的なストーリー・キャラクターを作るか、いかに手軽さとガチ攻略の手応えを両立させるか、いかにゲーム外のコンテンツ(ゲーム実況・ライブイベントなど)との相乗効果を出せるか、です。そんなことも見えなくなり同意してしまうのが「自分語りしたいトピック」の魅力なのかもしれません。

note試用中。投げ銭が時々でも入るようなら真面目に続けようかと。COMP買って栄養の足しにします…