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浄化の涙って本当にあるんだと実感した体験。

門前仲町にある深川不動尊が良いよとスピリチュアルに詳しい友人から聞き、早速訪れてみた日の話。

門前仲町駅降りてすぐ深川不動尊へ続く参道があり、駅に着くまで日常と地続きだったのが少し遠出したような“お出かけ気分”になり、ワクワク観光気分。

参道から深川不動尊にかけて、全体的に感じたのは風情や歴史もしっかりあるけど、古めかしいというよりは、新しさやエンターテイメント感があって、観光スポットとして賑わっているだけの理由があるなぁと思いました。

何も知らずに行った私は

まず中に入れることにびっくり。

さらにびっくりしたのが、護摩祈祷にしれっと参列出来たこと!

なんと1日に何回か行われるようで、私が入ったときは始まったばかりの模様でした。

そんなことが行われているとは知らなかったので、館内を見て回って帰ろうかなという心持ちで入った途端、目の前で何かが始まろうとしていて、しかも私のようにふらっと参列席に座っている人もいたので

よし、私も是非混ざろうと勇気を出して最前列の座敷に正座したのです。

数人のお坊さんがお経を読み上げる。

そうして護摩祈祷のピークのような所でしょうか、

真ん中にパチパチと焚き火のような火が立ち上り高ーい天井の闇に火の粉がはらはらと吸い上げられていく、目に映るのは火の光と壁の黒と金の装飾。目の前には別世界のような光景が広がっている。

さらに数人のお坊さんが一斉に唱えるマントラと太鼓の音。時々キンっという金属の音とパチパチ燃える火の粉の音。

目を瞑っていると頭の中で響き渡り、他の雑念を考えることがまずできなくなります。

こんな状態を例えると色んな言い方があるでしょうが、

とにかく無になりこの状況に放心状態でいた私の目から涙が勝手にあふれてしばらく止まることなくハラハラと流れていきました。

自分でもびっくり。

ほーっとしているうちに、今度は参列者達がお坊さんの後ろにぞろぞろと並び始めた!

おぉ…どうやらこの炊いた神聖な火に私物を差し出すと清めてくれるという手厚いサポートまであるようだ。。。!

ちょっとそれは飛び込み参列の身でさすがに恥ずかしいな…と躊躇してましたが、ちょうど正座の限界を迎えていたことに気付きその言い訳も含めて最後の方に並びしっかり財布をお清めしていただきました。

今まで経験したことのないあの涙はとても特別だった気がします。身体が軽くなったなっていう実感もあって。

入れ物がいっぱいだと、中に良いものを入れたくても入らないように

悪いものをあふれ出させてくれて、入れ物を空にしてくれたような心のすっきり感がありました。

ここは煩悩や悪いもの断ち切ってくれる不動明王が祀られているところだよと聞いてはいたけど、確かに浄化してくれました!なんと有難い経験。

帰り道、これまた新しさとレトロさをミックスさせたような角打ちを見つけ日本酒で清めてフィニッシュさせたかったですが後ろの時間が押していたため断念。しかも写真1枚も撮ってない。

これはまた行かなければ!!


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