術後3ヶ月MRI&検診

術後、初MRI

前回同じく造影剤を入れてのMRIです。
今回は診察の2週間ほど前に撮影。
血液検査の3ヶ月以内と言う規定もあったので、ギリギリでしたが再採血は不要な時期に予約いれてくれてました。

検査着に着替え、造影剤用の点滴ルートを取られてMRI室に移動。

「あら?上がってきてるね…」

看護師さんが呟いたので、ルートの管を見ると真っ赤になってました。
生食の注射押して血を戻したものの、移動中にすぐに逆流。
一瞬困った顔をしたのを見逃さなかった私。
内心物凄い嫌な(不安な)感じになってました。

で、MRIの待合に看護師さんに連れられた他の技師さん達がぞろぞろと。
4人程に囲まれました。
ただでさえ針が刺さってるだけで怖いのに、ほんと勘弁してほしかった。

「これなんですけど…大丈夫、ですよね?」
「ん-…まあ色も大丈夫やし、位置も間違いないでしょ」

やっぱり逆流しないのが普通なんかい、と思いながら薄ら笑いをしていると、特に差し替えもなくそのままMRIの入口へ。
前回は、マスクも入る直前に外して入ったんですけど、今回はマスクも金属探知機かざしてチェックで装着したままでした。
そして、撮影開始。
途中で造影剤が入るのですが、今回、入れる旨のアナウンス入った途端、部屋の扉の開く音が聞こえました。

(え、今回はアナログなの!?)

普通にMRIから引っこ抜かれて、腕の辺りをごそごそされて、またMRIに突っ込まれて撮影再開。
前回は、アナウンスはあれど人の出入りはなかったのに…。
あのハイテクはなんだったのか。
前回とは違うMRI室だったので、設備がそれぞれで違うのかもですが衝撃でした。
そして、UAEの時はがっつりわかった造影剤、やはりわかりませんでした。
術中とMRIでは量が違うんですかね。

とりあえず、撮影も点滴ルート外した痕も何も問題なく終わりました。


術後3ヶ月検診日

いつも通り、放射線科行ってから婦人科への診察です。
今回はもうまとめてと言うか、ほぼ婦人科での流れです。

MRI結果は

子宮の外側に出来る漿膜下筋腫が最大75mm含め2つ
→それぞれ-3mm程。
子宮の筋肉の中に出来る筋層内筋腫が45mm程度含め複数
→最大45mmが-10mmで35mm。
他も造影剤効果消失(=死んだ or 死んでいく)

一箇所、背部の筋腫に対しては造影効果残存で血流が止まっていない(=死んでない)

と言う事で、概ね成功。
背部のは違う血管から栄養貰ってたようです。
漿膜下筋腫は正直まだ誤差としか言えない程度の縮小ですが、血流はちゃんと止まってるので今後に期待です。
そして、やはり筋層内筋腫の縮小がかなりの効果かなと。
ピル飲んでるとは言え、術後の月忌みほんと楽になったので…。
夜用の生理用品使わないで済んでたりとか、生理痛も0ではないけど、薬飲むまでもない範疇です。
ただ、この最大筋層内筋腫が曲者で筋腫分娩候補のやつになります。
今回、MRI画像をプリントアウトしてもらえたんですが、見れば見るほどでかい。
いや、漿膜下筋腫の方がよっぽどでかいんですけどね。
そして先生も微妙に憂い顔。

「これがねー…。場所がな…」
「あの…前も聞いたかもなんですが、筋腫分娩の確率…どれくらいですか?」
「ん-…何とも言えないけど、1割。ただ、正直これ残存するより出ちゃった方がすっきりするんだけどね!」

いや、そんなあっけらかんと言われましても。
痛いのも大量出血も怖いので嫌。
疑似流産みたいな事も言われて、ますます戦々恐々です。
この1割…引きたくない。

「まあもし筋腫分娩しなかったとして、もしも…もしもね、万が一、心変わりして子供の事を考えるなら、その時は手術で取っといた方がいいね。この位置は邪魔しちゃうから」

そう、筋腫の位置が子宮の天井と言うか、簡単に言うと子宮が▽として、この上辺の真ん中辺りにいるんですよね。

そして、“万が一”と言う言葉を使っていただけたのがなんだかすごい嬉しかったです。
UAE受けさせてくれてる時点で理解は得られていると言う事なんですけど、改めて、産む事を押し付ける事はされない医師だなと。
どんだけ初回の前診察の医師がトラウマと言うか、不快だったかと言うか…。

それにしても、前回のあの捻じれる発言に該当する筋腫がいなさそうでやはり頭の中にはてなマーク乱舞でしたが、ひとまず、体調に変化なく、月の忌みも問題なしと言う事で、経過良好、次回は術後半年となりました。
下腹部痛・高熱に気を付けて、と毎度の注意事項を受けてこの日は終わりました。

後日、かかりつけ医の方にMRIのプリントアウト持って行って話したのですが、

「筋腫分娩なぁ…こんだけ奥なら大丈夫やと思うけど…」

と言われて、内心小躍りしました。
いや、もしも、があるので多少恐怖心も持ってた方が良いんですけども。
ある程度は気を抜かないようにしつつ、気にせずに生活していこうとは思います。

次回MRIはおそらく術後1年だと思うんですが、そこでどれくらい変わっているのか楽しみです。