好きだった少女漫画のアニメと主題歌
①神様はじめました
鈴木ジュリエッタさんの「神様はじめました」。
タイトル通り、突然家を失った女子高生が神社で土地神として生活をはじめます。
ドタバタなあらすじですが、テンポが良いので気づいたらハマってしまいます。主人公の奈々生と神使である巴衛の少女漫画らしい胸キュンシーンもありました。
珍しい設定のファンタジーラブコメディで面白かったです！
主題歌
１期・２期ともにハナエさんが主題歌を担当されています。このレトロな感じと不思議な雰囲気が好きでした。
ハナエ『神様はじめました』
「神様はじめました」は一期のオープニングでした。ハナエさんの囁くような声と独特な歌い方がクセになります。二期のオープニング「神様の神様」はアップテンポな曲になっていてこちらも好きでした。
巴衛の声優さん
この作品がきっかけで、巴衛役の立花慎之介さんを知りました。まず巴衛って男性（狐）なのに美しさが際立つキャラクターなんですよね。それに立花慎之介さんの美声がつくと破壊力がすごくて。当時は男性声優＝イケボくらいのイメージでしたが、こんな妖艶で美しい声が存在するのか…と軽く衝撃を受けました。
（神はじで巴衛にハマった女子も多いはず笑）
②会長はメイド様！
藤原ヒロさんの「会長はメイド様！」。
主人公は生徒会長の”鮎沢美咲”と、メイド喫茶で働く”ミサちゃん”の両方の顔があります。学校ではメイド喫茶のバイトを隠していましたが、同じ学校の生徒である碓氷拓海にメイド姿を目撃されるところから1話が始まります。
話が面白いのはもちろんのこと主題歌もかなり好きでした。イントロを聴くと、「あ〜はじまる〜！！」という当時のワクワク感を思い出します。
水野佐彩『My Secret』
オープニングが「どうか〜♪Please can you keep my secret〜」という歌詞から始まるように、学校では秘密にしておきたい美咲の気持ちが表れています。オープニングの最後に、学校の制服とメイド服が部屋にかけられているシーンが印象的でした。
ちなみにエンディングはheidiさんが担当されています。∞ループという曲ではエンディングにアニメ以降の話（漫画のエピソード）が描かれていました。
漫画でもそうですが、このエンディングの美咲は本当に可愛いです…！
キャラクターについて
鮎沢美咲は生徒会長なだけあって真面目で正義感が強いキャラクターです。また外見は黒髪ストレートに身長165cmのクールな美人系でした（※でも学校では女子扱いされない）。主人公が男勝りな性格なのでメイド喫茶がテーマでも萌えすぎない、カッコいいヒロインなのも良かったです。
ただ少女漫画っぽいシーンはめちゃくちゃありました。碓氷拓海はチート級のイケメンキャラで、勉強もスポーツもなんでもできるイケメンです。普段は無関心ですが唯一興味を持ったのが生徒会長の鮎沢美咲でした。
碓氷拓海の良さは何考えてるか分からないところでもあって、真面目な美咲との掛け合いが面白いんですよね。たまに二人の距離が近くなるシーンでは、見てるこっちがドキドキするくらい萌えました。
二人ともハイスペックでまさに最強カップルでした。
今でも推せる…
③となりの怪物くん
ろびこさんの『となりの怪物くん』。
これめちゃくちゃ面白かった記憶があります。
まず真面目女子と問題児の組み合わせが面白くて。二人のちょっとズレたところがおかしくて恋愛が始まるの？と思ってましたが、ちゃんとラブコメでした。
あと主役二人以外もかなり個性が強いです。
夏目さんは可愛いのに面白いし、ヤマケンは独特だし、ニワトリの名前は名古屋だし…ツッコミどころが多すぎる！ササヤンが常識人っぽいので余計におかしい。
恋愛だけでなく友情も描かれているのが良かったです。
雫は他人に興味がない性格でしたが、ハルに懐かれたのをきっかけに夏目さんと仲良くなったりと交友関係が広がっていきました。
戸松遥『Q＆Aリサイタル』
オープニング主題歌「Q＆Aリサイタル」は水谷雫役の戸松遥さんが歌っています。
元気いっぱいな曲で大好きでした。当初は雫の声優さんが歌っているとは知らず、後から「あのクールな雫がこんな明るい曲を歌うの?!」と驚きました。
役柄とのギャップも魅力の一つでした。
④フルーツバスケット
高屋奈月さんの「フルーツバスケット」。
フルーツバスケットは３シーズンにわたって放送されました。そのため主題歌は多くありますが、なかでも好きなのはMONKEY MAJIKさんの「Eden」です。
キャラクターの心情が表れている歌詞と穏やかなメロディ、美しいエンディングイラストの全てが好きでした。
MONKEY MAJIK『Eden』
この辺りの歌詞は特に好きです。
君のその笑顔で 僕は生きていける
愛することを 教えてくれた
だからいつも通りの その笑顔で見ていてね
君だけのために 生きられるように
フルバはカップルが多いので、”君”はどのキャラクターにも捉えられると思います。私が一番最初にイメージしたのは主人公の本田透でした。
本田透は優しくていつも笑顔を絶やさない女の子です。その優しさで色んな人を救ってきました。由希や紅葉といった十二支の草摩家や猫憑きの夾は特にそうです。
私はフルバの”優しさで人を救う”ところが好きでした。
透はヒロインですが、ある種ヒーローにも見えます。
ただ悪者をやっつけるのではなく、優しさで人を笑顔にしたり苦しみを取り除いたりする存在です。
Edenはその温かい優しさとフルーツバスケットの世界観を丁寧に表現された曲だと思います。全部の歌詞を聴いて読んでほしいので、ぜひフルで聞いてみてください。
⑤はいからさんが通る
大和和紀さんの「はいからさんが通る」。
劇場アニメとして前編が2017年、後編が2018年に公開されました。私が好きなのは主人公・花村紅緒役の早見沙織さんが歌う「夢の果てまで」という曲です。
早見沙織『夢の果てまで』
「夢の果てまで」は前編の主題歌でした。
作詞作曲を竹内まりやさんが手がけており、アニメの世界観に合わせてレトロな曲調になっています。印象的なイントロからも懐かしさを感じます。
※「はいからさんが通る」の原作は昭和（1975〜1977）に連載されていた大正時代が舞台の漫画です。
初めて早見沙織さんの歌声を聞いて驚きました。
声の透明感はそのままに歌も上手いなんて…！
歌詞には花村紅緒らしさが随所に表れています。「じゃじゃ馬娘」「冒険ならばいつもお手の物」といった歌詞に紅緒の自由奔放さが伝わります。
また「遥かな幸せつかまえにいくわ」「わたしの未来は自分で決めるわ」といった歌詞からは、大正時代でも新しい女性像のような紅緒の一面が表れていました。
⑥かげきしょうじょ‼︎
斉木久美子さんの「かげきしょうじょ‼︎」。
2021年の夏にアニメ化されました。かげきしょうじょ‼︎に関しては別記事で詳しく書いているので良かったら読んでみてください。
これはオープニング・エンディングともに最高でした。
Saji『星のオーケストラ』
エンディングはまさかの４パターンありました。
さらさ＆愛「星の旅人」
紗和＆彩子「シナヤカナミライ」
薫「薔薇と私」
沢田姉妹「薔薇と私」
全て好きですが、薫の「薔薇と私」で号泣しました。
「薔薇と私」は薫の過去編で流れた曲です。
まず薫役の大地葉さんが本当に歌がお上手で。もう完全に歌劇の歌い方なんですよね。圧倒的な歌唱力に衝撃を受けました。
薫の紅華受験にかけた思いを知ると、より胸が熱くなりました。努力して上り詰めた先が「薔薇と私」で歌う未来の薫に見えたからです。過去編では髪も長く恋愛もしていて女の子だった薫が、エンディングでは短髪になり男役として輝いていました。
また他の方も言っていましたが、青い薔薇は花言葉で「夢が叶う」を意味しています。（元々は不可能を意味していましたが、青い薔薇が長年の研究のもと誕生したことで花言葉の意味も変わりました。）
それも想って「薔薇と私」を聴くと余計に涙が止まらなくなりました。
♢
以上が好きな少女漫画アニメと主題歌でした。
♢おまけ
少女漫画原作のアニメって少ない
やっぱり少年漫画と比べると少ないですよね。少年漫画はファンタジーやバトル系が多いのに対して、日常を舞台にした少女漫画はアニメより実写化されやすいです。
今回挙げた作品も「花とゆめ（白泉社）」系が多いのは、少女漫画の中でもファンタジー要素が強いからでしょうか？
ここには入れませんでしたが「赤髪の白雪姫」「暁のヨナ」も好きです。特に暁のヨナはアニメの続編やってもおかしくないくらい人気があるし、もっと少女漫画原作のアニメが増えてほしいなと思います。
日常系の漫画もできれば実写だけでなくアニメもやってほしいです。いくら恋愛モノでも漫画のイケメンや美女はある意味ファンタジーレベルだと思っているので…
（実写化作品も好きですが、アニメ作品も増えたらいいな〜という気持ちです。）
今イチオシの少女漫画
今イチオシなのは「薔薇王の葬列」です。
もうなんというか…とにかく刺さるんです。
こちらは2021年1月のアニメ化が決まっているので、さらに話題になるのではないかと思います…！
「薔薇王の葬列」はウィリアム・シェイクスピアの史劇『ヘンリー六世』と『リチャード三世』を原案にしたダークファンタジーです。
まず漫画の絵がとても綺麗で、白黒なのに魅入ってしまうシーンが多々あります。アニメでどんな風に表現されるのか楽しみです。
そして今調べてて気づいたんですが、連続2クール放送されるんですね！すごく嬉しい…涙
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