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【宿題しなかったらProgate!】宿題をしてこない生徒にバツとしてProgateをやらせたらどうなったか?

こんにちは!マッチングアプリのコンサルをしております、現役慶大生のもちこ(@mochiko_077)です。
先週からnoteを書き始め、ちらほら反応を頂き、とても嬉しいです!
そんな私が今日書くのはまさかの教育的な話です(笑)
マッチングアプリに関することじゃなくて少し申し訳ないんですけど、表題の話、個人的にずっと書きたかったことなので、お話しさせてください!

みなさんは、子どもの頃に、約束をやぶったり、何か悪いことをした時、親御さんや先生からどんなバツを与えられましたか?
また、パパさんママさんは、お子さんが上記のようなことをした時、どういった対応をしていますか?

私がある受験生の家庭教師をしていた時、その子が宿題をあまりにやってこなかったので、バツとしてProgateというオンラインのプログラミング学習サービスをするように指示しました。

正直、これめっちゃ良かったです。

その時のことについて今日は書きたいと思います。
以下が本記事の流れです。

■よくある意味のないバツ
■私が提案したバツ
■その効果は?
■まとめ

■よくある意味のないバツ

振り返ると、私の小学校や中学校時代に、親や先生から与えられていたバツは、全く教育的に意味がなく、ただただ苦行を課すというものだったと思います。以下がその一例です。

・廊下に1時間立つ
・廊下の雑巾がけ100往復
・草むしり2キロ分
・日本国憲法を写して提出
・英単語をB5の用紙に裏表に書きまくって提出

などなどでした。
正直、これ意味なくないですか?
きっと苦行を与えて、反省させて、もう二度と同じことをさせないようにしよう、というのが大人の考えていたことなんでしょう。
たしかにこの考え方は大事で、子どもに自分の犯した過ちと向き合わせ、反省させることにはとても意味があると思います。
しかし、
「せっかく何か課題を与えられる機会なんだから、そこにもっと教育的に意味があってもいいのではないか?」
私はそういう持論を持っていて、改善の余地ありありだと思っていました。
そして、自分がもし親や先生の立場に立った時、必ず何か工夫を施したいなと考えていました。

■私が提案したバツ

そういうことを考えていた時、たままたバツを与える機会を得ました。
バイト先の主婦の娘さんの家庭教師をするようになって、その子の受験指導をすることになりました。
彼女はMARCH志望で、文学系の学科に進みたいと思っていました。そんな彼女の成績を見てわかったことは、世界史が全くできないということでした。
もともと学校の成績も良く、数学や物理などの理数科目も得意なようでしたが、世界史だけ圧倒的にできていませんでした。
何故文系に進もうと思うの?そう聞いてみると、

「みんな文系だから」

これが受験生のリアルだなと痛感しました(笑)
彼女の進路にどうこう口出しすることは求められてなかったので、とにかく世界史を鍛えるために宿題を与え、毎週テストを行うことにしました。

「毎週テストする」、そう言っているにも関わらず、彼女は全く宿題をしておらず、テストもボロボロ、偏差値が全く上がらないという状態が続きました。
「自分が彼女のモチベをコントロールできないのが悪いのかな、、」
と結構悩んだ時もありました。

ある日、そんな彼女に、私からこんなバツを提案しました。

「宿題をしてこなかったら、Progateでレベル5上げるまで他のことしたらダメ!」

こういうやり方はよくないと思っていましたが、敢えてこういった手に出ました。
「勉強しなかったら携帯没収」
こういうのじゃ、なんか面白くない。そう思って、Progateをさせるという、JKには少々めんどくさいバツを課すことにしました。

また、

・プログラミングを勉強するということは、良い意味でも悪い意味でも彼女のためになるんじゃないかなと思ったこと
・物理が得意で、少しはパソコンに興味持てるんじゃないかなと考えたこと
・バツを与えるなら、少しでも教育的に意味のあることをさせたい
・バツはバツでも、Progateはゲーム感覚でできるので、楽しんでやってくれるのではないか

こういった理由・思いがあって、Progateを選び、始めてみました。

■その効果は?

まず、世界史の成績が上がりました
最初、理由がわからないままひたすら勉強していて、ぐんぐん成績を上げていきました。「どれだけProgate嫌なんだよ、、」と、少し呆れていましたが、これには深いワケがありました。
この理由については、後ほど説明します。

そして、見事、第一志望の大学に合格しました。
しっかりと勉強したことが功を奏し、塾無しで、僕の独自のやり方だったにも関わらず、見事結果を出すことができました。
親御さん(バイト先の主婦さん)も非常に喜んでいて、講師冥利に尽きました。



そんな中で、一つ、特異な光景を目にしました。
それは、、、


Progateのレベルが150


「え、、これはどういうことだ、、?」
彼女のマイページを見た時、めちゃくちゃ驚いたのを今でも覚えています。

彼女の考えていたことはこうでした。

勉強の合間にやっていたProgateにはまり、もっと勉強したいと思う

大学に行けば、もっと勉強できるし、仲間も作れる

受験勉強をする

世界史の成績が上がる

急に世界史を勉強した理由はこれでした。
実はProgateが嫌で世界史を勉強したのではなく、プログラミングにはまり、もっともっと勉強したい、そういった意欲があって彼女は受験勉強をしていたのでした。

■まとめ

彼女は今、大学で出会った仲間とともにサービス開発をしていて、エンジニアとしての腕をめきめき磨いているようです。プログラミングに没頭しているみたいです。

このケースだと、あくまで結果論としてうまくいったにすぎなくて、本来の意図とは違う形で、彼女は真剣に受験勉強をすることになりました(合格後、「毎週勉強してこなかったことについてごめんなさい」と言ってくれたので、反省をしてくれあたという意味では結果オーライということにしますが笑)。
でも、もしかしたら、Progateそんなきつくないし、勉強しなくていいやーってなってた可能性もあります。そのリスクももちろん考慮しなければなりません。

何はともあれ、私が本記事で一番伝えたいことは、
「もしバツを与えるなら、せっかくの機会なんだから、つまらない課題を課すのではなく、子どもの可能性をもっと拡げられることをさせましょう」
ということです。

僕は、たまたまProgateというサービスを用いてプログラミングに触れるように指示しましたが、これは正直何でもいいと思います。デザインやらせてもいいし、簡単なところで言えば、九九を覚えるとかでもいいと思います。

世の中に、意味のわからない苦行のようなバツがなくなり、バツを与えることを絶好の機会と捉え、子どもの可能性を拡げることができるようなバツが増えればいいなと思います。

P.S.
Progateは、プログラミングのオンライン学習サービスとして、最高のコンテンツを提供し、一人のユーザーとして楽しく使わせてもらっています。
彼女の指導の時も本当にお世話になりました。いつもありがとうございます!

本記事を読んで頂きまして、ありがとうございます。 今回はいかがだったでしょうか?皆さんに有益な情報をお届けできたでしょうか? 今後とも、面白くてためになるコンテンツをお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。