劇場版コナンのあのセリフ   ー「天国へのカウントダウン」テレビ放送にあたりー


9月15日は久々の「天国へのカウントダウン」テレビ放送ですが、天カウといえば思い出すのが「コナン」劇場版唯一かもしれないお蔵入りシーンがあったこと。
 
劇場版はどれが一番か議論されますが、私個人は26作もあるので好きなのを選べって思っています。ただそれとは別、ストーリーやキャラクターの出し方ではない、設定などが初期の作品は少々荒かったのではないかと。
「天国へのカウントダウン」では、劇場公開時ツインタワーの火事のシーンで蘭がコナンに「煙は下の方にいくから気をつけてね」というようなセリフがありました。煙は上に行くので、言うまでもなくこれは間違い。この言葉を真に受けてしまうと大変なことになるので、カットされたのだと思います。
他にも昔は倫理的に引っ掛かりそうなものがあったりしましたね。
また、原作との矛盾もありました。印象深いのは「世紀末の魔術師」の園子と平次。対面のシーンで、蘭に「彼が服部平次君?」と聞いていますが、原作では平次に蘭と会うよう促したのは園子。ありえないわけです。
「時計じかけの摩天楼」では、コナンが入院した病院で阿笠博士と目暮警部が初対面となっていましたが、アニメなどでもそれより前に会う描写があったはず。

いずれも、見たらすぐに気づくもの。
今は整合性が重視されますが、当時は環境が整っていなかったのかなと思います。また、携わってくださっているスタッフの数も変わっているのでその辺りもあるのかと。
昔のはダメというわけではありませんが、こういうこともあったと頭に入れて見ると長い劇場版シリーズの見方が変わってくるかもしれません。

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