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ピアノの発表会(2024年)

嵐のような年度末の繁忙期に、ピアノの発表会に参加してきました。
忙しいとはわかっていても、どうしても最低年1回は舞台に出たい!という気持ちがあるからです。
本当なら年に複数回出て自信をつけたい!
それでは、項目に分けてまとめましたので、ゆっくりお読みください。


練習頻度・準備など


本業が会社員の為、練習時間の確保が大変です。
平日はリモートワークの日に少し練習し、週末にまとめて練習しました。
特に大変なところは自己管理と練習時間の確保。
ここ最近はYouTubeなど誘惑のあるもので時間を溶かしやすいのが反省点です。時間管理が難しくなってきました。
(よく見るチャンネルはシンプルな暮らしや節約系が中心です。逆に購入品紹介や豪華な感じのチャンネルは物欲が増えるので見ません。)

本番の楽譜は紙を使用しました。昨年iPad Air4で本番出ましたが見にくかったので紙に戻しました。

本番数日前にやったこと


YouTubeで「発表会前など本番前に見る動画」系を見ました。
昨年、下記の動画を見るようになってから、本番で手足が震えることが減りました。
ピアノ以外の楽器を演奏するにも良いかと思います。
個人的におすすめです。
※効果は個人差があるかもしれません。


特に個人的に衝撃を受けた言葉はこちら(上記動画3分を少し過ぎたあたりです)

みんながやりたいのは、音当てゲームなん?

この言葉がきっかけで、ミスしても音楽的に弾ければいいんだ!と知ることができました。「音楽的に弾く」ことは、先生が過去にレッスンの話題にしていたことを思い出しました。

当日開始前


会場に到着したら、本番で使うグランドピアノで試し弾きをしました。
いつも通りに弾いたら、「もっとゆっくりでいいのよ♪」と先生に言われ、あー緊張してるんだなと思いました。
隣の防音部屋にもアップライトピアノがあり、最終確認をしました。
もしかしたらここで体力を使ったかもしれません。今後、本番直前の練習はほどほどにしたほうがよさそうです。

本番


J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第11番


どうしても前奏曲とフーガをセットで弾けるようになりたいという気持ちが強く、なんとか形にした曲です。
若干弾きにくさはありましたが、なんとかフーガまで弾ききりました。
前奏曲は、トリルの力加減に苦労しました。
練習中から子供の頃の悪い癖がわかり、癖を取るまでが難しかったことを思い出しました。
フーガは、これが人生初フーガです。
3声の曲なので、声部を分けて練習するのが楽しかったことを思い出しました。

ドビュッシー:月の光

前半がとても難しかったので、どうしても前半〜中盤に練習が集中しがちだったと反省。その影響で63小節以降で音が抜けてしまいました。ついでに楽譜を追えていなかった。
楽譜を見て、鍵盤を見ないで弾くのは難しい。
一番最後の弱音のところで指が震えて音が鳴ってしまい、変な感じになりました。
正直笑われないか恐怖でした。
最後はメンタルと体力が消耗した状態で演奏を終えました。

感想・反省点・今後のこと

疲労困憊で終わりました。
たぶん疲れやすいのは演奏だけでなく、初めから終わりまで自分のことは自分でしなければなりませんでした。
精神的なサポートしてくれる人なんていません。
自分の演奏動画を撮ってくれる家族などいませんから全部自分でやるしかありません。
仕方ないと思います。子供の頃から自分の「好き」を馬鹿にしたり嘲笑いしてくる人ばかりが周りに多く、自分の身を守る為に切り捨てまくって誰もいなくなったからです。

とにかく、発表会ってイレギュラー祭りだから、とてもイライラしやすく大変です。
着替えとか、荷物の管理とか、集まる人数が多いから楽屋などの居場所とか、空気が読めない上にHSP傾向がある私にとってはもう「非常事態」な感じになって落ち着きません。本番前後は「戦い」です。
見える物見えないものまとめて敵多すぎ。
今後舞台に出る時にどうにかしたいです。

出演者同士の交流はなく、関わり方がわからず蚊帳の外でした。ほんと空気扱いがしんどかった。
これは仕方ないことだと思う。
社会人で参加したのは私だけで、出演者の中で私以外は全員平成生まれで学生&未成年だったから肩身が狭かったです。かなり浮いていました。
趣味の大人のピアノ弾きのみなさまは、みんな肩身狭い経験をしているんですかね?
たぶんこんなにしんどい思いをしているのは私だけだと思います。

趣味で音楽をやる人は高学歴高収入で、地頭が良くてコミュ力高めな人ばかりだから、私のように年相応の知識がなく、コミュ力なくて空気が読めないタイプは除け者にされやすいんですよね。こればかりは仕方ないと思っています。
いつか自分の存在が理解されて、肩身が狭い思いや疎外感を感じない発表会やステージに出られることを願っています。
見た目が普通だからたぶん大丈夫だろうという判断はやめてほしいです。
「誰も取り残さないステージ」があるといいなと思います。

演奏は完璧とは言えませんでしたが、自分の音楽生活に一区切りついた演奏だと思います。
先生からは「とても良かったですよ!」と言われて嬉しかったです。
今後は技や派手さを魅せつける演奏ではなく、力が弱くても音楽的に演奏することを意識して楽器演奏を楽しみたいと思います。