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やりたい曲をやらせてもらえる幸せ

現在、ピアノの発表会の曲を集中して練習しています。
今回選んだ曲について、先生からの文句などは一切なく、「いいよー!」や「OK!」で決定しました。

今回は下記の2曲を選びました。

  • J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第11番 ヘ長調 前奏曲&フーガ

  • ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 月の光

特にバッハの曲を発表会で弾くことについては、自分の希望・夢でもあります。
理由は、子供の頃にバッハを弾くことが許されなかった為です。

小学生低学年くらいで、テレビかどっかで知った、バッハ(現在はぺツォールト)のメヌエット ト長調が弾きたいと当時のピアノの先生に伝えたところ、
「そんなつまらないものやらなくていいわよ!」と、ブチ切れられて、やらせてもらえませんでした。
基礎でやる曲なのに、なんでダメなんだと今でも納得できません。

交代になった3人目くらいの先生でやっとメヌエットをやらせてもらえましたが、今みたいにそんな具体的に教えてくれませんでした。
それが原因で後々、イタリア協奏曲習得で長期間苦労することになってしまいました。

2声とか3声とか、子供の頃にまともにやってなかったので、大人になってかなり苦労しました。気付いたのが20代半ばくらいだったのでなんとかやり直しができましたが、もうこんな大変な思いはしたくないです。

独学で再開した頃に、フランス組曲をいくつか自力でやってみたり、レッスンで身についてからはパルティータ第2番 ロンドを某ステップで弾いたりしました。
特にパルティータ第2番ロンドを直感で選んだこと話したところ、先生は笑っていました。たぶんそんな珍発言を先生は想定していなかったのかもしれません。
受け入れていただき大変感謝しています。

時間がかかりましたが、ある程度3声の曲が弾けるようになりました。
コロナ禍のステイホーム期間に平均律が弾きたくてうずうずしてきたので、平均律クラヴィーア曲集に入りました。
第1巻全曲聴いてみて、なんとなくいけそうだと思って選んだのが今回の第1巻11番でした。これも直感で選んでいますね。あちゃー。

声部に分けて練習するところが、一番気が遠くなりそうですが、片手ずつ確認しながら楽しんで練習できて本当に幸せです。
手が小さくなければ、もっと楽しく弾けたかもしれません。これは仕方のないことなので諦めます。

やりたい曲を否定されないこと、認めてもらえることが本当に幸せだと感じています。
上手い下手関係なく好きなことはとことん突き詰めるぞー!!!