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【PJCS2022予選完走】スーパードローレジギガス【全文無料】

はじめに

PJCSお疲れ様でした。

今大会ではレジギガスを使用し、最終戦績7-3で予選ラウンドを完走する事が出来ました。
記念に備忘録としてデッキの構築経緯や各カードの採用・不採用理由、各マッチアップの戦い方等を書き残しておきます。

また、今後の環境次第では2023シーズンでも活躍を見込めるデッキタイプであると考えている為、今からでもレジギガス使ってみたいという方は是非ご一読下さい。

本当はこの記事で小銭稼ぎをしようと思っていたのですが、レジギガスが優勝しリストが公開されてしまったので、投げ銭形式で公開します。

環境考察・実際の分布

https://tiermaker.com/

デッキパワーではなく分布でランク付けしています。
同Tier内はothersを除いて左側の方が多い印象です。

基本的にはよくある環境予想を行いましたが、デッキの調整を全てPTCGOで行っていた為、海外で流行っているレジギガスとディアルガの評価が1Tier高いです。

実際の分布は下記のようになっていました。(公式配信より)

DAY1 マスター 1600人
オリジンパルキアVSTAR 30%
ミュウVMAX 20%
ヒスイゾロアーク 10%
ジュラルドンVMAX 5%
アルセウスVSTAR裏工作 4%
ハピナスVミルタンク 4%

DAY2 マスター Best64
オリジンパルキアVSTAR 45%
ミュウVMAX 20%
ハピナスVミルタンク 8%
ジュラルドンVMAX 6%
レジギガス 6%
ヒスイゾロアークVSTAR 3%
オリジンディアルガVSTAR 3%

デッキ選択経緯

上のTier表で挙げたTier2以下のデッキは、パルキアVSTARとミュウVMAXそれぞれどちらかに有利に戦えても、もう片方には安定して勝てない印象でした。

対してレジギガスというテーマはパルキアVSTARとミュウVMAXを一撃で倒す事が出来、サイドの進行も遅い為、順当に回れば基本的に有利であると考えています。

代わりにTier2以下のデッキ、主にジュラルドンVMAXやノコッチ入りのアルセウスVSTARに対しては、デッキのシステム上非常に厳しいマッチングを強いられる事になります。

ですが以下のグラフに示したダークファンタズマ環境におけるシティリーグのデッキ分布を見直した際、ある事に気が付きました。

Tier2に位置するジュラルドンVMAXとアルセウスVSTARの分布は合計しても12.2%しかおらず、これはJCSの10回戦においてどちらか1回程度しかマッチングしない事と同義になります。

以上の事から、今回の構築ではパルキアVSTARとミュウVMAXに対して安定して勝てるようにデッキを構築し、逆にジュラルドンVMAXとアルセウスVSTARの対策カードは一切採用せず、マッチングしない事で対策することにしました。

またパルキアVSTARやミュウVMAXを握る選択肢もありましたが、ミラーマッチにあまり自信が無かった事や、先手後手における有利関係が大きい事もあり、強豪プレイヤーがチーム単位で練り上げてきたリストとプランニングに太刀打ち出来ないと考え、使用を断念しました。

当日使用したデッキリスト

当日使用したリストです。

サポート以外でもドローに繋がるカードを大量に採用しました。

これらのカードを採用する事で、序盤から中盤は安定して盤面を形成する事が出来、ツツジからの復帰にも強くなり、毎ターン安定して技を宣言できるように構築しました。

レジギガスデッキと銘打ってはいますが、実際はレジエレキがメインで技を使っていく構築になっています。

採用カード解説

ポケモン

■レジギガス 2枚
最強の特性と技を併せ持つポケモンです。

VMAXに対してベルト込みで330点出せるのは非常に強力ですが、現環境においてVMAXをメインに戦うデッキはミュウVMAXとジュラルドンVMAXしかおらず、内ジュラルドンVMAXは構築単位で切っているので、実は技を宣言する機会はそんなに多くないです。

対戦開始した際バトル場にいて一番弱いポケモンでもあるので、現環境で2枚から増やす意味はあまりないです。
バドレックスや一撃連撃が強い環境であれば、3枚採用も視野に入ると思います。

■レジエレキ 3枚
このポケモンをメインに戦っていくので3枚採用です。

パルキアVSTARをベルト込みで一撃で倒せるのは勿論ですが、ベンチのポケモン2体に40点ずつダメージを与える事が出来るので、ノコッチやメッソンにプレッシャーをかけたり、打点補助としても非常に優秀です。

逃げるエネルギーが2なので、ツインエネルギーや展開の途中で付いたキャプチャーエネルギーやスピード雷エネルギーを2枚使えば、回収ネット無しで逃げる事ができます。

■レジドラゴ 2枚
優秀な置きドロソ兼安定して中打点が出るポケモンです。

特性を使うタイミングは主に、初手にサポートやドローに繋がるカードが無い場合や、相手のツツジから復帰する場面が多いです。

無条件で160点出るのは優秀ですが、このポケモンが技を使うということはベンチにレジドラゴが置けない状態になり、手札に干渉された際の保険が効かないということなので、極力ベンチに待機させておきたいです。
(厳密には置けるがボスの司令で他のポケモンが倒されるとレジドラゴが盤面に2体残ってしまう)

■レジロック 2枚
素点が140と高く、ヒスイゾロアークVSTAR、アルセウスVSTAR、ハピナスVを一撃で倒す事が出来るので優秀です。

ホウエンレジが共通してもっている技レジゲートは、このデッキシステムにおいて非常に理にかなっている技です。

手札のリソースを切らずに盤面にレジを揃える事が出来、キャプチャーエネルギーと一緒に使えると凄くお得です。
どれだけ手札事故が起きていてもエネルギーさえ引ければレジドラゴから復帰できるので、序盤に種切れで負けることが無いです。

■レジアイス 2枚
技「ブリザードバインド」は追加効果で相手のポケモンVの技宣言を止める事ができるので、拘りベルトが欲しいタイミングで引けなかった際に一度レジアイスを挟む事で、ターンを貰ったり打点を調整することが出来ます。

相当厳しいですがジュラルドン対面でLOに持ち込める可能性もあります。

■レジスチル 2枚
裏工作インテレオンやミュウVを倒す事ができます。

ツツジを積極的に使用してくるパルキアVSTARやアルセウスVSTAR戦において、相手のバトル場の裏工作インテレオンを倒す際、レジドラゴではなくレジスチルで攻撃すると、ベンチにレジドラゴを温存できツツジからの復帰が太くなるので覚えておきましょう。

またごく稀に後攻1ターン目からミュウVを倒せる可能性があるので、頭の隅に入れておくと役に立つと思います。

グッズ

■ハイパーボール・クイックボール 4枚
レジにまともにアクセスできるグッズが他に無いので最大枚数投入しています。

エネルギーをトラッシュすることがアドバンテージになるデッキなので、手札の有限リソースを渋々切るような場面はあまりないです。

基本的にサイドに埋まって1枚しか山札に残っていないポケモンを最優先して持ってきます。

嵐の山脈に対応している2体は後回しになりがちですが、手札が事故気味で回収ネットを持っているならレジドラゴ、手札に余裕がありスピード雷エネルギーを持っているならレジエレキを持ってきたりします。

■ヒスイのヘビーボール 1枚
2枚だと過剰に感じたので1枚です。

そもそも今回の構築ではレジエレキを3枚採用しメインアタッカーに据えている為、最初にバトル場のレジエレキが気絶しても他の2枚がサイドに落ちていない限り、レジギガスの特性が止まる事はありません。

発展的な話にはなりますが、ヒスイのヘビーボール+クイックボール+キャプチャーエネルギーのような手札をしている場合、先にキャプチャーエネルギーから貼って山札を確認した後、サイドにポケモンが埋まっていない場合はヒスイのヘビーボールをクイックボールのコストに出来ます。

■トレッキングシューズ 4枚
デッキの潤滑油です。

1枚目のドローでエネルギーを落とすことが出来たら強いですが、不要な場面で回収ネットや普通の釣り竿が捲れてしまうとリソースが減ります。

特に欲しいカードが無い場合はボールのコストにしたり、ツツジの受けを広くする為にあえてキープする等、状況次第で使用するか見極める必要があります。

■回収ネット 4枚
バトル場のポケモンを逃がす以外にも様々な用途があります。

アクアバレットを耐えたポケモンを回収してサイドレースを有利に進める。
特性を使ったレジギガスを回収し、もう一度ベンチに出すことで特性を2度使う。
セイボリー及び崩れたスタジアム+やまびこホーンから復帰する。
手札が悪い時にドラゴを2面置いて保険を作る事ができる。
普通の釣り竿を使い切って特定のレジが既に1枚トラッシュされている状態で、場から手札に回収しておくことで相手のボスの司令をケアする。

等が挙げられます。

■普通の釣り竿 3枚
レジエレキ3枚の構築なので普通の釣り竿はこの枚数です。

使うタイミングさえ間違えなければ基本的に足りますが、竜の秘宝や博士の研究との相性があまりよくないので、初手に複数枚引くと結構渋いです。

4枚にすることで動きに余裕を持つことができますが、ただでさえ止まりやすいデッキなので、その枠を捻出できるのであればサポートを1枚でも増やしてデッキ全体の安定感を高めた方がいいと思います。

今後レジギガスが流行ってセイボリーや崩れたスタジアムの採用が増えるようであれば、枚数を見直してもいいと思います。

■こだわりベルト 3枚
パルキアVSTARとミュウVMAXに対して絶対2回以上使うので3枚採用です。

裏工作軸のデッキと異なり特定のタイミングで持ってくることが出来ず、欲しい時に引けないと負けに直結するので、4枚目の採用も検討してもいいかもしれません。

サポート

■博士の研究 4枚
最強のドローサポートです。
このカードを4枚以上積めるなら他のサポートはいらないと思います。

■マリィ 2枚
この枠はシバで良かったと思います。
今回のデッキコンセプトが相手のバトル場のポケモンを全力で殴ることなので、山札を引ける枚数が多いサポートを選択した方が合理的です。

相手の手札を流しても裏工作やフュージョンシステムから簡単に立て直されてしまうので単体で使用してもあまり強くないです。

雪道を採用したり、ブリザードバインドを積極的に使用する構築なら採用する価値があると思います。

■ヒガナの決意 2枚
パルキアVSTARとミュウVMAXがベンチを最大展開してくれるので、序盤以外は6枚引けることが多いです。

エネルギーをトラッシュしながら山札を縦に引けるので一見相性が良いように思えますが、キャプチャーエネルギーやスピード雷エネルギーはデッキのエンジンでもある為、あまり積極的に切りたいカードではありません。

自分の手札が多い時に強く、少ない時に弱く働くカードです。

スタジアム

■嵐の山脈 3枚
コスト0でレジエレキとレジドラゴにアクセスでき、シンオウ神殿や崩れたスタジアムを割る役割も担っています。

パルキアVSTAR戦において、シンオウ神殿+ツツジをこのカード単体で返せるのが非常に優秀です。

展開の途中で最低1回は使い、博士やボールのコストとして巻き込んでしまうことも考慮すると3枚採用はギリギリのラインです。

エネルギー

■オーロラエネルギー 4枚
減らす理由が無いので4枚です。
このエネルギーのおかげで全てのレジが技を使えるようになります。

手札を1枚トラッシュする効果は一見デメリットのように見えて、技を宣言するための要求エネルギーを満たす為に活用できるので、状況次第では有効に扱う事ができます。

■スピード雷エネルギー 4枚
このデッキにおける核です。

レジエレキにアクセスできるカードが現物合わせて14枚、キャプチャーエネルギー込みで17枚あるので、基本的に有効に使えます。

場合によってはレジエレキに付けるのではなく、レジゲートを使う為に無色エネルギーとして扱うこともあります。

■キャプチャーエネルギー 3枚
コスト0で全てのポケモンにアクセスできる優秀なエネルギーです。

枠があれば4枚に増やしてもいいですが、手貼り権をスピード雷エネルギーと食い合うので3枚にしています。

トラッシュに落ちているとただの無色エネルギー1つ分なので、技の要求値を満たす為にはあまり使えません。

ツインエネルギー 2枚
レジギガスの要求エネルギーを満たしたり、手貼りして逃げる時に使ったりします。

予めツインエネルギーと何かしらのエネルギーが合わせて3枚トラッシュに落ちていれば、いつでも手貼り1回でレジギガスを起動する事ができます。

基本的に任意のレジで技を使う為には回収ネットを使用する必要がありますが、レジエレキに手貼りすれば逃げるエネルギーを満たせますし、レジドラゴに予め貼っておけば、ツツジの返しに何かしらのエネルギーを引ければ竜の秘宝を使いつつ逃げる事ができます。

採用検討カード解説

机上の空論で採用を見送った訳では無く、調整段階から全て使用し採用を見送ったカードなので、具体的な不採用理由にも触れながら紹介します。

また、今回使った前のめりな構築に不採用であっただけで、他の構築では強く扱えるカードであることをお含みおきください。

■レジエレキ S10D
上技の「でんじソナー」が優秀で、普通の釣り竿や回収ネットをサルベージしてリソース切れをケアする事が出来ます。
ボスの指令と一緒に採用すれば動きに幅が持てるようになります。

構築単位で辛い対ガラルマタドガスへの受け流し性能が非常に高く、バッドポイズンを3回耐えるので回収ネットでダメージを無効化しながらドローを進める事が出来ます。

しかしこのレジエレキを置くとテラスパークのレジエレキを置けなくなってしまう点や、相手の場にマナフィがいると下技が完全に腐ってしまう点が非常に弱く、現環境だと採用するメリットが薄いです。

■レジドラゴ S7R
技に必要なエネルギーが非常にシビアですが、無条件で240点、拘りベルト込みで270点出せるので、VSTARやタフネスマントが付いた種ポケモンVを一撃で倒せる可能性を秘めています。

ダークファンタズマ環境では明確に使いたい対面が少ないので不採用にしましたが、今後の環境次第ではこのポケモンを軸にデッキを組んでみても面白いかもしれません。

またこのポケモンを使おうとすると、竜の秘宝レジドラゴを場におけなくなってしまいツツジの返しが弱くなる等のデメリットもあります。

■バトルVIPパス
0か4のカードです。採用する場合ウッウロボも必要になると思います。

サポート以外にも山札を掘るカードが複数入っているので相性は悪くないですが、どうしても再現性に欠けます。

ボールを減らしてこれらのカードを増やすと、序盤に盤面だけ整ってトラッシュにエネルギーが落ちない状態が生まれやすいので、今回は採用を見送りました。

■すりかえカップ
博士の研究でリソースを切りたくないので採用を検討しました。
当時このカードに辿り着いた時は天啓が下りたと思いましたが、実際に使ってみると欲しいタイミングで引けず、腐ってしまう場面が多かったです。

マリィが複数回飛んでくるような環境であれば、デッキトップにサポートや普通の釣り竿を固定するプレイが出来て強かったと思います。

このカードを積むぐらいなら、そもそも普通の釣り竿の4枚目を採用したりサポートの枚数を増やした方がいいです。

■ばつぐんグラス
海外のレシピによく採用されていたので使ってみましたが、お守りパルキア以外に使い道を見出せなかったので不採用です。

現環境ではミュウVMAX及びその他の対面でも使える拘りベルトを3枚積んだ方が腐らず無駄が無いです。

■ふうせん

あると便利ですが無くてもどうにかなるカードです。

基本的にレジエレキに付ける事になりますが、今回の構築ではレジエレキで技を使っていく為相性が悪いです。

今後の環境次第で、レジギガスやレジドラゴを軸にデッキを組む場合は積極的に採用すべきだと思います。

■シロナの覇気
序盤に使うと弱いですが、中盤以降は毎ターンポケモンが気絶するので、手札が8枚になるように山札を引けます。

デッキの性質上手札を抱える事が多く、思っていたより引けるカードの枚数が少ないので不採用です。

欲しいカードは山札に残っている事が多く、縦に引けるヒガナの決意や、手札に抱えてしまったカードをリフレッシュできるシバの方が相性が良かったです。

■カイ
CL横浜やシティリーグの入賞者レシピにフウロが採用されていた事から、ついでにレジアイスを持ってこられるカイでもいいのではと思い採用を検討しました。

実際に使ってみると、基本的にレジアイスが欲しいのは初動だけで、中盤以降は劣化フウロにしかならなかったです。
スタジアムに触れられないという点は、シンオウ神殿や崩れたスタジアムが積まれている現環境では非常によろしくないです。

■ボスの司令
コンセプト上不採用です。
1枚だと欲しい時に引けないので、採用する場合2枚以上になると思います。

中盤から終盤にかけてサイドレースをひっくり返す為のカードですが、2~3ターン目以降に安定して攻撃し続ける事が出来れば、パルキアVSTARとミュウVMAXにサイドレースで負ける事はまずないです。

また、セイボリーやツツジが頻繁に飛んでくる現環境に置いて、サポートの権利をボスの司令に回している余裕が無く、この2枠を他のサポートやデッキを回す為のカードに差し替えた方が総合的に見て勝率を高められると考えています。

この選択はどちらが正解というより、デッキタイプの趣向の話になると思います。
自分の場合、連撃テンタクルや火の玉サーカスにもボスの司令は採用しないタイプの人間なので、今回も同じ選択をしたという節があります。

■頂への雪道
このカードもコンセプト上不採用となりました。

今大会の個人的な目標が予選完走、あわよくばDAY2に出場できたらいいなと思っていたので、これが仮に絶対優勝したいと思っていたなら、ジュラルドンに勝つためにこのカードを採用したと思います。

実際に優勝及びBEST16に残ったレジギガスは頂への雪道を3枚採用していたので、そういった目標の違いがデッキリストに表れていたと思います。

■パワフル無色エネルギー
レジギガスの打点をサポートするエネルギーです。
1枚だとギガントブレイクが320点出るようになりますが、熱血レッスン込みのミュウVMAXやジュラルドンVMAXには届きません。

採用するなら2枚以上からになりますが、そんなに都合よく引けるわけないですし、その枠を捻出できるほどデッキにスロットが無いです。

素直に拘りベルトを増やした方が他の対面にも強くなるので採用は見送りました。

各マッチアップの戦い方

VS パルキアVSTAR

バトル場しか倒さないのでサイドプランは2212か2122になりやすいです。

ベンチのパルキアV(VSTAR)に予めレジエレキの技テラスパークのベンチ狙撃40点を与えておけば、拘りベルトを使わずに後続のパルキアVSTARを倒せるようになります。
ですがある程度レジギガス対面に慣れているプレイヤーであれば早い段階でマナフィを出してくる為、パルキアVSTARを一撃で倒す為には毎回拘りベルトを要求されることになります。

レジギガスがインテレオン技アクアバレット+クイックシューターを耐えるので、削れたパルキアVSTARがバトル場で突っ張ってきた場合はレジギガスで倒して相手の攻撃を耐えた後に、回収ネットで回復すれば1ターン有利が作れます。

相手視点では此方のデッキにボスの司令が採用されていないことが分からないので、240点乗ったパルキアVSTARをわざわざエネルギーを切って逃がすようなプレイはほとんど行ってきません。
(レジエレキの技バチバチが無色1エネルギーで弱点込みで40点出る為)
その為この状況は頻出します。

自分のサイドが3枚以下になるとツツジが飛んできます。シンオウ神殿を合わせられると復帰がより難しくなりますが、予めレジドラゴにエネルギーを3つ分貼っておきベンチに待機させておくことで、復帰できる可能性が高くなります。

可能であれば嵐の山脈を2枚以上山に残しておきたいです。
トレッキングシューズやサポートも雑に使うのではなく、出来るだけ温存して戦えると終盤の息切れを回避できます。

VS ミュウVMAX

相手の練度や考え方によってサイドプランは様々ですが、バトル場しか倒さないのでそこまで複雑な戦いにならないです。

熱血レッスン適応化のゲノセクトVを一撃で倒せるポケモンがいない為、テラスパークのベンチ狙撃で予め20点乗せておき、バトル場に出てきたタイミングで拘りベルト+レジドラゴの技巨大な牙170点で倒しましょう。

基本的にセイボリーやツツジを使ってくる対面では無いので、パルキアVSTAR戦に比べて雑にリソースを吐いてでもミュウVMAXを一撃で倒す事を目指した方が勝ちやすいです。

殴り出しが早いので序盤にベンチが並ばないとそのままズルズル負けてしまいますが、手札に干渉してくるデッキタイプではないので、ある程度手札にボールを抱えて次の番のドローやスピード雷エネルギーの結果を見てから動き出しても大丈夫です。

中途半端にミュウVMAXを殴ってしまうとパワータブレット+サイコジャンプでバトル場のポケモンを倒されつつダメージを負ったミュウVMAXが山札に帰ってしまうので、不利な状況に陥りやすいので注意です。

VS ヒスイゾロアークVSTAR

レジロックの技ギガインパクが弱点込みで280点出せるので基本的には有利マッチです。
ノコッチやセイボリーが入っている構築だと多少プレイが難しくなります。

ノコッチに関してはレジエレキの技テラスパークのベンチ狙撃2回で倒します。
大口の沼適応化で手札からレジエレキを出してしまうと残りHPが100になり、ゲンガーの技ストリームサークルの圏内に入ってしまうので、予めベンチに出しておくか、キャプチャーエネルギーで出すのが理想です。

VS ジュラルドンVMAX

構築単位で切っているのでほぼほぼ無理なマッチです。

後攻1ターン目からバトル場のアルセウスVを倒して種切れで勝つか、ジュラルドンVMAXを全部サイドに埋めてもらうか、ひたすらレジアイスの技ブリザードバインドを宣言して山札切れを狙いましょう。

VS アルセウスVSTAR

このマッチもジュラルドン程では無いですが相当厳しいです。

ノコッチが回収ネットで回復されますし、仮に倒す事が出来ても普通の釣り竿が標準搭載されているのですぐに場に戻ってきます。

そもそもマナフィが入っているとベンチにダメージを蓄積できないので、適当に攻撃してチェレンの気配りを使われているだけで負けてしまいます。

VS ハピナスVミルタンク

ノコッチさえ倒す事が出来ればレジロックでハピナスVを倒せるようになるので、序盤からレジエレキで圧をかけていく必要があります。

ハピナスVの技の性質上序盤は打点が出ないので、レジエレキに拘りベルトを付けて2回の攻撃で倒せるようにしつつベンチのノコッチにダメージを蓄積させる動きが強いです。

相手がベンチを絞ってハピナスVを出してこない場合はレジアイスの技ブリザードバインドも効果的に使えます。

自分も回収ネットで小さいダメージは受け流せるので、相手のリソースを削りながらレジエレキとレジアイスで技を使い分け、ノコッチを倒したタイミングでレジロックで畳みかけましょう。

VS レジギガス

基本的に先に攻撃できた方が勝ちます。
普通の釣り竿を温存しつつ、レジギガスとレジドラゴで攻撃し続けましょう。

今後ミラーマッチが増えるならセイボリーやツツジを積むか、コオリッポを1枚だけ採用する等の対策を行っても面白いと思います。

当日のマッチング

パルキアVSTAR      後攻 6-2 〇
ミュウVMAX       後攻 6-5 〇
アルセウスVSTAR  先攻 4-6 ✕
ミュウVMAX       後攻 5-5 ✕
ミュウVMAX       先攻 6-0 〇
ミュウVMAX       後攻 6-2 〇
パルキアVSTAR     後攻 6-5 〇
ゾロアークVSTAR 後攻 6-3 〇
パルキアVSTAR     先攻 6-1 〇
パルキアVSTAR     後攻 5-6 ✕

デッキ選択経緯に記載した予測通り、10回戦の内でジュラルドンVMAXには1度もマッチングせず、アルセウスVSTARのみ1度だけマッチングしました。

正直このマッチングなら9-1以上を目指せたので、7-3という結果には悔いが残ります。

負けてしまった試合は3ターン目までに任意の技が使えず、最終的にあと1ターンあれば勝てた試合だったので、序盤にいかにしてエネルギーをトラッシュし盤面を作るかがこのデッキの課題になりました。

改善版デッキリスト

Out
ハイパーボール1枚
マリィ2枚
スピード雷エネルギー1枚

In
シバ2枚
エネくじ2枚

採用カードの欄で記載したマリィ2枚と、少し過剰に感じたハイパーボールとスピード雷エネルギーをそれぞれ1枚ずつ減らしました。

エネくじに関しては調整段階であまり試していなかったのですが、実際に使ってみると痒いところに手が届くカードで、デッキの改善点である序盤に任意のエネルギーに触れない問題を緩和してくれました。

また、キャプチャーエネルギーとスピード雷エネルギーにも触る事が出来るので展開が伸びやすくなりました。

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございました。

ご意見ご指摘、ご不明な点などありましたら、お気軽に当記事のコメント欄かTwitter(@Ricecake_Bread)のDMまでお寄せください。

本記事を通して少しでも多くの方にレジギガスの強みや魅力が伝われば嬉しいです。

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