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夢創作なぜなに〜「夢創作とSNS」〜

はじめに


本作は、C93に発行した「夢創作なぜなに」をアップデートしたいと思い、書いた記事になります。
こちらからダウンロードできます。↓
https://endofwinter.booth.pm/items/738242

「夢創作なぜなに」なんて大層な名前をつけたけども、個人の感想個人の意見の域を超えないものです。
 ですが、インターネットにお出しする以上、間違いを発信してしまうことの責任は伴うと考えています。長いスパンで改稿、そして再度アップデートという繰り返しをしていきたいと考えていますので、気長にお付き合いいただけますと幸いです。

 

ウォーミングアップ
 夢創作って、なに?


 
 夢創作ってなに?
 夢小説(名前/単語変換小説)、夢絵、夢漫画、夢MMDなど夢と冠する創作を非常に大きな括りでいうときに使っています
 
 夢主ってなに?
 夢創作と呼ばれる創作形態において、主人公となるものとして使っています
 

 

夢創作とSNS 今、夢ってどこで読めるの?



 みやこ 「はじめましての方ははじめまして。お久しぶりの方はお久しぶり。実に7年ぶりの改稿になります」
 くも吉 「こんにちは! この本はぼくとみやこちゃんの対話形式で進んでいく本になります。お付き合いいただけますと幸いです」
 くも吉 「みやこちゃんは実質十七歳だけど今年でアラサーになりました」
 くも吉 「みやこちゃん、誕生日おめでとう!」
 みやこ 「ありがとうくも吉くん。そしてそんな中年の夢好きに、今の十代はどこで夢をやってんだべ、と思う方いらっしゃるかもと思ってこのコーナーがあります」
 くも吉 「わーい!楽しみ!」
 みやこ「うんうん、それもまたユメカツだね。ではやっていきます。」

TikTokで夢創作


 みやこ 「現在はTikTokで夢をやっている十代が多いようです。ジャンルは東京卍リベンジャーズがダントツ人気、次点でヒロアカ、ハイキュー。」
 くも吉 「学生が主人公のジャンルが多いね」
 みやこ 「そうだね。TikTokのユーザーは十代、学生が多いのかも。試聴数は2021年12月21日現在でハッシュタグ「夢小説」が930万回以上再生。
 みやこ 「ハイキュー夢小説」タグは238万回以上再生。「東京リベンジャーズ夢小説」(原文ママ)タグは241万回以上再生。」
 くも吉 「すごい再生数だね!」
 みやこ 「そうね、これはSNSで夢創作を発表する際はどこも同じだけど、同じアプリ内でたくさんの夢創作を読めるっていう点があるかも」
 くも吉 「Twitterや、Instagramもそうかな」
 みやこ 「そうそう。後述するわね」
 くも吉 「前回の夢創作なぜなにでは、「作品名プラス」タグがTwitterで流行っているって聞いたけど、TikTokではどうなの?」
 みやこ 「それがね、一番再生されている「東リベプラス」でも4万回再生なの」
 くも吉 「へえー!そんなに違うんだ!」
 みやこ 「プラスタグ、みたいに夢創作特化タグを使用しなくても、夢小説タグをつければ夢創作ってわかってもらえるからかもね」
 くも吉 「じ、じゃあ、Twitterでは作品名を子音だけにして検索よけするよね。これはどうなってるのかな。」
 みやこ 「あることはある。けどやっぱり「作品名そのまま夢小説」の記述の方が再生数は多いね。ちなみに「tkrvプラス」タグの再生数は9万」
 くも吉 「そうなんだー一応、検索よけみたいな文化は残ったんだね」
 みやこ 「そうみたい」
 
 くも吉 「どういう作品が多いのかな」
 みやこ 「作品の形態は、動画だから名前変換ができない。よってネームレスが多いかな」
 くも吉 「普通に小説みたいな書き方なの?」
 みやこ 「いやいや。それがLINEみたいなチャットツールでの会話を読んでいくタイプの夢小説か、夢絵を次々に映すタイプの夢漫画が多いかな。あとはTikTok特有のBGMを付けれるシステムを利用している作品が多くて、ドラマチックで素敵よ」
 くも吉 「へえー!なるほどね、名前変換はここでは無いんだ」
 みやこ 「そう。そういうことになる」
 くも吉 「そうなんだ。名前変換がないのはちょっと寂しいけど、これはこれでいいな!」
 みやこ 「うんうん。それもまたユメカツだね。」

Instagramで夢創作


 みやこ 「続いてInstagramでの夢創作についてやっていきます」
 くも吉 「わーい!」
 みやこ「Instagramでの夢小説タグの総投稿数は四万件以上です」
 みやこ 「インスタグラムの夢小説タグは少し面白くて、理由は不明だけど「夢小説作品名」となっています」
くも吉 「ほんとだ。東リベ夢探したら「夢小説東京リベンジャーズ」(原文ママ)」になっているね」
 みやこ 「ジャンル別投稿数はハイキュー!!!が七千件ほど、東リベが三千件ほど、ヒロアカが二千件ほど」
 くも吉 「なんか、TikTokに比べて少ないような気がする」
 みやこ 「一概には比較できないよ。TikTokは再生数、Instagramは投稿数だから」
 くも吉 「そうだった、間違えちゃったよ」
 みやこ 「いいのよ、くも吉くん。Instagramの夢創作は、Instagramの投稿ツールから画像を横にスワイプして読んでいく小説形式のものが多いわ」
 くも吉 「へえー、あ、ほんとだー。これはTwitterで夢をよく読んでいた僕でも読みやすいなー」
 みやこ 「そうね。Twitterでは「文庫ページメーカー」が出てきたくらいから流行り始めたSSを画像で投稿することに慣れ親しんだ私たちには読みやすいかも」
 くも吉 「なるほど、それもまたユメカツだね」

pixivと夢創作

 みやこ 「Pixivと夢創作関連のビッグニュースといえば2020年4月1日の名前変換実装ね。これを待っていたユーザーさんも多いんじゃないかしら」
 くも吉 「やったー!これで僕の名前を入力して読めるぞー!」
 みやこ 「しかし、一つの投稿に名前変換を実装するというよりは、シリーズ機能の設定項目として実装された感じね」
 くも吉 「というと?」
 みやこ 「シリーズの中に組み入れた小説しか名前変換ができないってこと。全ての夢創作に名前変換が実装されているわけではないわ」
 くも吉  「そっかあ、じぁあ、もう少し広まるのを待とうかな」
 みやこ「そうね、楽しみだわ!」

pictsquareで夢創作


 みやこ 「」2020年1月5日に日本で新型コロナウイルスが発見されてから、緊急事態宣言が発出されたわ。対面、大人数で行う同人イベントは軒並み中止か参加者が激減し、コミックマーケットも延期されたわ。これは記憶に新しいわね」
 くも吉 「うん、よく知ってる。まだ僕の好きな作家さん、コロナになってからイベント出てないもん」
 みやこ 「悲しいわね」
 くも吉 「でもpictsquareでのオンラインイベントがあってよかった!その作家さんはオンラインイベントで本を出していらっしゃったよ」
 みやこ 「そう、この新型コロナウイルスで一躍開催数が伸びたのがオンラインイベントね」
 くも吉 「赤ブーブー通信社、同人誌の印刷所もやっているみたい」
 みやこ 「うんうん。でも夢創作に限っていうと、ピクトスクエアが多いかもしれない」
 くも吉 「これはみやこちゃんの体感だね」
 みやこ「そうです。体感です」
 みやこ 「ピクトスクエアは2020年8月1日までサークル参加費が無料だったこともあってか、急成長した印象があるわ」
 みやこ 「今はサークル参加費550円プラス主催様が上乗せできるスタイルになったね」
 みやこ 「そう、それでも対面イベントに比べたら破格の安さだわ。これを機に全部通販を選んだ人や、医療従事者やエッセンシャルワーカーの方々は安心して本を出したり買ったりできたんじゃないかしら」

 くも吉 「その代わり、イベント会社は今後また緊急事態宣言のたびに参加者がいないことが不利益に繋がるのかな」
 みやこ 「サークルにサークル参加費が返金されることはないから、場所代は確保できるんじゃないかしら。でも一般参加の方が買うパンフレット代はどうしても落ち込むかも。それに同人誌印刷業界も厳しいかも。経済的理由なんかで同人誌を発行することを諦める人もいるかもしれないし」
 くも吉 「悲しいね。早くなにも心配なく本が買えるようになりたいな。みやこちゃんは、新型コロナウイルスがインフルエンザみたいな……罹っても薬があるような病気になったら、オンラインイベントは衰退すると思う?」
 みやこ 「いや、衰退はしないと思うわ。地方在住の方、土日忙しくしている方でも当日不在で安価に参加できるイベントは貴重なはず。それでもオンラインイベントは少し落ち込むかもしれないけども」
 くも吉 「いろんな頒布方法があって、たくさんの夢本が買えると嬉しいね!」
 みやこ 「そうね!私も夢本たくさんほしいわー!」

twitterで夢創作


 みやこ 「はい、みなさんおなじみのtwitterです」
 くも吉 「わーい!」
 みやこ 「くも吉くんはtwitterが好き?」
 くも吉 「何となくだけど、年齢層が同じな気がして」
 みやこ 「それはそうでもないのよ。Twitterのユーザー数は十代が一番多いんだよ」
 くも吉 「そうなんだ!フォローフォロワーで固まっていてタグとかあまり見ないから年齢層がわからなかったのかも」
 みやこ 「おそらくそうね。でもそれはどのSNSでも起こりうることよ」
 くも吉 「そっかあ、なるほどね」
 みやこ 「Twitterは変わらず「作品名の子音プラス」表記のタグが作品発表の場ではメインストリームなのかも」
 くも吉 「でも確かにそうだな。僕も投稿するときはそうしてるもん」
「それはなぜ?」
 くも吉 「だ、だってそれが界隈のルールだもん……」
 みやこ「そう、界隈のルール……そう……ふーん」
 くも吉 「この話題はお後がよろしいようで…!」

夢創作とサイト


 みやこ「忘れちゃいけないのが、サイトよくも吉くん」
 くも吉 「……言っちゃ悪いけど、サイトってもう滅んだんだと思ってた」
 みやこ 「なにをいうのくも吉くん。私は夢創作のメインストリームをサイトが譲ったとは私はおもえないんだ」
 くも吉 「それはどうして? ぼく、この前アイシールド21に再燃してサイトを探したけど、サーチごとなかったよ……」
 みやこ 「うっ、そうね…… 運良く残っていてもリンク切れてたりしてね……」
 くも吉 「ぼくの探し方が悪いんだろうけど、あの当時たくさんあった夢創作が見つけられないのはなんでなのかな……」
 みやこ 「ツイッターの日本語版サービス開始が2008年、pixivのサービス開始が2007年なんだけど、それ以降は作品ごとのサーチが次々に閉鎖して行った印象があるわね」
 くも吉 「じ、じゃあやっぱり……」
「諦めるにはまだ早いわ。くも吉くん。それこそ夢専用サーチはありがたいことに数多く存在しているわ。昔の夢創作が全て網羅されているわけじゃないけど、ここで読めるものもあるわ」
 くも吉 「今でもサイトを運営してくださっている作者様に感謝だね……!」
 みやこ 「そう、私は夢創作を拝読できる奇跡に常に感謝していたいと思っているわ」
 くも吉 「うんうん、こんなに素敵な作品を読ませていただいているんだからね」
 みやこ 「そうよ。それに今流行しているジャンルは、携帯ランキングサイトもたくさんあるわよ」
 くも吉 「ほんとだ! ぼくが今はまっているヒロアカのランクサイトもたくさん見つけた! ……!pixivに投稿せず、サイトだけのかたもいらっしゃるみたい」
 みやこ 「そうよ。サイトを過去の遺物みたいにいうのは見識が狭いわ。こんなに素敵な作品が溢れかえっているのに。ありがたいわね」
 くも吉 「ほんとだよ。うれしいしい限りだよ」

終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
イラストはすこやか大富豪様(@ItIsnothappyend)様に描いていただきました。
ご意見、ご感想はこちらまでお願いします。
ほめて箱、waveboxなどにご意見ご感想をいただいても、お返事できない可能性があります。ご了承ください。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/96cb95af536401

最後になりますが、全ての夢創作に感謝を込めてこの記事を終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。


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