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漫画『岳』は、山岳救助を題材とした石塚真一さんの作品です。

主人公の島崎三歩は、世界の名峰を登り、アメリカで山岳救助の経験を積んだあと、日本に帰国してボランティアとして活動します。
彼は、長野県警の救助隊員や山を訪れる人々との交流を通して、山の魅力や厳しさを描き出します。
最終回では、ヒマラヤのローツェに挑戦する三歩の運命が描かれます。

『岳』の主人公・島崎三歩は、作者の石塚真一さんがアメリカで出会った日本人クライマーの友人がモデルです。
彼は、石塚さんにクライミングを教えたり、一緒に山に登ったりした仲間でした。

『岳』の登場人物の名前は、ほとんどが実在の人物や山岳関係者の名前から取られています。
例えば、椎名久美は、日本初の女性登山家である椎名久美子さん、小田は、日本の登山家である小田剛さん、オスカーは、アメリカの登山家であるオスカー・クーチャーさんなどがモデルです。

作中で描かれる山岳救助のシーンは、実際に起きた事故や事件をもとにしています。
作者の石塚真一さんは、山岳救助の専門家や警察などに取材を行い、現場の状況や救助の方法などを詳しく調べています。また、自らも山岳救助のボランティアに参加したことがあります。

『岳』の中で三歩が登る山は、ほとんどが作者の石塚真一さんが実際に登った山です。石塚さんは、世界各地の名峰や難所に挑戦し、その経験をもとに山の描写や登攀の技術などを描いています。
特に、最終回で三歩が登るローツェは、石塚さんが自ら単独登頂した山であり、そのときの記録や写真が漫画に反映されています。

この漫画は、マンガ大賞や小学館漫画賞などを受賞し、実写映画化もされました。
作者の石塚真一さんの情熱や努力が詰まった作品となっています。
山に興味のある方はぜひ読んでみてください。

岳を読んでみませんか?

岳 全18巻

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