（（小休止２まで書きました。））

今回、挑戦する意味も込めて全部で６曲、大枠のコンセプトを決めてコンスタントに作ってみました。

こーゆーのはダサいと思う自分がいるんですが、自分の情景描写を吐き出す訓練の一環として書きます。お暇な方読んでくれると嬉しいです。あと曲聞いてくれると嬉しいです。描き終わったら体裁整えます。

１　アイロニ滅紫

　曲名は語呂がいいのでメッシの音読み。普通はけしむらさきって読みます。
紫って位の高い色扱いされるじゃないですか。でも「滅」って漢字が使われるのってすごくいいなと奥ゆかしいなと。「くすんだ」って意味の修飾語らしいんです。
　平安時代では憧れられた色、なのにくすんでいる＝少し卑屈ばった皮肉屋な人物像を描いていました。だからアイロニーって単語を使ったんだっけか。
　「私なんて」と卑下する人に対してそんなことないよと周りが言ってくれる。でも本人は満足いかない。自分が見えていない。そんなシーンも思い浮かびました。自分の色が分からなくてその上に否定しているから、端色（はしたいろ/深紫でも薄紫でもない中間）のような半端なものに憧れていたりする。黒橡は単に心の淀みを言いたかったのと身分の低い色なので何となく対比表現にしたかっただけです。

　松尾芭蕉の句を入れたのは病床の句のイメージから主人公の死に際をイメージしました。死の淵に立って訴えかけてる、みたいなシーン。サビの視点をもう一度戻さなかったのは、されど沈黙感を出したかったから。

　あとたくさん色の名前を入れてますね〜やるぞ〜って息巻いている感じが伝わりますね〜。

２　瑠璃色トートロジー

　自分でも好きな表現がシャドウボクシングのくだり。蜜啜ってるやつの滑稽さを言いたかっただけ。そんな奴らに己が身を委ねることの無意味さと自分の弱さに腹が立ってくれればなと。
　あとはトートロジー的な表現を使いまくるのを意識しました。その反芻行為を頭の中で繰り返してる人＝思ったように上手く言葉や表現をできない人を思い描き、そんな人に向けたつもりの歌。

小休止

　今回も今までと比べ何かしら変化をもってやりたかったので作り方の流れを変えて取り組んでみました。具体的には同じ大体同じ楽器編成で今年の１月の段階で８曲くらい作る　→　それぞれの曲に対する色をイメージする（日本の伝統色縛り）　→　歌詞を書く　　…のような流れ。３月くらいには歌詞は出そろってたかな。

３　若苗バースディ

　たしか一番最後に歌詞がまとまった曲です。曲名もギリギリまで決まらなかった…。思ったより爽やかな曲調になったので色のイメージは早かったんですが。春のイメージの若草色よりは初夏。夏の色の苗色までは行き過ぎなイメージ。グラデーションの半端な部分、今まさに生まれ変わってる途中のイメージ。そこからバースディという言葉を最後に添えました。
　内容のイメージとしては２度目の誕生かなと。少し世間を知って、社会や環境に一度は自分を型にはめて上手くやっていくうちに自分の色を出すことを躊躇いやめてしまった人。我慢の限界に達した人をがもう一度色を探し始めてるイメージ。人生で初夏くらいのイメージなので若苗はぴったりだったな。（結果論）
　「そのままでいいよ」の弊害って常にあると思っているんですが、今まさに自分の色を出そうと奮起して旅に出ようとしている人に対して、肯定をすることが何においても必要なのかなと、思い切って天に任せて振り切れ！と言いたかったんだと思います。
　それと、色の曲を作ろうと決めた時にどっかで茶色の揶揄は入れたかったんですがこの曲に入れたのは、少し今でも悩んでいます。この部分だけ急にトゲ入れちゃったなぁと。個々の色がはっきりすればきっと負けないはず。アンチテーゼですね。気づかれなきゃいいんですがね。

4　濡羽色プロパガンダ

　ちょっとタイトル安直すぎましたかね？笑　最近youtubeの広告とかでやたらと投資の情報商材だったりが目についたり、賢いお金の使い方だったりがもてはやされたりで、このご時世だからしょうがないにしても何だかやだなぁと思ってたのが何となく形になった感じです。転売屋は滅びてクレメンス。そりゃお金や安泰は無いよりも欲しいかもだけど、手段が目的になってるような気がして。そんなのに踊らされたく無いなぁと。あと転売屋は消えてなくなれ。なんか濡烏色とも言うんですがそれだとつまんないかと思って濡羽色にしました。黒い鳥が雨に濡れるとさぞかし黒くなるだろう、から転じて濡羽色って名前つけるって面白いな〜なんて思いました。

小休止２

　デモ段階で作った曲は公開した６曲プラス２曲の形８曲。いろいろ思うところがあって今回お蔵入りにしました。（イラストを描いてもらったうっしーさんには全部聞いてもらいました）せっかくなのでココに残しちゃおうかな、と。デモなんですけどね…順番的には５曲目の次の位置付けでした。銀っぽいイメージ。気になる方は以下記事より。