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愛してやまない音楽を

高2の夏、予備校に通うのが億劫になっていた頃にライブハウスに入り浸り『バンドマンは学校なんて行かないで本気でやるんだぜ』と解釈して進学せず駆け抜けて来て早7年。前のバンドは2年、少し空いてmock heroicは4年続けてきました。

急な発表だった事もあり多方面から連絡が来てどうしたどうした、なんか問題起こしたのか?と心配されたり…笑 そんなことはないんだけどね!

中でも一番多かったのは 勿体ない!寂しい!と、惜しんでくれる声で、喜んじゃいけないけど嬉しい複雑な気持ちでした。
最近、俺以外にも近しい所で脱退やら解散やら、そんな話が多くて 第三者として見るとそう思うよなって事ばかり。

でもね、悲しいニュースにするかは俺たち自身であって、『たち』ってのはmock heroicや他バンド側だけじゃなくて、観てくれている人達もそうだと思っていて。その刹那輝くものを追い求めていても、普段付きまとうものは現実で こなしてきた日常なんていつ崩れるかわからんもんでして。

だからこそ、一生懸命に生きて、俺がバンドをやって、mock heroicをやって、駆け抜けてきた日々は一生消えずに残るし残さなきゃいけないよね。俺はそうする。観てくれていた人たち、どうでしょうか。mock heroicを応援してくれている人たち、ライブを観に来ていることを誇りに思っているでしょうか。

http://gotch.info/post/153282569307/yameyame

この際だから話す、おれの抜ける理由はアジカンのゴッチさんのブログの『音楽やバンドは目的であって、手段ではないのだ。』という言葉に集約されている気がするので、是非一度読んでみてほしいです。

俺にとってバンドは全てで、死ぬまでやりたい。やめたくない。だからこそ、生きてこそ、と思ったんです。一生青春を感じていたいから。その形がちょこっとズレたから、なんだよね。

年を重ねればそりゃ環境も変わって、自分もそこそこ流されて、それでも進まなければならないから。いつか、いつものようにライブを観に来てくれる人たちも、観に来れなくなってしまう時が来るかもしれないから。いつものようにライブしてるバンドが、無くなってしまうかも知れないから。

そんなん寂しいから、俺はずっっとバンドを、音楽を続けたい。形を変えて、環境を変えて、それでも芯は変えずに!それを、これから死ぬまで証明したら、格好ええやん?『ポルノ、脱退』納得出来るやん? どうか、これからも見ていてくださいよ。今まで観てくれてありがとうございました。

mock heroicのみんな 照れ臭いけど本当に今までありがとう。えんまあらたまっさんとやれて良かった。ライブをしている時以外に、くだらなくて生産性のない話をしている時がたまらなく好きだった。4人で居て、居心地が悪かった事なんて無かった。出来れば、ずっと一緒に音楽を鳴らしていたかった。君たちじゃなきゃ、ここまで来れなかっただろうな!いつ思い返しても誇りに思うメンバーでした。本当にありがとうね。

最後に、mock heroicへ、mock heroicを好きな人へ、バンドが好きな人へ、タイトルにしたandy moriの大好きな曲の歌詞を送ります。

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愛してやまない音楽を どこまでも鳴らそうぜ兄弟
本気になるならケンカもするよ たまに嫌になることもあるだろう

だけれどお前の瞳は いつまでも少年のように
俺を呼ぶから 苦しい時も素直な心でいられるよ

愛してやまない音楽を どこまでも鳴らそうぜ兄弟
素敵なメロディー 聴かせてくれよ

ギターケース抱えて歩いた駅までの道の途中 振り返った笑顔
時は流れて 夢は破れても 変わらない情熱を歌いたい

愛してやまない音楽を どこまでも鳴らそうぜ兄弟
聴かせてくれよ 奏でてくれよ

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2017.12.09 ポルノ藤田