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絵の描き方講座っぽ~い…のもの

前置き

私は創作が大好きです。

それは分からないことを調べたり理想と違うと苦悩することも含め創作をするという体験から得られるものが私にとって特別に感じられるからです。

そこから得たものは私の中で更に特別なものとなりますし、得た技術を使用して制作した作品もしかりです。

ですが創作をするために新しいことを始めることがとっても苦しいのも事実です。

ただ私は絵を描いていて散々地獄のような気分になって来ましたが、絵を始めなければよかったと思ったことは一度もありません。

絵を描くことは私にとって創作物全般の基盤で私の人生の基盤でもあります。

でもそんなに大したものでもありません。紙にペンをあてがって線を引いて本人が絵だと思えば絵なのですから。

あまり身構えずに、もしも絵を描くことで楽しいよりも苦しいが上回ったら絵から離れることも手段の一つです

私が説明すること全てが正しいことでもなければ全ての人に相性が良いとも限りません。

私も気軽に私が絵を描くときはこうだったなをまとめるつもりですので、雑学の一つとして読み流すぐらいの気持ちで読んでください。
この記事に書いていることはあくまで「ご自由にお持ち帰りください」のものなので持ち帰るかどうかはご自身でご判断ください。

難しい話はこれぐらいで終わり。

お互いまったりとやっていきましょう。

先にメンタル面のお話。

絵の上手さについて

これ 私もわからないです。

そもそも上手いだけでいいなら写真で良くないですか。

俺達が何時間もかけてデッサンしたものよりスマホでパシャしたやつのほうがリアルなんですよ。アホらしいですね。

でも写真でなく絵を選んだということは「絵のリアルさ」ではなく「絵の魅力」の方に惹かれたのではないでしょうか。

絵の利点というのは嘘をいくらでも付けるところだと思うので、もしも絵がリアルと違うという点で悩んでいる場合は一度自分の考える絵の魅力について考えると目標を見失わずに済むかもしれません。

絵を描く時の準備について

そんなもん必要ないです。

絵を始める前に絵の練習をしなければと言っている方を何人も見てきていますが、描きたいもん最初から描けば良くないですか。

もちろん練習をすることが悪いことという話ではなく、「ハードルを上げすぎ」によるデメリットが大きい気がします。

絵を描くために全てを計画してから描く方と行き当たりばったりで描く方がいらっしゃると思います。

この時自ら計画することを選んでいるなら良いのですが自らハードルを上げすぎて計画することを強いられるのはメンタルを病みますよね。

そういう時期が私にもありました。これとんでもない苦しいんですよ。本当に。

多分なんですが、私の場合絵を描き終えたところをゴールとするとして、最初から完璧な絵を描かなきゃ!というクソデカ荷物を持った状態で長旅に出てたせいで苦しかったんですよね。

ハードルを下げるというのはなにも下手に描けということでもなんでもなく、スタートの地点から絵一枚一枚を描く時あまりにも気負いしすぎると大変よな~という話です。

とりあえずこのキャラの絵が描きたい→どんな絵描こうかな→笑顔が可愛い絵が描きたい→じゃあ顔から描いちゃおう→余裕があったら周りも描こう→面倒だからこのままSNSに上げちゃおう→やっぱりSNSに上げたら変に見えてきたから直しちゃおう

そんな感じでも許されんか?

計画をするのが悪いことではなく、計画的に無計画を一度してみることによって心を軽くする練習があると良いかもしれませんというお話。

絵の描き方

なんかメンタル面の話を大分しましたが、ようやく技術面のお話です。

ここでは本当にお絵描き初心者さん向けにデッサンの基礎の基礎の「線の描き方」と「模写の仕方」のお話をしたいと思います。

でも結構大事な部分だと思うので上級者の人も読んでくれ。
折角書いたんだ。

線の引き方及び模写の仕方

まず真っ直ぐな線を基礎だとすると曲がっている線、円や複雑な塗りなどは応用となりますよね。

なのでまず真っ直ぐな線の描き方から。

まず手を置いて、何も考えず線を描いてみます。


こうなります。

これって手を中心としてコンパスみたいに線を引いているんですよね。

ここでコンパスが得意なこと、苦手なことを思い出してみましょう。


コンパスは針を軸として円を描く道具ですよね。

逆を言えばそれ以外の方法だと完璧にきれいな線を引くのは苦手と言えます。

ではコンパスが得意な線と反対向きの線を引きたい時はそもそも軸の場所を変えなくては行けない。

これ、手描きの場合でも同じことですよね。


ざっくりこんな感じ。

じゃあコンパスと同じ考え方をするのであれば


こういうのが描きたい時


こういう位置取りになりますね。

描きたい線によって軸の場所、手をきちんと移動させてあげることは線の綺麗さに直結すると思います。

少し意識してみると良いかもしれません。

模写の仕方


点Aと点Bがあったとします。

これの間に線を引いてみましょう。


なんか割と綺麗に引けたな。

嘘です。ふにゃふにゃだよ。ナメてんのか。

でもこれで良いんです。点Aから点Bに線を引くことはできましたから。

では改めて、ガイドを消します。

それでもういちど同じところに線を引いてみましょう。


ちょっとふにゃっちゃったな。まあいっか…

ではもう一度ガイドを出してみましょう。


ずれてる。当たり前ですが。

ですがこれが模写が上手く行かない原因だと思います。

例えば絵を模写したい時、まず何からしますか


まあまず線描くじゃないですか。

大体こんな感じ?


重ねてみましょう。



めちゃずれとる…

これ、立方体一個だからまあましに見えてますが、風景とかだったら絵として大分狂いますよね。

じゃあどうしようって話なんですが、そこでさっきの点Aと点Bです。



まずここの四隅を基準とします。



まずこの角の場所を確認します。



角から上と左に線を伸ばします。



比率を見ます。


この比率を基準として右側に写していきます。



こんな感じになりました。

もう一度重ねてみましょう。


大分雑ですが大体の位置は合いましたね。

でもこれクッッッッッッソ面倒臭いですよね。

いちいち上とか横とかに線引いて…今度は点と点との比率とか角度とか見て………

こんなんやってられるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はい。やらなくていいです。

ただ、大体このやり方を覚えておくだけでも物を写し描く時大分楽になるかと思います。

基準があるのとないのとじゃ大違いですから。

デッサンではこうするけど絵を描く時はここまで細かく比率を見なくても大丈夫です。

それっぽければ良いんだ。

まとめ

そんなわけで基礎中の基礎の線の描き方と模写のやり方でした。

個人的にこの2つさえあればいくらでも自分なりの練習方法や描き方を見つけに羽ばたけると思うので、お互い頑張りましょう。

もう一回言いますがこれらは私の個人的な意見であってここに書いたこと全てが正しい訳がないですし人によっては相性が悪いこともあるでしょう。

この記事に書いていることはあくまで「ご自由にお持ち帰りください」のものなので持ち帰るかどうかはご自身でご判断ください。

言ったからな。文句は受け付けませんからね。

それじゃあ良きお絵描きライフを。

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