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オフィスを飛び出して、ユーザーインタビューを実施してみた!のおはなし
この記事はFarmnote Advent Calendar 2018の22日目です。
こんにちは!
ファームノートでプロダクトスペシャリストをしている田邉です。
オフィスを飛び出して、牧場へリーンスタートアップを参考にしたユーザーインタビューを実施してみたおはなしです。
リーンスタートアップ ✖️ 牛
Running Lean で言われているインタビューでは、「課題の検証」「ソリューションの検証」「MVPの検証」と大きく3段階あり、最初の「課題の検証」で「課題はなにか?」「今はその課題をどのように解決しているのか」を把握した上で、機能のプロトタイプなどでテストし、「課題は解決しているか」「最低限必要な機能についてを検証するもの」とされています。
そしてユーザーインタビューは、オフィスにお客様に来ていただいたり、直接お客様へ訪問し、インタビューの回数を多く実施するケースが多いと思います。が、しかしです。
ファームノートの場合、お客様のいらっしゃる牧場へは車を何時間も走らせないといけません。
一年の半分が冬といっても過言ではない帯広での運転は、かなり高いハードルです。
何回も訪問するユーザーインタビューはむずかしそう
また、当時インタビューの評価が定量的にできていない課題があり、担当者によって結果にばらつきがあり、評価が難しいものでした。
そこで、インタビュー用の質問を具体的に、定量的にすることでインタビュー後の評価ができるようにチャレンジしてみました。
やったこと
1. カスタマージャーニーを作成し、課題を仮説立てる
2. 上記の仮説から、プロトタイプの準備を行う
3. 上記の仮説から、ユーザーインタビューのための、具体的・定量的な質問項目を作成する
・「作業について、期間は?牛の頭数は?」
・「1日に何回?1回の時間と回数は?」
・「ユーザーインタビュー前の現在の点数は何点?インタビューした機能が実装された場合、何点?」
ユーザーインタビューの修正前(一部抜粋)
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ユーザーインタビューの修正後(一部抜粋)
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ユーザーインタビューの全体の流れ
1. ご挨拶
2. ユーザーインタビューの流れの説明
3. 牧場の課題についてのユーザーインタビュー
4. 3. のインタビューをもとに深堀の質問
5. 新機能のプロトタイプを触ってもらう
6. 5. についてのユーザーインタビュー
7. 6. のインタビューをもとに深堀の質問
ユーザーインタビューを実施してわかったこと
カスタマージャーニーの仮説の精度にも寄りますが、「課題の検証」「ソリューションの検証」「MVPの検証」を一度に実施することは可能だと思います。
ただ、インタビュー実施担当者が顧客の課題を把握していなかったり、慣れていないと、うまくいかないかもしれません。実際にわたしもユーザーインタビューシートを何十回も修正しました(遠い目)
でも落ち込まないでください。
インタビュー回数を何回もこなして慣れる!これってかなり大切だと学びました。
おわりに
牛がすきな方、開発に興味がある方、ぜひお話しましょう。