伝えたいこと、フォントの使い分け


手書きの文字は、それだけで味が出る。前に糸井重里さんが、「今日のダーリン」でおっしゃっていた。たしかに。その「味」で内容のよしあしの判断がしづらくなるとも。ううん、耳の痛い話だけど、たしかに。

手書きについて、じぶんをふりかえってみた。糸井さんのおはなしとは論点がずれるけれど、ひとつ思い当たることがある。いつからかわたしは、手書きであってもフォントを使い分けている

履歴書や公的な文書のときは、お手本通りのいわゆる明朝体チックな字で。お手紙や私的なメモのときは、ちょっとくずした丸文字で。

この記事に、わたしの私的なメモをスキャンしたものを載せました。)

みんなこういうものなのだろうか?いつもおんなじ字のひともいる気がするけど気のせいだろうか。はたまた、意識して使い分けているつもりだけれど、ひとからみれば一緒にみえるのだろうか・・・。

小学生のころ、書写の硬筆(いわゆるペン字)の授業がすきだった。絵とおんなじで、みたままきれいに書くのが得意だった。おっきな賞ではなかったけれど、どっかに飾ってもらった記憶もある。

いまでは普段とんでもなく丸文字なのだけれど、それもじぶんの中では一応バランスがあって、そのバランス感覚というのは、そういった模写のなかで身につけていったのだと思う。

ちなみに丸文字を使い始めたのは、ノートをとるスピードが追いつかなくなった高校時代からのはずだ。はやさと読みやすさの両方を兼ね備えた字を生み出す必要性がでてきた。

(中学時代はギャル文字をつかって手紙を書いたりしていたけどそれはまた別。)

糸井さんの話に戻る。このあいだちょっとしたレポートを書くことを求められたのだが、手書きでもワードでもどっちでもいいとのことだった。前までだったら、タイピングも今より遅かったし、内容にごまかしもきくので、手書きを選んでいた。けれど、今回はきちんと内容で勝負したかったので、ワードを選んだ。

図や絵を挿入できるものや、形式自由なものであれば、てがきのほうがラクだ。けれど、形式が決まっているものなら、やりなおしがしやすくて一定の文字が書けるデジタルのほうがいい。

いまの時代は、もじのかきかたを、用途にあわせて自由に選ぶことができる。書きものがすきな身としてはしあわせこのうえない。これからも、いちばん効果的な方法をえらびながら書いていくことにしよう。


追記:関連記事をかきました!


雑記

かきかたでいうと、ひらがなかカタカナか漢字、どれを使うかでも随分違いますよね。わたしはわりと使い分けちゃうんですけど、回りくどい言い方になるからいやだというひともいます。

文章に個性をだすことがすきなんだなあ。

デジタル文字では温度感を変えづらい(とくにLINEとかは個別にフォントを変えられるわけじゃない)ので、難しいですね。


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コメント13件

なるほど、それぞれをより特徴的にしたいということなんですね。ご存知かもしれませんが、デザイナーさんが手がけられている和文書体など参考にするといいかもしれませんね。書体の世界も日進月歩で色んなものが出ていますので、文字や言葉を愛するぼくとしては、見ていて非常に楽しいものです。一度書体デザイナーさんのお話も聞いたことがありますが、「日本語の文字は縦書き用にできたものだけど、今はほとんどの文書が横書き。だから横書き用の和文書体があってもいいじゃん!」みたいなことも言っていて、そのマニアック加減に思わずファンになってしまいました (笑)
じぶんのなかで、もっと文字と向き合ってみたいなあと思いました〜〜!その過程で何か困ったら、たかふみさんが教えてくださった和文書体も参考にしてみます…!ほんとうにちょっと、自分の手書き文字をふかぼりしてみますね。やるぞーーー

文字や言葉を愛されてる、というのが素敵です〜〜 いいなあ 書体デザイナーさんの話を聞くというのも興味深いです ええ おもしろいなあ
自分フォント、極まってくるといいですね。

これいつも言ってることなんですけど、人はみんな言葉とともに生きているから、言葉に面白味を感じられたら、それって無敵なんですよね。日常のあらゆるところに「面白さ」につながるフックが見つかる。書体デザイナーさんは街中の看板を眺めてるだけで「あのフォントは……」となって楽しいそうですし、ぼくも英語が専門なので日々日本語と英語を行ったり来たりしてその間隙に楽しい発見をする毎日です☺︎
自分フォント極めてゆきます…!たかふみさんのおかげでやろうと思えました、ありがたや〜〜

たかふみさんのコメント、とても読みやすいです。言葉がお好きなんだろうなあ、というのが伝わってきます。英語がご専門なんだ…!ああ、そうですね、母語以外のことばを通して母語のおもしろみに気づいたり…。わたしは大学でフランス語を学んでいるのですが、語学が好きというより「ことば」全体がすきなんだなあ、とすこし前に気づきました。ゆえに日本語も、文字も、本も、語学もすきです。

こうやってコメントでやりとりできて嬉しいです。フォローもありがとうございます、わたしもフォローさせてもらいますね☺︎
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