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[4.0] Angra - Cycles of Pain

まあこのバンドはほぼオリジナルメンバーが残ってないんだろうけどRafael Bittencourtが居れば何とかなるバンドなんやろうと。1曲目からゴリッゴリのパワースピードチューンで押しまくり。正直これだけで飯が食えるくらいの往年のメロスパーガッツボーズw的な要素があると思うんだけど、Temple of Shadowsあたりから色濃くなってきたプログレ色がアルバム全体に色濃く出てんだよね〜、唐突なリズムチェンジやら、変拍子、ディミニッシュ系のスケール。確かにプロダクションは素晴しいのであるが、策士、策に溺れるじゃないが、ここまで凝った曲構成は聞き手が相当試される感じがあるわけで、その傾向がまた一歩踏みこんでいるなーという印象だ。

まあ、作曲する側も段々シンプルなのでは満足行かなくなるのもわからんでもないのではあるがアルバム一枚聞くと個人的には結構くたびれてしまう所もあり、アングラに求めるのはこれなのかね?ってところも正直あった。しかし曲でみれば#5の感じはこのバンドでしか出せないようにも思うし、#6のモーダルな感じの曲もまた奥が深い。回数を熟せばまた評価が変わる可能性はまあある。

総評

★4.0

Angraが好きなら絶対いいアルバムやねw。キラーチューンっていうのがあるのか無いのかはよくわからんが、やっぱ全体的に難解さが増してるのでそこを良しと捉えるならもう少し高いratingになるんだろうが、俺的にはちょっと疲れちゃうなっていうところでこの評価になった。過去の作品を越えられているとは個人的には思えねえな。

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