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花と人とエンタメと


私には推しが三人います。
三人とも努力家で歌の上手い素敵な推しです。
そして推しを応援するようになってからいろんな舞台やコンサートに贈られている花を見て、私も推しにお花を贈ってみたいと思いました。
それがオーダーメイドの送り花サービス、Sakaseruさんとの出会いでした。


というわけで今回ちょっと私の推し花屋Sakaseruさんについてのお話をさせていただきます。
Sakaseruさんのことは便宜上お花屋さんと呼んでいますが、正確にはお花屋さんとの仲介をしてくれるサービスです。
まずはSakaseruさんのシステムについてですね。
こちらがSakaseruさんのサイトなのですが、こちらからお花をオーダーすることができます。
https://www.sakaseru.jp/

オーダーの方法は大きく3パターン。
・事例を参考にオーダーしたいフラワーデザイナーさんを指定する
・特定の日にお花を届けてくれるフラワーデザイナーさんを選ぶ
そして
・Sakaseruスタッフの方に出したいお花を相談してマッチするフラワーデザイナーさんを紹介してもらう。
というものです。

お花を贈ろうと思い立った時に、どうやってお花を贈るのかを調べました。
だいたいはフラワースタンドやアレンジ花に対応しているお花屋さんを自分で探して、お花屋さんに出向いて詳細な打ち合わせをした後に届けてくれるというお話でした。
ただこの場合、平日の夜まで仕事をしているサラリーマン(私とか)の場合は土日にしかお花屋さんに行くことができず、綿密な打ち合わせをするのはとてもハードルが高いと思っていました。
そんな時にTwitterのRTで流れてきたのがSakaseruさんでした。
webオンリーで完結する受注、チャットによるデザイナーさんとの綿密な打ち合わせ、画像によるイメージの擦り合わせができると聞いて、ここだ!と思ったんです。
お花屋さんに出向くのが一番のハードルだったので、webオンリーで完結できるのがすごくありがたいなと思ったんです。
そしてSakaseruさんの特徴でもあるスタッフさんへの相談オーダーです。
いかにいろんなデザイナーの方がいると言ってもこちらはお花の初心者。どのお花もすごく素敵なことしかわからないのでデザイナーさんを選ぶのは至難の業です。ここもハードルが高い。
そこで相談システムの出番です!
「この期日にこの場所で開催されるイベントに、こういったお花を出したいんですが」という相談をしたところ、その条件にマッチするデザイナーさんへのオーダーをSakaseruさんの方でご用意していただけるんですね。
最高にありがたいシステムです。
なにせオタクなのでお花のことはさっぱりわからないのに完成したお花に対するイメージやこだわりだけは人一倍ありましたので。
「今度この舞台で推しがクールな役をやるのですが推しがやる役なのできっとクールな中にもあたたかい心を持ったキャラだと思うのでそういうイメージのお花をお願いします!キャラカラーは黒です」(実際もっと暑苦しい文章でした)
暑苦しいオタクの妄想と熱弁を込めた相談に対し、Sakaseruさんは嫌な顔ひとつせずデザイナーさんをご紹介してくださいました。
なにせお花のことはわからないオタクなので一も二もなくご紹介いただいたお花屋さんにお願いしたのですけれども。

ここでSakaseruさんのもう一つのシステム。
デザイナーさんとのチャット機能があります。
チャットにより24時間いつでも打ち合わせができて(デザイナーさんのレスポンス時間もあるのでリアルタイムとはいきませんが)画像も添付できるのでイメージのすり合わせも可能です。
このデザイナーさんとのチャットに置いてもオタクめちゃくちゃな推し語りと注文つけてしまって今となってはあの時は誠に申し訳ありませんでしたという気持ちでいっぱいなのですが。
なにせ初めてのお花贈りで何がどこまでできるのかわかっておらずお花屋さんにはだいぶ無茶を言ったことと思います…。
それでもそうやってチャット越しにできるだけ私のイメージを汲み取ってくださり、めちゃめちゃ素敵なお花を作ってくださいました。
あ、その時のお花こちらですね。

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ちなみにこのお花パーツが重すぎて劇場で見た時にはパーツ落ちたりしてたのでこれ以降パーツは軽くしないといけないなと肝に銘じました。
使用した写真は撮影可のイベントの時に撮らせてもらったやつですね(配慮)

とまあそんな感じで私の初めてのお花贈りから1年とちょっと。
推しの舞台のたびにSakaseruさんにはお世話になってまいりました。
そんな中で私なりに感じたことを少し。

まず何人かのフラワーデザイナーさんをご紹介いただきましたが、どのお花屋さんもお花に対して、またユーザーに対してとても真摯に対応してくださるなと思いました。
なにせオタクなのでお花を出すとなると注文も多くなるし時には聞かれてもいない推し語りをしてしまうんですよね…。
でもデザイナーさんはその話をちゃんと聞いてくださって、ユーザーのイメージした通りのお花を用意してくださいます。
あとチョロいオタクなので推しのことを素敵な人ですねとか言ってもらえるだけでまたお花お願いします!!!ってなりますのでね…。(チョロい)

あとやっぱりシステムがすごいなって思います。
webからオーダーができてweb上で擦り合わせができるのは、私のように今までお花屋さんの店舗に行くのが難しくて行き出せなかった人間にとってはすごくありがたいシステムです。
私も一応プログラマの端くれではあるので、システムを触る際にそのシステムの設計思想を考えたりもするんですが、Sakaseruさんのシステムから感じたのは、推しとファン、花を贈る人と贈られる人、オーダーする人とフラワーデザイナー、それぞれを繋ぐ素敵なシステムだなということでした。
本当にお花と人が好きなんだなぁ…と、そう思います。

Sakaseruさんにお花をお願いするようになって思うのは、人が生きるために必要なのは衣食住のみではないんじゃないかなということですね。
もちろんお花がなくても人は生きていけますし、自分が食べられなくなってもお花を選べというのではないです。これはエンタメも同じですね。
まずは生きること、生命維持は最優先として、その次。
豊かな人間として生きることとはなんなのかを考えています。
それはきっと音楽を素敵だなって思うことであったり舞台が楽しいと思うことであったり、花が美しいなって思うことだと思うんですよね。
人として心が豊かであるために、そのためにお花やエンタメがあってもいいんじゃないかと思いますね。

Sakaseruさんにお花をオーダーしてよかったなと思うことばかりだったので、これからも推し花屋さんとして応援していきたい所存です。


そして何故今回こんなnoteを書いたのかっていうと、そのSakaseruさんが今クラウドファウンディングを開始しています。
https://readyfor.jp/projects/ouchi-hanami
コロナウイルスの影響で舞台を始め入学式卒業式その他のお祝いごとも滞りがちです。
そしてそこに贈られるはずだったお花も行き場を失って大量に廃棄されています。
屋外でのイベントで振る舞われるはずだったクラフトビールも同様です。
外出規制されお花見や屋外イベントも軒並み中止になっているとのこと。
そんな中で、廃棄されるお花とビールを少しでも救えるようにと始まったクラウドファウンディングです。
廃棄されるお花とビールが少しでも減るようにというSakaseruさんらしいクラウドファウンディングだなーと思いましたし、私も綺麗なお花がただ廃棄されていくのは忍びないので、お花が好きな方、ビールが好きな方、よければ支援をお願いします。

ちなみにクラウドファウンディングで届いたお花とビールこんな感じです。

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たくさんの人に楽しんでもらえるはずだったお花とビールが少しでも救われますように。



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