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子宮腺筋症核出手術を受けてきました#4 子宮腺筋症と分かるまで編

10代のころから人より重いと分かっていました。ただの月経過多または内膜症だと思っていましたが、その原因が子宮腺筋症だと診断されるまでにも、紆余曲折ありました。

【初めてのレディースクリニック「生理で吐くなんて聞いたことないよ」】

20代後半、やっと初めて婦人科の診察を受けました。生理がとにかくひどいこと、結婚を前提に付き合う人ができたこともあって、ブライダルチェックを受けました。妊娠にむけてのざっくり検査をしてくれるものです。

おじいさん先生が診てくれました。初めてのエコー内診で、ド緊張。その段階で腺筋症特有のキラキラ画像が映し出されます。(今の私ならすぐ分かる。)

しかし、先生にはそれが腺筋症だとは分かりませんでした。

おじいちゃん先生「これ、なんだろうね~。一応MRI受けてみよう。」

そして後日MRIを受けますが、「キラキラ部分はよく分からない、経過観察。子宮内膜症と子宮筋腫とチョコレート嚢胞がある」という結果でした。生理中の嘔吐が辛いことも訴えましたが、

おじいちゃん先生「生理で吐くなんて聞いたことないよー(半笑い)」

「そんなに辛いなら」紹介された、選択肢は3つでした。

①ピル(月経コントロール)

②ホルモン治療(生理を止める)

③手術


とりあえず一番影響の少なそうなピルを飲むことにしました。

もともと私は東洋医学が好きで、なるべく自然派の治療で行きたいという思いが強く、ピルを毎日飲むことにかなり抵抗がありました。

ある日、ピルを2,3時間飲み遅れただけで、ドバーっと大量出血したことが怖くて、飲むのを止めてしまいました。レディースクリニックもなんだかよく分からないし…、行かなくなり、そのまま新しく動くこともないまま、ずるずる過ごしてしまいました。


【仕事に影響が出はじめ、退職】

生理は年々ひどくなる一方でしたが、ピルだけでも嫌なのに、ホルモン剤や手術なんて考えられず、市販薬で一番強いロキソニンを飲み続けていました。

当時、教員をしていましたが、仕事中に立っていられなくなり、パートさんにクラスをお願いし、控室で1時間仮眠を取り、持ち場に戻るという形をとることが増えていきました。

何とか出勤していましたが、夜通し吐き続ける日も出てきました。根性だけで出勤しましたが、あまりにぼろぼろの私を見るなり、「どうしたの!?今日は帰っていいよ」と、上司からのコメント。その頻度がどんどん上がっていき、ほぼ毎月、大なり小なり迷惑をかけるようになり、正社員でいること自体が難しいと感じました。

同時に、プライベートでは、結婚の話が進み、9年間続けた仕事を退職することになりました。

生理で職場に迷惑をかけなくて済む!と思うと、肩の荷が下りた気がしました。自分の体調のつらさはもちろんですが、人に迷惑をかけてしまうことが嫌で、生理自体に恐怖を感じていました。

●今日のまとめ● 体調が悪化していく日々、仕事が続けられなくなってしまいました。(体調に関係なく、仕事はずーっと辞めたかったので、「辞めるちょうどいい理由が出来て良かった」…という気持ちでした。笑)

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