5/26 クロウダイブされた

朝、仕事へ行くためいつものように自転車で駅へ。家から国道に出る上り坂を上っていると、ちょうど上がったところにあるガードレールにカラスが止まっていて、坂を上るのに必死で気づかずガードレールぎりぎりまで近づいていったら、それに驚いてカラスが飛び立った。カアカアと鳴きながら飛び立ち、するとちょうどその真上の電線に止まっていたもう一羽のカラスも呼応するように鳴く。驚きつつもやっと坂を上りきり、そのまま走り出そうとしたその時、不意に後頭部に衝撃! そしてカアッ!という鳴き声と共に視界の端に舞う黒い羽搏き! グワーッ! ヤラレタ! 襲撃された。直上からのパワーダイブ、からのおそらくはかぎづめによるヒット&アウェイ。こちらも自転車で走っていたところに後ろから来られたので、相対速度が弱まって大してダメージも無かったが、背筋は襲撃者にタメ張れるほど粟立った。さいわい一発小突いたら気が晴れたのか、それ以上の襲撃はなく、そのまま駅まで逃げ延びた。
……しかし位置関係的に、俺を小突いたのはびっくりさせた当のカラスではなく、その直上にいた方なんじゃないかな。俺の不用意な接近に仲間が襲われたと思い、助太刀にはせ参じたのではないか。であれば見事なユウジョウ、その義侠心に免じて、ここは大人しく負けを認めようじゃないか。……いや、めちゃめちゃ怖かったけど。どうしよ、顔覚えられて今後も敵認定されてたら。そんくらいのことはするよカラスって。『サイボーグクロちゃん』で読んだもん。とりあえず明日は休みなので外出は控えることにして、それでどうにか忘れてくれ鳥頭。

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