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【教育】「算数や数学なんか習ったって」問題【数学】

(今回はお受験の話じゃないです。)

よく、「算数や数学なんか習ったって、大人になってからの日常生活で何も活きない。」とか仰ってる方が居ますよね。
さらに、そういう言説に対して、「数学は高度に抽象的な思考を可能にする云々」とか説明している方もいらっしゃいますよね。でも、申し訳ないけど、無駄だと思います。

「算数や数学なんか…」は、「本質的なところまで理解できないような算数や数学の授業を受けたって、大人になってからの日常生活で何も活きない。」だったら頷ける発言だと思います。

主に理系の人にはわかってもらえると思うのですが、数学を勉強していると、ふと「向こう側」に行ける瞬間があるんです。
一度「向こう側」に行ったらどの単元でも満点、、、とまではいかないけど、たとえば、複素数がイマイチでも極座標の「向こう側」に行った後は何でもわかる、公式なんか覚える必要無い、むしろ目でわかる、みたいな境地に行けるんです。不思議だけど、でも実際そうなんです。

脳科学とかでちゃんと実証的に説明してくれている人がいるのかもしれないけど、とりあえず今の私には「向こう側」としか表現できないのだけど、とにかくそういう境地があるように感じます。「思う」というより、「感じ」ます。これは、経験してみなきゃわからない事で、どれほど言葉を尽くしてもわからない人にはわからないと思います。

そして、その「向こう側」に行くだけの思考を必死でやった自分とやってない頃の自分とは、物事の把握の仕方が変わったような感覚があります。

子供達に算数や数学を教えるべきなのは、この境地のためなんじゃないかと思っています。
そういうわけで、今日も私は息子に算数を教えるのです。

(…とでも言って、鼓舞しないと挫けそうだww)


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