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白熊くんとコアラちゃん!好きなものも、生きる場所もそれぞれ!!

10代から20代のころは、周囲の人にどう思われているんだろう、どう見られているんだろうといつも、いつも気になって、子羊のように震えていました。
自分の考えを言ったり、発言するのも怖くてビクビク!!
自分の思いや意志を押し殺して人に合わせているとストレスを感じるし、何か面白くもない。
すごく頑張っているのに人間関係がそれほどうまくはいかない。
そんな状態でした。
そんな中で出会ったのがフレデリック・S・パールズ(ドイツの精神科医、1893~1970)の詩、「ゲシュタルトの祈り」と呼ばれるものです。

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれば、それも仕方のないことだ」

「あなたのお願いを聞いてあげているのに」
「私はこんなに我慢しているのに」
「自分は正しいことを言っているのに周りはわかってくれないんだろう」
「あの人は、私がこうした方がいいって言っているのにやってくれない」
いつも、こんな思いを抱えていた原因が分かった気がしました。

他人の目を気にしすぎていたこと。
他人の期待に必用以上に答えようとしていたこと。
他人に必要以上に期待しすぎていたこと。

自分の価値を自分が認め、自分の意志を大切に人生を進んでいかなくてはならないんだなあと気が付きました。

と言っても、人間そう簡単には変わることはできません!無理やりにでも自分の考え方、思考を変えてやらなくてはなりません。
毎朝起きたら「ゲシュタルトの祈り」を音読。
日中何か心がざわつくことがあれば「私は私、あなたはあなた」とぶつぶつ独り言、
寝る前には、その日自分が頑張ったことを思い出して、自分をほめる。
これをしばらく続けていました。
そしたら自分の脳が洗脳されたのか、少しずつポジティブに考えられるようになったし、
気持ちが楽になりました。
今では、すっかりさぼって「ゲシュタルトの祈り」を読むことはめったにありませんが、
もう完全に「私は私」と染みつき、
たぶん周囲の人にも「あいつっていつもポジティブだよなあ」って思われていると思います(笑い)。
仕事を張り切っている自分、飲んだくれている自分、読書して得る自分、ぐうたらしてる自分、二日酔いの自分。
私は私、好きな場所で、やるべきことを全力で、本気でやる、
そうすれば楽しいし、充実感も、満足感も感じやすくなるよなあと感じてます。

「ゲシュタルトの祈り」は、私にとってただの詩以上のものでした。
それは、自分自身と向き合い、自分の人生を主体的に生きるための指針になっているからです。

白熊がオーストラリアの草原でカンガルーと仲良く共存するのは無理だし、
コアラが北極海で魚を食べて生き延びることはできないのと同じように、
人も自分らしく生きられる場所を確保して、自分で価値を見出せることに時間とお金を掛けて
自分らしく楽しむのが人生を豊かにしてくれるんだと本気で思えるようになりました。

「ゲシュタルトの祈り」には感謝していますし、これからも大切にしていきたいと思っています。

お読みいただきありがとうございました。
今回の記事の「ゲシュタルトの祈り」は以下より引用させていただきました。

ゲシュタルトの祈りで効果覿面!他人の目が気にならなくなる! | 女性のキャリア心理学LAB
https://ichijohikari.com/ゲシュタルトの祈りで効果覿面!他人の目が気に/

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