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上手な「並」の先生は 連休前に一度振り返る


新年度が始まっておよそ1ヶ月経ちました。
最初と比べて子どもたちの姿もいろいろ変わってきていると思います。
また職員室の様子も少し最初とは変わり
職員の特徴や得意不得意も分かってくると思います。
そこで上手な「並」の先生はこの時期休みに入る前に
一旦 総括をされます。と言っても
何か大きなことをするわけでなく、
本校の場合子どもを語る会というのがあり
学級目標と一緒に現在の子どもの姿と
これから取り組みたいことを発表します。
それもあってやってみて成果のあったものなかったもの
全校で活動する際の問題点などを振り返る機会があります。
今日はそんなふりかえり方の話をしたいと思います

できたか できなかったではなく、伸びたか伸びなかったかで判断する

1ヶ月 終わってみて 終わってみて 大事なことは
最初の方に子どもたちに提示した ルールが
どれぐらい浸透したか ということです。
できたか できなかった基準で考えるとできなかったことの方が
多かったりできなかったことの方が多かったり
何も変わってないような判定になるのですが
落ち着いて考えてみると、最初に提示したルールに対して
子たちが何か変わろうとしている変化があると思います。
これが伸びたか伸びなかったかの部分で、もし好意的に
子どもたちが変わろうとしているのだったら
それは継続できる内容だと思います。
また 逆にうまく機能していなかったり伝わっていなかったりする
内容であれば、それは子どもたちにとって
適切な指示ではなかったということが分かります。
ポイントは子どもたちの心がどう動いたかです。
一生懸命やろうとしても時間がかかってなかなかできない子もいれば
力を入れなくてもできてしまう子もいると思います。
しかしこれから子どもたちの生活の中で使っていけるような
技術であればあるほど、子どもたち自身が変わろうとする
伸びようとする意志の部分は非常に重要であると思います。
ここがいくつあるのか、上手な「並」の先生は見つけるのが上手です。

授業の進路はどの程度進んでいるかを確認する

授業については予定通り進んでますでしょうか?
私のクラスで言うと 少々算数が苦手な子が多いので
算数がゆっくりスタートしています。

上手な「並」の先生はこの辺の考え方が大変上手です。
まず 予定通り進んでるかどうかを確認し
子ども達がどこが得意でどこが苦手かというのを確認されます。
その後苦手なものの方に時間を割きたくなるのですが
得意なものを進めるということも併用します。
イメージ的には得意なもので時間を作り、苦手なもので
その 浮いた時間を使うといったイメージです。
まずは時間のマネジメントをふりかえって見直します。
もう一つ上手な「並」の先生が気をつけておられるのが
時間をかけたことに対してどのくらい成長が見られるのか
ということです。
なかなか進まない ケースとしては今までやったことがなくて
習慣化できてないというところがあります。
それが習慣化できれば子どもたちが
一気にスピードアップして取り戻すこともできるのですが
それが本当に実現可能かというのを見極めるのも上手です。
イメージするとプロ野球選手は毎日同じような力が出せて
たくさんの試合を戦います。
その辺はさすがプロ 完成した人たちの集まりという感じなのですが
教室の子どもたちは少々違って高校野球の選手みたいに
1試合ごとに成長するし何なら1打席ごとにも上手になったりします。
また未完成な分、どうしても伸び悩むことも多く、限られた時間の中で
充実したものにするために、配慮もいります。
子どもたちの成長という部分も加味して習熟度を見なければいけないので
この辺で時間に対しての効率も大事だと思います。

上手な「並」の先生は、ふりかえるのですがいずれも子ども達のことを
中心に考えて、これからの予定を立てるようにしていることが多いです。
この休みにのんびり考えてみるのはいかがでしょうか?
この辺も上手な「並」の先生に学ぶことは多いようです。


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