昨日（2023年7月2日）、エディオンアリーナ大阪にてRISE WORLD SERIES 2023 1st Roundが開催されました。
　presentsがCygamesからABEMAに変わってから初めての大会になります。

　その大会についての雑な感想です(中編)

　前編は↓

　いつにも増して独断と偏見と暴言と戯言と妄想です。
　悪しからず。

　中編は第4試合から第9試合のチャンヒョンvs山口侑馬までです※風音vs政所は後編

Ryuki（フリー）vs　ハムザ・ハッザール（モロッコ/FIGHT MASTERS）

　Ryukiを知っている人だったら、この選手の実力は分かっていたとは思うけれど、MMA転向していてもまだ強かったですね。なんなら前より強くなったような気もする。
　ただ何か勿体ないカードのような気もしましたね。
　普通に実力者同士の好カードだけれど、テーマがまるでない。
　RyukiがこれからRISEにレギュラー参戦するなら、ベルトを狙って欲しいとも思いましたが、そういうわけでもなさそうなので（メインはMMAらしい）

　伊藤代表はOFGで出て欲しい的な話もしていたし、本人も今はOFGの方が慣れているだろうけれど、特に誰かと見たいってわけではないんですよね。単発だと。難しいなぁ。うーん。
　

憂也（魁塾）vs　翔真（SEED GYM）

　5連勝（その内４連続KO）から、RISE初参戦のモトヤスックに敗戦。そして再起戦のリカルド・ブラボは減量失敗で試合中止と、メンタル維持するのはとてつもなく大変だった中で、急遽試合が決定。相手の翔真も中2週間での参戦（こんなビッグチャンスは断らないでしょ）
　
　両選手に拍手ですね。

門口佳佑（EX ARES）vs　川上 叶（龍生塾）

　川上叶の豊富な運動量と打たれ強さはフェザー級の風音って感じですね。かなりの難敵です。そして的確にポイントを取ってくる。
　王者になる前の門口なら厳しかったと思います。

　僕の尊敬するフォロワーさん（よく僕の脳内を言語化してくれる）のtweetをそのまま拝借すると

　立場が人を作るというけれど、試合ごとに門口王者らしくなって盤石の試合運びだったかと

　その通りだと思います。
　門口は防衛こそしていないものの、またベルトの価値を上げました。

　まあそろそろ外国人選手でしょう。

　↓は以前書いたことなんですけれど

　安本が負傷してしまって、次戦がいつになるかわからないので、それまで上記のテキサスの殺し屋、サンパウロの喧嘩屋、ベルリンの処刑人とかと３連戦をして（そんな奴いないけど）３連続KO勝ちしてもらいましょう。

　門口のことはこれ以上ないくらい信頼していますが、今回のWORLD SERIESを見ても、RISEは外国人選手呼べる予算がある大箱興行になると、なんかキャバ嬢がアフターで鮨食うときに高級ネタばっかり頼んでるみたいに、キャッキャッ言いながら強い外国人を連れてくるイメージです(笑)
　そして特に思うのは代替え選手がいつも強い。

　今回、代わりに来たハムザ・ハッザールやアイマン・ラマーはいい選手でしたからね。
　それこそ2019年だとロッタンの代わりにすぐにロッタンに勝っているルンキット呼んだりとか。

　なので、妙に張り切ってヤバい外国人を連れてこられても困るので（あくまでvs安本戦を盛り上げるためのスパイス）仮に外国人を呼ぶならほどほどな選手がいいなあ(笑)
　
　後は過去に天心と対戦したマーティン・ブランコとかイグナシオ・カプロンチとかまだキックやってないですかね。知らないですけど(笑)

　何か武尊がロッタンにKO勝ちすることで天心に間接的にリベンジしたい的な発言に怒ってる方もいらっしゃったみたいだけど、僕は全く何とも思わなかったですけどね。
　志朗も天心はクマンドーイに何ポイント差で勝ったんですか？って聞いてましたし(笑)
　志朗の方がよっぽどしつこい(笑)

　これは仕方ないんですよ。天心はキックボクシング卒業はしたんだけれど、あちらこちらにオシッコしまくってマーキングしていったから、中々臭いが消えない(笑)

　玖村だって、天心がダウンを奪うことが出来なかった志朗からダウンを奪って勝ったー！みたいなね。
　そこかしこに天心臭がする。スプレーしても全然取れない。めっちゃ天心臭い(笑)
　まだしばらくの間は取れんでしょうこれは。

　なので門口にも間接的リベンジをしてもらうのはどうでしょうか(笑)

中野椋太（誠至会）vs イ・ソンヒョン（RAON）

　中野は大好きな選手ですけれど、僕はソンヒョンが勝つことは揺るがないと思っていたので、どうせダイレクトリマッチやるんだったら、もういっそ一発目でタイトルマッチにしろよって思っていて、フォロワーさんともそんなやり取りをした記憶がある。

　で僕の願望としては中野の適正は65kgだと思うので、現在空位のタイトルを白鳥と争って欲しいと思ってました。
　既にソンヒョンが王者になる前提なんですけれど笑、ソンヒョンにはそれだけ信頼感があるし、層が薄い67.5kgもこれで盤石の王者が誕生するだろうと。

　中野vs白鳥は普通にいいカードだし、元モデル対決でもある。
　どちらが王者になっても華があるし、70kg海人、67.5kgソンヒョン、65kg中野or白鳥で大分格好がつくかなとかなり勝手な願望を抱いていたんですけれど・・・

　試合が始まると、中野の動きがいいなあと思いました。この動きを見ると65kgには落とせるけど、減量幅が少ない67.5kgの方がいいのかしらと思い始めていました。ただ、ソンヒョンのハンドスピードが速く、いずれ捕まるだろう、時間の問題かなぁと思っていた矢先、この日、本戦2回目のKO劇はまたもやバックブロー。違いは逆転劇だったことと、下馬評。

　僕のKO賞は中野です。

　田丸や原口のKOも凄かったけれど（大﨑がKOするのは予想通り）、この2人は塚本同様、勝利予想ではあったので、やはりKO負け予想だった中野のKO（それも一撃失神）、そしてソンヒョンがKO負けがないこと（僕はダウンすら見たことないです。多分）で迷うことなく中野でした。

　僕は中野のファイトスタイルが好きでした。ミドルが強くて、キック主体なんだけれど、左フックも強くてパンチでもKO出来るアグレッシブなスタイル。
　見た目はご存じの通り、格好良くて華がある。
ほとんど、パーティーぜよ～とか、バイブス、バイブス連呼して会話にならないけれど笑、たまに芯食ったこと言う。
　正直、イヤホンつけさして会見時の会話を遠隔コントロールしたいなって思うときがあります(笑)
もっと人気出てもいい選手でしょう。

　ただチャドに負けてからの中野の動向を全く知らなかったです（僕が情報不足なだけかもしれないけれど）
　その間、タイに行っててキッチリ練習していたってのもなんか良い。
　多くの選手が海外修行に行った際にその様子をSNSで上げている中（それも全然いいことだと思うけれど）
　そういうことを殆どせず（インスタもほぼ更新していなかった）ひたすら練習していたってのがなんかストイックに見えて（実際は知らんけど）格好いいなと思いました。
　ただ面倒くさいだけなんだろうけどさ(笑)
　

チャンヒョン・リー（RAON）vs　山口侑馬（道化倶楽部）

　山口兄弟に関して、比較的ここ数年で知った方達は勝ち負け度外視して盛り上げる兄弟みたいなイメージを持たれているかもしれないけれど、ベルトも持っているし、元々実力があるからこそ（その上糖分高い）常に大きな舞台に呼ばれてきた訳で、彼らの凄いところは呼ばれ続けていることだと思います。

　今のRISEだと兄の裕人の方が勝ち星が多く、弟の侑馬の方があまり勝ち星に恵まれていないですが、ちょっと前までは実力は侑馬の方が若干上っていうイメージだったような気がします（一緒に酒を飲むなら絶対お兄ちゃんがいいですが笑）
　ただRISEに来てからは、裕人は結構大事な試合で勝ち切ってる印象で（松本をKOしたり、タリソンに逆転KOしたりと）
　逆に侑馬の方は取りこぼした（勝てたんじゃないかなっていう)試合が少なからずあった印象です。山田とか直樹は難しかったと思うけれど。

　その最たるものがYA-MAN戦だったかなと。
　YA-MANのロイター版になってしまった感は否めないですね。

　別にこの2人を勝たせるマッチメイクしようと思ったらできるんですよ。
普通に今でもスピード・パワーはあるし、それなりの選手で連勝させることも可能でしょう。
　でも兄はタップロンとOFGやったり、弟はチャンヒョンとOFGやったりする。
　誰がこのオファー受けんねんと(笑)
　でもそこが魅力でしょ。

　ただ僕が余計なお世話で思うのは、侑馬の方は普通のグローブに戻ってもいいのかなって思います。OFGは裕人に任せて。
　久しぶりに見たいですけどね。

　そしてこれは毎回言ってるんですけれど笑、たまにはチャンヒョンを全力で応援するカードが見たい。
　何てったってうちのチャンヒョンだからね。
　じゃあ誰って言われると難しいんですけれど(笑)

　そして、チャンヒョンも山口兄弟同様、オファー断ったことあるのかな。

　肘有だけど
　「アラッソヨ（わかりました）」
　OFGだけど
　「アラッソヨ（わかりました）」

　で、今回OFGをやることによってチャンヒョンはディフェンスに集中したらしいです。
　確かに今まではそうでもなかったですもんねー、て怖っ！

　オフェンス重視で、比較的ディフェンスがそこまでじゃなかった(勿論ディフェンス能力も決して低くはないけど)チャンヒョンのディフェンスが強化されると思うと・・・
　これはパンドラの箱を開けてしまったんじゃないかなと。

　知らねえぞマジで(笑)

　（後編↓に続く）