たった1冊のノートで、散らかるばかりだった頭の中がようやく片づいてきた話
頭の中を、片づける
【 時間と仲良くなろう! → まずは身辺を片づけよう! 】のプロジェクトを進めるにあたって、最初に手をつけたのが、頭の中をどう片づけるか。
これ実は、かれこれ数年もの間、悩んできたことでした。
考えていることはある。だけどそれを頭から出すと、どうにもまとまらない。
紙やノートに書き出してみる、というのはこれまで幾度となくしてみたけれど、まあ一応「書けた」手応えは得られるにしろ、「そうそうこれこれ〜〜!これを出したかったのよね!」と心底スッキリできるような出来栄えではなく。
あとは、声に出して話してみる。一人ラジオのように。これも何となく、それなりに、「言えたな」という達成感はありました。だけど、「言い尽くせたな」という感覚には到底至らず。
もうひとつ、このnoteのようにインターネット上に書く、というのもしてきました。ブログであったりSNSであったり。それもまた、書いて、誰かに見てもらえて、反応があったりすることで「一歩前進できたな」という感覚は得られます。それでも一歩だけで、そこからてくてく進み続けることはなく、どちらかというと踏み出す足が重くなり。
他者からの反応があると、かえって慎重になってしまうものかと学びました。
うーん、でも、頭の中でぐるぐるしている思いは、悩みは、アイデアは、やっぱりあって。いったいどうすれば、スッキリ取り出せるんだろう!!?
そう思っていた矢先に、ふらりと立ち寄った文房具屋さん。
多種多様なノートはこれまでも買ってきていて、ノートに書くのは違うかな……と半ば諦めにも似た境地にいたけれど、それでもノートの魅力は強く。ノートって何だかいいですよね。あちこちの棚を眺め、実際に手に取り、そうして運命の出会いがあったのです。
「このノートを、ずっと求めてた……!」
それは、学校で使うようなノートとはまた違う、こだわり抜いた紙質で作られた【B5サイズ】のノートでした。ページは薄い方眼。ずっしりと大きくて、重たくて、お値段もそれなりにします(2000円くらいだったかな)。
それでも迷わず、「これこそは!」と購入しました。
家に帰って、使ってみたら大正解。
試しに「最近悩んでいること」を書き出してみたら、するする進む。どこまでも書けるし、どこまでも考えが展開していく。
ふう、と一息つく頃には、書き始めたときよりも頭の中を書き出せて、整理整頓できて、確実にスッキリした自分がいました。
必要だったのは、どこまでも書ける余白のある大きな紙面でした。
これまではノートに書いてみても、ページが切り替わったり、1ページあたりのサイズ感から無意識のうちに「きれいにまとめよう」としてしまって、どうにも考えを展開できずにいたのです。
1日5行の日記帳と1日1ページの手帳では、そこに書き出される内容って自然と変わってくると思うのです。5行しかないのであれば、そこに収まるように。内容も、表現も、気を使って。その窮屈さがときに苦手で、1日1ページの手帳を最近は愛用していました。
だけど1日1ページも、腰を据えて考え事をするには、枠として小さかったんですね…。もちろん使っていないページを利用して書き足したりしていましたけれど、やっぱり【1ページあたりの面積が大きいノート】には敵いません。どこまでも書ける!書いていいんだ!って思ったら、頭の中にあるものが片っ端からスルスルと出てくる。面白いくらいに。
「頭の中を整理する」ってどうにも目に見えない分野の話だけれど、そこに対する効果的なアプローチが「ノートの大きさ」という、目に見えて、手に取れて、しっかり物理的な方策だなんて、驚きです。
きっと同じ原理で、部屋をスッキリ片づけて余白の多い場所にすれば、もっともっと考え事は捗るんじゃないかな。どうかな。
まずは自分史上最強の相棒「B5サイズの方眼ノート」とともに、頭の中を片づけていくことにします。それから生活空間も、もちろん。
これまで義務感にまみれながらイヤイヤしていた片づけ、いざ問題意識というか向上心をもって取り掛かってみると、こんなにも楽しい!
🌿
今回購入したのはこちらのノートです。公式ページがありました。圧倒的感謝!
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