見出し画像

公務員を早期退職後10ヶ月間のリアル支出金額(主に社会保障負担と税金!)

早期退職してから10ヶ月経過した。あっという間だった。
その間、支出しなければならなかった主な必要経費の金額と内容を記録しておく。
自分的にはかなり高額だった支出額のリストで、正味、俺の財布から出て行った金額である。
健康保険に関するものが一番高いのだけれど、できるだけ安くする工夫をした上で、これぐらいってことです。


退職を考えている人、これぐらいはゼニを準備しといてね♪

必要経費編

共済組合、職員互助会 任意継続費用 557,893円


・共済組合 450,403円 
・共済組合介護掛金 77,322円
・職員互助会 30,168円
(振込手数料を除く)

これらは4月初頭に一括支払いしたw

まず共済組合、これは公務員でないと馴染みがないと思う。
要するに健康保険のことなんだけど、公務員が退職したら、保険証どうするの問題、というのがある。
家族が働いているならその社保か共済組合の被扶養者になるのが一番良い。何でやいうたら自身の保険料がかからないからですな。

うちの嫁さんは専業主婦なんでこの手が使えない。
国民健康保険か、共済組合に任意継続加入するかのどちらかしかない。

【任意継続】退職した後も、掛け金(保険料)を支払うことによって最大で2年間、共済組合の保険証が使用できる。(社保も同様の制度がある)

共済組合任意継続の何がいいかって、そりゃ国保より保険料が安くなるからですよw
ちょっと調べてみたけど、現役の時の共済組合の掛金月額(健保分、職員本人の給与から差引)の2倍×12ヶ月より9万円安いぐらい。
共済組合は一括前納すると割引でちょっと安くなるし、扶養家族分の保険料はかからない。
安くなることは計算して知った上で、共済組合任意継続を選んだ。

ただこの時、共済組合の介護掛金分を計算していなかったのは、イタかったw

介護保険分は先ほどと同様、現役の時の月額×2倍×12ヶ月より2万円ほど安い。
ここまで、何で計算に「2倍」が挟まれるのかというと、本来の保険料は事業主つまり雇い主と労働者が折半して納めているんで(社保も同様)。退職後は全額自分で払うってことですよ。

国民健康保険は税金と同じような計算システムなんで、退職の前年の収入が高いとその分保険料も高くなる。
再就職しないのであれば、退職して1年目は共済組合に任意継続加入しておいて、2年目から国保に切り替えるのが節約のセオリーだと思う。

職員互助会は以上とは別ものなんだけど、共済組合に加入すると強制で入ることとなっている。こっちは何だというと、例えば眼鏡買ったり、決まった宿泊施設に行ったりすると補助金が出たり、そして何より医療費の一定額を超えた部分を返してくれるという特典が素敵。
ただし、最初の支払いがね、けっこうあるので、お得感があまりないかも。
こちらは現役時代の月額×12ヶ月分よりちょっと安いぐらい。
あと互助会の会費は前納割引がないよ。

国民年金保険料 404,420円

100,690円×2人分(クレジットカード10~3月分前納)
16,920円×2人分×6ヶ月(4〜6月分納付書、7〜9月分クレジット払い)
※「付加保険料」込みです。

現役で働いている間は共済組合の年金制度に加入しているんだけど、任意継続しても、年金制度は分離される。

従って退職後フリーになるのであれば60歳まで国民年金に加入して保険料を支払う必要がある。
これは市町村窓口での手続きとなるけど、けっこう苦労したのがここだ。
なんか、役場の窓口対応が怪しくて、クレジットカードによる前納を希望したら、担当者同士がわちゃくちゃして、いっこうに進まなかった。

結局のところ、そちらの書類は年金事務所から後日届くので手書きで返送する必要がある。
あと注意事項として、前納を申し込む場合、半年ずつ期限が決まっているので、退職直後の4月分から前納はできない。
4月から前納にするには2月までに手続きをせんとならんのであるが、退職前の2月はまだ俺ら現役で仕事してるのであって、共済組合に所属してるんで、切り替え手続きすらできないのよ。

従って、4~6月分は納付書で現金払いする。
4月中に上記の書類手続きをすれば、だいたい7月分から毎月クレジットカード払いにできるけど、前納割引は受けられない。
前納できるのは10月分から。2年分前納しちゃう金持ちもいるだろうね。調べたところ、口座振替で2年前納が割引率が一番高い。
つまり保険料が安くなるんだね。
でも俺は色々考慮して、半年ずつクレジットカード前納にした。

退職前年の社会保険料控除額が110万円超えていたので、今回支払った共済組合、職員互助会、年金を合わせた962,313円のほうが安いです。
ただし、共済組合の年金保険料は国民年金より圧倒的に高いのであって、おまけにボーナス引き去り分もあるし、当然その分安いと思ってください。

住民税 336,200円

高いですねえ、住民税。
退職の前年の収入が700万円超だったからと考えて下さい。
当然金額は都道府県、市町村でちょっと違ってきます。
こちらも一括でも払えるけど、別にそれで割引を受けられるわけじゃないし、俺は納付書4回払いとした。1月までかかった。

番外編(買い物)

掃除機購入費 45,480円

俺が家事労働に参入するにあたって、どうしても更新したかった。
以前までいわゆるキャニスター方式で重たい本体をズルズル引きずりながら掃除してたけど、やはりスティックタイプ、コードレス、サイクロン方式が絶対便利だし効率的だと思っていたので。
嫁さんの希望としては軽くて、騒音が低ければ低いほど良い、というのも条件の一つ。
SHARPのサイクロン掃除機にしたよ。結果は上々であるw

ノートパソコン購入費 65,607円

さすがにもう、スマホだけでクラウドソーシングの仕事をやるのキツいということと、旧パソコンがもう限界でネットに色々繋がらなくなってきたので、ついに新調することにした。
ただし9か月ほど悩んで買ったw
マイナンバーのポイントを使わずに大事に取っておいたので実質45,000円で買ったに等しい。

プリンタ購入費 31,700円(インクカートリッジ込み)

プリンタはもう、絶対に要らないって言ってたんだけど、嫁さんがどうしても欲しい、自分の趣味のために欲しい、言うのでまったく想定外の出費。
そこそこ立派なスペックのデカいプリンタになった。
プリンタはかなり昔に所持していたけど、あれは管理が大変で、古くなるとインクカートリッジが入手できなくなるし、第一年に一回ぐらいしか使わないので(年賀状作成)、アホらしくなって購入しなかった。
年賀状作るならネットで注文した方が絶対コスパ良いと思っている。
でも買っちゃったのでこ2023年から年賀状を自宅で印刷することとなった。

まとめ

・共済組合に任意継続加入すると国保より安い。
・国民年金は最初だけクレジット払いと前納ができない。
・住民税は高いw←まあこれは、計算して知ってたけど。

思ったより高額だったもの:共済組合の任意継続については退職前に計算していたけど、介護掛金は計算してなかった!
案外安かったもの:パソコン
想定外だったもの:プリンタはホントいらねえって!
躓いたもの、手こずったもの:住民税も国民年金も、銀行窓口で納付書+現金払いせねばならず、これがめんどくさかった。国民年金のクレジット+前納は、すぐできなかったので注意。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?