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そうだ!チャーシュー麺食べよう!

8歳年上の女友達がいる。
お互い別々のグループホームで暮らしているけれど、ときどきラインで連絡を取り合い、一緒にお出かけしている。
この週末も、お出かけしようか、という話にはなっていた。
けれど、週末が近づくにつれて、わたしはなんだか疲れてきた。
どうしよう。
来週末なら3連休だし、来週に予定を変えてもらおうか。
そんなことを考えていた。
けれど、今日の夕方6時半に友達から来たラインを読み、わたしは考えを変えた。

友達は、グループホームの相部屋さんたちから逃げ出したい、という。
以前もらったラインでも、相部屋さんたちが物のやり取りをしたがる、相部屋さんにタバコをせがまれ数本貸している、相部屋さんたちが若くて、なんだか居づらい、と聞いていた。
共同生活をしていると、ささいなことの積み重ねが大きなストレスになる。
友達は、お出かけしてストレス発散がしたいのだ。
ならば付き合おう、そう思った。

待ち合わせはいつも、ドトールだ。
そこでコーヒーを飲み、タバコを吸い、お昼ごはんを食べに移動する。
その後、駅ビルのユニクロとGUをブラブラする、というのが、お決まりのコースだ。
明日もなにか買おうかな、と思ったけれど、ほしい物は特になかった。
正直、お出かけしなくていいんだよな。
そう思った。
けれど、明日のお出かけに、わたしもなんらかの目的を見いだしたかった。

ひらめいた。
そうだ!
明日また、チャーシュー麺食べよう!
友達は少食だから、ラーメン屋に誘うといつも一番シンプルなラーメンを食べるけれど、わたしはそうじゃない。
せっかくラーメン屋に来たんだから、と、思い切り豪遊する。
チャーシュー麺に煮たまごをトッピングして、ときにはそれを大盛りにする。
普段は納豆に漬け物なんかでごはんにしているわたしが、ラーメン屋に行くと、まるで遊園地に来た子供のように、はしゃぎ狂う。

ラーメンは、身体に悪い。
そうとばかりも言えない。
いつから始終食べてる人はどうか知らないけれど、ときどき食べるくらいなら、ラーメンはむしろ身体にいい。
ときどき食べるラーメンは、幸せホルモンを出してくれる。
きっとそうだ。
そう思う。



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