数ヶ月前にイスラエルへ旅行したのですが、色々ありすぎて何から書いていいのか分からず、撮ってきた写真を眺める日々が続いていました。8月も終わりに差し掛かった頃、noteさんから、今月中に投稿しましょう、というメッセージが。

色々考えすぎずに、旅行の一部分ずつ切り取ってみようと思います。

ユダヤ人美容家　ヘレナルビンスタイン

日本にも根強いファンが多い高級化粧品ブランドヘレナルビンスタイン。1900年にヘレナルビンスタインという女性が生み出したものでした。

『化粧品の第1号となった美容クリーム「ヴァレーズ」をオーストラリアで販売開始したとき、マダムはすでに人によって肌質が違うことに気づいていました。 今では常識となった乾燥肌・脂性肌といった“肌質をスキンケアに取り入れる”という考え方を美容界で初めて提唱したのが、他ならぬマダム・ヘレナ ルビンスタインなのです(ヘレナルビンスタインHPより抜粋)』

イスラエルのテルアビブ美術館には、世界中の著名なアーティストたちの作品が数多く展示されています。ユダヤ系の大富豪たちが購入したり、パトロンとして育てた芸術家たちの作品でしょうか。その一角に、特別展示、ヘレナルビンスタインのミニチュアルームの展示がありました。

豪華なシャンデリアのお部屋。なんと精巧なミニチュアルーム！細かいところまで、きっと素晴らしい職人さんのお仕事なのでしょう。

この壁紙や、陶器の絵柄まで細かいところは感動。実際はこれくらいの大きさの壁の中に埋め込まれて展示されています。

様々な時代の、様々な形式のミニチュアのしつらえが、本当に細かく再現されていて、一つ一つ見ているだけでワクワクしました。ガイドブックによると、独立したヘレナルビンスタイン美術館というのがありましたが、休館中だったようです。Google mapの口コミなどでは、ぜひ行くべき美術館の一つ、と評されているので残念でしたが、ミニチュアルームの素晴らしさは感動。これらを蒐集して、眺めていたヘレナルビンスタインに思いを馳せるひとときでした。