「がんばってね」の代わりに。
「がんばってね」は、応援の言葉だと思っていました。挨拶にも近いですよね。
「がんばってね」
「うん。がんばるね」
そんなやりとりです。わたしは「がんばってね」と声をかけられたら嬉しいです。応援の意味で受け取っていました。
「がんばります!」は気合を入れるために言う言葉でもありました。
でも、世の中には「がんばってね」を負担に思う人がいます。元気がない人には「がんばってね」と声をかけてはいけないと知ってから、「がんばる」について、意味を調べました。
がんばるは、「頑張る」と書きます。「頑張る」を調べてみますと、「がんばれ」のように応援の意味として使われるほか、
①我意を張り通す
②どこまでも忍耐し、努力する
③ある場所を占めて動かない
の意味があることを知りました。元気がない人に「どこまでも忍耐し、努力しなさいよ」と声をかけるのは、優しくないこと。
それを知ってからは、言葉をかけるときの重みを意識するようになりました。応援のために声をかけたのに、相手の負担になるなんて悲劇ですよね。
既にがんばっていて、張り詰めたように努力している人には、どう声をかけたら正解なのだろう。「がんばらなくていいよ」は、水を差すようで気が引けてしまう。
「応援しています!」だろうか。わたしが嬉しかった言葉は、
「大好き」
「はげみになります」
「良子さんみたいになりたい」
「なんて勇気と希望に溢れる記事」
「良子さんのNOTEに出会えて良かった」
幸せな気持ちになる言葉です。心の小箱にそっとしまって、元気がないときは思い出して浸ります。言葉がわたしの支えとなっています。ああ……わたしの味方になってくれている。嬉しいなあという気持ちです。
「がんばってね」を言えないときは、わたしが受け取った言葉のように、「あなたの味方だよ」と伝えるのはいかがでしょう。
わたしの話をしますと、夫の事業が倒産して借金が出来たとき、夫に「がんばってね」は言えませんでした。
その代わり、夫の力になりました。あまり言葉には出来なくて、「あははは、きっとなんとかなるよ」と出来るだけ明るくいました。油断すると暗く沈んでしまいそうになるので、必死に抵抗していました。
夫を励まし、共に働き、借金を返済し、今があります。
同じように、わたしも家族から支えられ、助けてもらっています。娘からは同じような言葉をかけてもらっています。「お母さんなら大丈夫」「できるよ」「協力するからね」と。
YouTubeの視聴者さん、noteの購読者さんにも支えてもらっていますね。
わたしがYouTubeに挑戦をして、自分の想いを言葉にすると、どんどん味方が増えてきました。毎日のように、幸せを噛みしめています。
先日、長男と長女に話していました。わたしの人生で、69歳の今が1番モテモテだよと。人生の後半。こんなにも温かな言葉の数々に囲まれて暮らすことになるなんて思ってもいませんでした。
あー、幸せ!!
いつも、ありがとうございます。
良子
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