1枚の写真がきっかけで学んだこと。

インスタを見ていると、素直に素敵だなと思えるものと、なんだかその人の自己顕示欲が見え隠れして複雑な気持ちになるものがあります。

例えば、分かりやすい例で言うと、
「足湯にきました!気持ちいい!」という投稿内容に対して、ポートレートで足湯はボカシの、自分の太もも焦点で、スカートの裾をチラッとめくっていたり。

「いやいや、それいる!?絶対、太ももメインでしょ!?」と突っ込まずにいられないようなシチュエーション。

私は自分が女性ということもあり、他の女性の太ももを見てもあまり嬉しくないことや、むしろ太ももより足湯の方が見てみたい気もするので、そういった場面でモヤッとします。

投稿内容と、写真の内容がミスマッチだったり、
投稿内容とは別の、不必要な情報が入っていることに違和感を覚えるからです。

今回、ネットサーフィンしていた時に、たまたま目にした記事で、「写真」に関して、面白いものがあったので、忘備録として、このブログにまとめたいと思います。


参考元https://nazology.net/archives/125650
上記のサイトより、簡単に内容を、以下に。

①写真を、人称の違いという点で考えた場合、「1人称の写真」と「3人称の写真」に分けることができる。

自分の目線で撮ったか、他人の目線で撮ったかの違い。
1人称の写真とは、自分が直接カメラのレンズを覗いて撮る写真を指すので、必然的に自分は写り込まない。
例えば、美しい景色、動物、料理の写真など。

3人称の写真とは、誰かの目線で撮影された写真を指すもので、そこには自分も写り込みます。
例えば、誰かに撮ってもらった記念写真や、カメラを自分に向けて撮った自撮り写真など。

②写真を撮る場合、写真を見る場合にも「人称」によって違いがある。

ある実験の結果から分かったこと。
イベント自体の重要性を高く評価するときほど、1人称の写真(自分が写らない写真)を撮影し、
人生における深い意味を重視するときほど、3人称の写真(自分も写る写真)を撮影する傾向にある。

例えば、
・念願だった、ハワイの海を見れた!
・珍しい動物に遭遇した!
→「イベント自体の重要性」を高く評価
→1人称の写真を撮影

・誕生日に家族や恋人と素敵な時間を過ごした!
→「人生における深い意味」を重視
→3人称の写真を撮影

また、別の実験結果から分かったこと。
写真を見た側からしても、
本人が写ってない写真では「イベント自体の重要性」を高く感じとられ、
本人の自撮りや友人との2ショットでは、「人生における深い意味」を強く感じとられる傾向にある。

③人間は自分の望む写真にふさわしい撮影視点(人称)を直感的に理解している。

実験結果より。
写真の人称と撮影の目的との間にミスマッチがある場合、人々はその写真に対してポジティブな評価をしなくなる。

例えば、景色の美しさを残したかったときに自撮りで自分や他人が写り込んでいたり、
反対に、友人や恋人との大切な一瞬を残したい場面で景色しか写っていなかったときなど。

以上のことを踏まえて。
人々は自分の目的を最もよく満たしてくれる撮影視点を意識して選べるとよいだろう。
ものを主とした大事な出来事を「記録」として残したい場合は1人称の写真を、
自分を主とした大切な一瞬として「記憶」として残したい場合は3人称の写真を。
すると、撮る側も見る側も心に残りやすい写真が撮れるかもしれません。

また、写真の人称と撮影の目的との間にミスマッチがある場合、人々はその写真に対してポジティブな評価をしなくなるとの結果より、これはブログ冒頭の、投稿内容と写真内容のミスマッチにも当てはまることだと考えられます。


私の感想としては、すごく納得。
今までは、私は写真に写ることがあまり好きではなく、風景やものを撮ってばかりだったけど、
もう少し考え改めたいなと思いました。

大事な人たちとの、大切な一瞬を。
主人公は自分!
そんな時は、恥ずかしがらずに、笑顔で写真に写りたいです!

と同時に。
写真の内容と、投稿の内容が違う写真に遭遇しても、ただ変に思うのではなく、「これは写真の目的と人称が違ってるな!自分だったら!(こう撮るともっと目的が伝わるかも!)」という見方をしていくと、また面白いかもしれない。


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