週刊アサギラボ #8

2/12~18の振り返り。

かよこバスプロジェクションマッピング

横川と可部を結んだ日本初の国産乗合バス・通称「かよこバス」の復元20周年イベントの前夜祭にて、バスへプロジェクションマッピングしました。
私を含め5名の作家が短いアニメーションを作成し、順番に投影されたのですが、あいにく私は別件で現地へ行けず。着いた頃には片付けが終わりちょうどバスが元いた建物内へしまわれていくところでした。映像はそんな悲しみをインスタでまき散らしていたところに優しい方々が送ってくれたものです。

投影映像はないのですが投影前の元映像があるので記念に。
実際のバスは白と赤なので、パーツで投影映像を分けるところまではやったのですが実際の見え方までは考慮しきれなかったところが反省点です。
TouchDesignerで音に反応させたVJぽい映像にしました。一応和風イメージなのですがそれっぽい素材は桜くらい……でも見ていただいた方からカッコよかったと言ってもらえて嬉しかったです。

ここだけの話、この1~2月に大き目のイベントが集中していてゆっくり制作する時間も取れずで、土曜日のイベント用映像をその週の火曜日から作り始めるという鬼スケジュールでした。
1日12時間、ずっと机の前に座ってお菓子を食べながらパソコンを触る日も……「将棋の棋士みたい」と言われました。たしかに。
あんなに切羽詰まった経験はもうしたくないので、気をつけます。

ダンス発表会の打ち上げ

どうしてマッピングが見れなかったかというと、先週のイベントの打ち上げに参加していたからでした。
わりとどのイベントや現場も、その後の打ち上げが楽しみでやっている節があります。当日は忙しくてスタッフ同士お話しする時間もなかなか取れないので、打ち上げの場でご飯を食べながらいろいろなお話ができるのはとても嬉しいです。

卒業作品展

日付が前後するのですが、火曜日は広島市立大学と比治山大学の卒業作品展を見てきました。
2つの美術系大学の展示を見比べるのが毎年の楽しみになっています。
方や公立の四大、方や私立の短大。カリキュラムも学校の色も先生の指導方法もなにもかも違うので、二つ合わせて広島の美術教育を学べる感じがとても良いです。

市大は各分野の伝統的な技法をしっかりと学んだ正統派美術という印象。でも最近は油絵コースで映像を作っていたり、学生それぞれが作りたいものを作っている感じがしていいなと思います。学内で展示をされているので、教室だけでなく廊下やロビーなど、「ここで展示したい!」という場所で展示できるところも良き。

比治山は昨年度まで3年ほど大学内展示でしたが、今年は依然と同じく美術館の地下ギャラリーにて。展示場所は作品制作において重要な要素だなと思います。市大みたいに一人一部屋というのが難しいためかインスタレーション展示はほぼ無く、でも一人一人が自分の好きなものを作品に落とし込んでいました。日本画や油絵でもポップな作品が多かったり、技法にとらわれていない自由な発想がまさに20歳前後の若い感覚だなと感じます。

どうしても年を重ねると制作において少なからず固定観念が出来てきてしまうなぁと、学生の展示を見ていると感じます。
もっといろいろな世代の作る作品を見て、柔軟な思考ができるようになりたいです。

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