昭和64 大相撲
大相撲
には3-4回行ったことがある。
父の勤めていた会社では升席をとってたよ
うだ。いちおう4人分という計算のようだっ
たけれど、当時の日本人の体格でも4人では
いっぱいではみだしてしまうくらい狭かった
ため2-3人で来ていたひとたちが多かった
ようだ。おみやげみたいなやきとりそのほか
の食糧は4人分くれた。
こどものことであったこともあり、その食
べ物が楽しみで相撲はその次だった。
横綱佐田の山
いまでも記憶が残っているが、横綱の佐田
の山である。
このひとは、大鵬みたいな無敵の横綱では
なく、稽古と努力とで最高位にまで上がった
感じで、いつも一生懸命だったと思う。身体
も筋肉質だがあまり大柄ではなく肥満体でも
なかった。突っ張りが得意だったが、升席で
みていたときに、突っ張りをはずされて土俵
際まで押し込まれたが、そのとき力が入ると
全身がさっと紅潮してまさに真っ赤になって
踏みとどまり、逆転勝利したのはとても印象
的だった。
全身が真っ赤になる
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