推し活で病んだら生活がちょっと豊かになった話
まさかnoteなんて書く日が来ると思わなかった。
いつもは気ままに推しのことを呟いたりほどほどに楽しんでいるSNS生活。
そんな中でもまあまあな大事件が起きたので、なかなか機会もないし書いてみるか〜と書き出してみた。
あの大事件から、わたしの生活はよくも悪くも一転したと言える。
そう、あの日。
2024年1月8日。
まず、私は旧J事務所のあるGのオタクである。
中国だと性感帯とか呼ばれちゃうし名前変えよ~と前向きな改名をする予定のGのオタクである。
昨年は様々な出来事に直面し、タレントたちも疲弊したがオタクも一緒に存分に疲弊した。
推しの苦しみはオタクの苦しみなのである。
とにかく色んなことに苦しみながらも、それでもこうなったからには仕方ない。時代の移り変わり、色々なことが変わっていくことに痛みは伴う。
一緒に乗り越えて、2024年をより良い年にしよう!
2023年よりも悪い年なんてまあないし、2024年に大期待!!!! 2024年は推しの活躍いっぱいみれますようにひゃっほい!!!
と自軍はカウントダウンイベントも何も無かったがそんなことも飲み込んで2024年に突入したわけである。
え、2023年より最悪なんだけど?( ˙-˙ )
冒頭にもいった2024年1月8日。
グループのエースが脱退を発表した。
エース抜きで3人で活動は続くらしい。
三月末で脱退するらしい。
ショックで過食した。
驚くほどいっぱい食べた。
考えるより食え、考えることを放棄せよと脳に司令を出された。
たべた。
なんかよくわかんないけど、いっぱいたべた。
食べすぎて腹痛で救急にかかる1歩手前まで差し掛かり、夜中2時過ぎにもうどうにもならなくなり、仕事部屋で黙々と仕事をしていた旦那のところにはっていき、薬局に走ってもらった。
チャリで。
寒空の下。
推し活のストレスでたべすぎて。
旦那は笑っていた。
めちゃくちゃ笑っていた。
それになんか救われた。
その事件からわたしは色んなことを反省した。
そもそも過食はもったいないと思った。
どうせなら同じものをゆっくりと、美味しく感じられる量食べたい。
それにわたしは太りたくない。
ほんとに太りたくない。
これは健康が云々とかよりも、好きな服を自分のそこそこ思い描くように着こなしたいという気持ちがあるから。
おしゃれすることも、メイクもすき。
自分のためにそれをするのが好きなのに、こんなことでそういうものに反してしまうのもなんだか悔しい気持ちになった。
それから推し活に知らず知らず気持ちを預けすぎてしまっていたことにも、反省した。
わたしは推しに好きに楽しくアイドルとして生きてもらって、アイドルを続けているその間の姿を少しでも長く楽しませて欲しいと思っていた。
推しには推しの人生があり、生活がある。
個々に考えがあり、思い描く未来がある。
わかっていたはずなのにわたしは、ずっと四人が一緒にいてくれると、4人で描く未来があると、そう思ってしまっていた。
いや、思うことが悪かったというよりも、己の思い描いていたものと違うものを提示された時の打撃が、自分が想像していたよりも遥かに大きかった。
それだけこの数年で彼らを深く好きになったし、応援していた。
テレビ番組に出るとなればなるべくリアタイしてSNSで感想を呟き、タグを共有し、新しい記事が出れば拡散していいねやコメントをつけた。
CDの発売があればショップをかけまわり、SNSで情報を共有し、共に頑張るファンと励まし合い讃えあった。
YouTubeの再生回数を気にして、数字を気にして、発売週は寝る間も惜しむようにSNSにかじりつく。
ライブにも行って、家族の協力も得て遠征もした。
SNSで繋がった友人たちとも交流し、プライベートでもたくさんの時間を共有するようになった。
そう、気づけば生活に彼らは欠かせないものになっていた。
なんか、このままじゃだめかも。
漠然とそう思った。
そう思って、SNSを少し離れてみた。
あと推し活からも以前よりちょっと距離を取ってみた。
どうしてもSNSには私の内側と同じようにいろんな混沌としたものが渦を巻いていた。
気持ちわかるよ。
わたしもそうだよ。
ぐるぐるしちゃうよね、わかるわかる。
でも悲しみに苦しみに絡め取られて、
またわたしは旦那を深夜の薬局に走らせるのはいやだ。
混沌としたものに足を掬われて、ズブズブと黒い沼にはまりこんでいくのも、ぜったいいやだ。
わたしはSNSを、推しへの楽しい気持ちを共有する場として使いたくて、SNSをはじめた。
元々このグループに興味を持ったきっかけは、別のグループのオタクをしていたTLにこのグループを布教しようとしていた当時のオタクたちのツイートが流れてきたからだ。
ちょうど彼らが地球を救う系の番組のメインに選ばれた時。
なんとかこれを機にブレイクさせたいと布教のためのツイートが沢山流れてきた。
うちの推しこんなにかわいいとこがある !
こんな面白エピソードがある!
それを知って欲しい!
そんな思いが、プラスの気持ちが、沢山流れてきた。
流れてきたエピソードがそもそもめちゃくちゃおもろかった。
その当時空き時間にはタグを漁ってエピソードを読むのが楽しみになっていた。
そして同時にファンの人達にすごく好感を持った。
プラスの思いをこんなに発信して、推しを後押ししたいもいう気持ちにすごく胸を打たれた。
そんなことがあっても自分がまさかハマるとは思っていなくて、なんやかんやあってハマってからは、その時のことを思い出して
「なるべく楽しいポストを!推しをプラスに後押しできるように!」
をモットーにえっくすをやれているので、
当時のふぁんのみなさんにはほんとにほんとにありがとうを沢山伝えたい。
話は脱線したが、まあ簡単に言うとこのままじゃ闇落ちしそうだったので色々違うことで気を紛らわせることにしてみた。
ひとつは読書だ。
これは2023年大事件の時に闇落ちしかけた時に唐突に「なんか本でも読もっかな」と思い立った。
元々読書は好きだったけど、近年全然読めていなかった。
SNSに使ってた時間、推しのDVDなどを見ていた時間、電車の移動時間なんかをあててみた。
不思議なもので、こうしていろいろなことにまよっているとき、たまたま手に取った本には不思議と迷いを紐解くヒントを提示してくれるような言葉が散らばっていたりした。
本って不思議だ。
それが面白くて、あれもこれも読んでみたくて、ブックカバーなんかも買っちゃって、絶賛読書の冬に突入している。
もうひとつは、運動。
一昨年くらいからジム通いをしている。
基本的に筋トレと室内ウォークなんかをしていたが、ストレス発散したくてプールに入ってみたら、なんかとてもリラックス出来た。
意外とそこまで体に負担がかかりすぎないこともプールのいいところだなと思う。
ゆったりちゃぷちゃぷ水の音を聴きながら水泳していると、思考がクリアになってくる。
ストレスが溜まったときとてもいいので、試して見て欲しい。
もうひとつは、つくりおき。
料理は好きだ。
でも当方O型サラブレッドの大雑把、それにズボラ。作り置きなんか手間なことしたくない!
そう思っていたのに、推し活SNS活動(えっくすでの)を減らしたわたしは、あろうことかちょっとてぃっくとっくとかをみはじめた。
そうしたらある時、お料理動画が流れてきた。
みんな短い時間、低予算でおいしそうなものを何品も作っていた。
盛り付けもばえていておいしそうだった。
完全に憧れた。
何品かつくるには作り置きも有効なことを知った。
ていねいなくらしへの第1歩を踏み出した。
あとはゲーム。
最近ちょっと桃鉄にハマってる。
たのしい。
これに関しては特出したエピなし。
ボンビラス星に連れていかれるとマジで萎えるからやめて欲しい。全然出口行けないむかつく
あれ、なんかわたし、めっちゃたのしんでね?
そう、たのしんでいたのである。
気づいたら。
彼らが彼らの選択をしたように、
私も私の選択をしたら、
なんかめちゃくちゃ傷ついてたはずなのに、めっちゃたのしんでたのである。
いや、勿論全くうじうじしていないかといったらそんなことはない。
友達は知ってる。
わたしがしぬほどうじうじしていることを。
多分今このnoteを半笑いで見ていることでしょう。やっほーみてるぅー!!!!????
でもね、こうやって人間は少しずつでも順応して、傷ついても足を踏み出していき、また己の足元が歩きやすいように、進みやすいように、自分でゆったりと耕していくものらしい。
だからどうか、あなたたちはあなたたちが思うように、あなたたちの選択を生きていって欲しい。
光の射す方へ。
気持ちの赴く方へ。
そうして輝いている姿がやっぱりもっとみていたければ、自然とここに居続けてわたしなりの距離感をみつけて腰を下ろすと思う。
逆に満足すれば席を立つかもしれない。
それは彼らにも選択の権利があるように、
わたしにも選択権があるということで、フェアな事だと思う。
でもこうやってなんか傷ついたことで、私の生活がよりいっそう楽しくなったのは面白かったなと思って、
嫌なことや悲しいことから生まれるものは、何も悲劇だけではなくて、
どんな形にも変えていくことができるんだぜ!!
っていうのを残しておきたくて、書いてみたらすごい長くなっちゃって震えています。
こわい。
指。
口数だけじゃなくて指までうるさくてごめんなさい。
読んでくれた人がいたらありがとうございました!
みんなにとって推し活が、プラスのものになりますよーに!!
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