見出し画像

保険適用によって、決心揺らぐかも

2022年4月から、不妊治療の保険適用が始まります。
2021年1月、これまでの助成金の内容が少し変わり、
本当に保険適用が実現するんだな。
なんて少し他人事のように思っていたら、
2022年の4月まであと3日となりました。

ありがとう、助成金制度
私の家庭では、不妊治療の中でも
高度不妊治療を行うにあたって
助成金制度がなければ、頑張っても1回挑戦
できるかどうか…という経済状況でした。
しかし、約4年間で
私の場合のMAXの回数である6回
助成金制度を利用して治療に挑戦できたのです。

採卵~移植、判定まで等の
1回の一連の治療をほぼ助成金でまかなえる
ということもありました。
(通うクリニックやその方の治療の状況によって
かかるお金は違うので、あくまでも私の場合です)
助成金制度がなければ、
これまで治療を続けられませんでした。
本当に感謝しています。
これまでありがとうございました。

治療の止めどき
精神的にも、肉体的にも、経済的にも
長く治療をしていくのは辛いです。
何度も「諦められたら楽になるのに」と
考えましたが私たちは、
やれることをやっても叶わなかったら
その時は諦めよう!!
と決めました。
私たちの中の「やれること」は、
達成に近づいていて
金銭面も厳しくなってきています。
そう、どちらに転んでも私たちの治療は
終わりに向かっているんです。
しかし、治療の終わりに向かっている一方で
保険適用という始まりも近づいています。
金銭面だけではなかったはずの、
わたしたちの「止めどき」のラインが
また曖昧になりそうな気がしています。

それでも良い方向に向かっている
全体を見れば、保険適用になったら
金銭的な面で治療に踏み切れなかった人が
一歩を踏み出せるようになるだろうし
「保険適用」という大きな一歩を
報じてくれるであろうニュースによって、
関係の無かった人が
「へぇそうなんだ」
なんてその一時でも関心を示してくれることも
あるかもしれない。
約40年以上前には高度不妊治療も行われていなくて
助成金制度もなくて、子供を諦めた人も多い。
そう考えると、いろんな人の努力で
少しずつではあるけれども
良い方向に向かっているなと感じます。

最後に
個人的にはいろいろ思うこともあるのですが、
ありがたいという気持ちを忘れずに、
私たちは私たちで決めた不妊治療を
とりあえずは流れるままに
もう少し続けていくことになるかもしれません。

「不妊」といっても、状況は人それぞれです。
年齢や身体の状況、環境、考え方も違います。
私のことも一つの例として見て頂けたらと
思います。

とっておきの処方箋
治療を始め、クリニックを選び、
どんな治療をして、どこまで続けるのか
全て自分たちで決めています。
不妊治療に関わらず、
何かを決めて進んでいくには
不安がつきまといます。


悩んだ末に出た答えなら 
15点だとしても正しい

by Mr.children  ~CENTER OF UNIVERSE~

今僕のいる場所が
探してたのと違っても
間違いじゃない
きっと答えはひとつじゃない

by Mr.children ~Any~

いつも思い出す言葉です。
今頑張っていることも、間違いじゃない
そう思えます。

ありがとうMr.children


不妊治療適用についての詳しい内容は、
厚生労働省が発行している下記のリーフレットや
https://www.mhlw.go.jp/content/000913267.pdf
HPを確認してください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?