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【お金のはなし】不妊治療では使えない、国の制度をざっくりお話します

今回は現在不妊治療中で
登録販売者の資格を持つ私が、
不妊治療では対象にならない
「セルフメディケーション税制」
についてお話しします。

この記事では、不妊治療中を想定
し必要であろう部分を抜粋して
います。

また、
不妊治療でも使える国の制度については
こちらの記事で紹介しているので
参考にしてください。

セルフメディケーション税制

セルフメディケーション税制の概要

・医療費控除の特例で2026年まで実施
・平成29年1月1日以降に購入した
 ※スイッチOTC医薬品、一部のOTC医薬品
 
の費用について所得控除される
・同じ世帯で年間12,000円を超えた場合
 超えた部分が所得控除の対象となる
・過去5年さかのぼって申告が可能
・健康診断などを受診した際の領収書や
 診断結果を保存しておくこと
・購入レシートを保存すること
・医療費控除との併用ができない

※OTC医薬品とは
処方箋がなくても購入できる、
ドラッグストアや薬局で売っている
一般用医薬品のことです。
※スイッチとは
医療用から転用されたという意味です。
対象商品には上記のマークが付いています

一部の漢方薬も対象である

セルフメディケーション税制では
一部の漢方薬も対象になります。
漢方薬はいくつもの生薬によって
作られているので、
正確には対象となる「生薬」がある
ということです。
よく聞く機会がある漢方薬で言うと
「葛根湯」や「防風通聖散」等が
対象になっています。

なぜ不妊治療中では
セルフメディケーション
は使えないの?

それは、不妊に効くとされる漢方薬が
セルフメディケーション税制の
対象ではないからです。

(生薬が対象ではないから)

不妊で悩む方のセルフメディケーション
(自己治療)とは、体質改善であると
考えます。
例えば、一般的に
「冷え」「ストレス」「疲れ」「生理不順」などが挙げられます。
それらを改善するために以下の漢方薬が
効くとされています。
セルフメディケーション税制の対象では
ありませんが、不妊改善のひとつとして
参考になればと思います。

不妊に効くとされている漢方薬の例

当帰芍薬散
(とうきしゃくやくさん)
桂枝茯苓丸
(けいしぶくりょうがん)
加味逍遙散
(かみしょうようさん)
温経湯
(うんけいとう)

血流を良くして、冷えの改善をはかったり
抗ストレス作用によって
女性ホルモンをUPさせたり、
おりものの量を増やしたり、
子宮内膜を厚くさせたりといろいろな効果が
あるとされているようです。

漢方薬
その人の体質や体調がどうであるか
重要になります。
OTC医薬品の漢方薬を購入の際は、
説明書きをしっかり読んで
わからなければお店の人に相談してください。

さいごに

この記事で伝えたかったことは、
不妊に効くとされている漢方薬は
セルフメディケーション税制の対象
ではないということです。
 

私自身も漢方薬には興味がありましたが
値段を考えると手を出せませんでした。
どうにか別の方法で体質改善をしようと
努力しています。
今回は、残念なお知らせになってしまい
ましたが知っておくことは大事だと
考えますのでざっくりとお伝えしました。

前回の記事で紹介した
医療費控除では医師から処方された
漢方薬は対象となります。

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