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≪番外≫ 五条の朝 狂おしい恋 秋の情趣 youtube

互いに身分も明かさぬまま、源氏は夕顔の陋屋に忍び通い続けます。
苦しいほどに夕顔を愛しんだ中秋の名月の夜が明けていきます。

貧しい市井の物音を聞きながら、有明の月に雁、砧の音、虫の音等の秋の情趣が、恋する源氏の胸に迫ります。
老人の弥勒菩薩の救済を願う祈りも聞こえてきます。

私達のこの契りを来世も違えないでと夕顔に囁く源氏に、
夕顔は現世だけでもこんなに苦しいのに来世なんて…と返します。

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概略は、


                        眞斗通つぐ美

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