見出し画像

【バイオリン】ファインチューンペグを装着してみた(チューニングがチョ→楽♪)

バイオリンはすごく楽しいんだけど、
毎度のチューニングがめんどくさい。



特に、
昔ギターをやってた私にとって、
バイオリンのチューニングはセンシティブすぎると感じる。



ギターの場合、
こう、ペグがさ、ギア方式だから、
グルグル回してチューニングを合わせてくイメージ。


だけど、バイオリンのペグにはギアとかないから、
そのまんま木だから、1mmまわしただけでも音が相当ズレる。

そして硬い!とにかく固い!!!
力入れるとグリッ!と回る!!

で、音程が乱高下する。
それが毎日。
#バイオリニストの人みんなこうなの!?


べつにチューニングズレてても良くね?
という意見が聞こえてくるかもだが、
それだと楽器の楽しさは半減してしまう。特に弦楽器はそう。


弦楽器の魅力は楽器本体と弦の共鳴。
それにはチューニングが必要条件。

(参考)

なので、楽器を弾く前にチューニングを正確に合わせるのはマストなのである。






バイオリンにもギターみたいなギアペグ的なモノがあったらなぁ~


と、思っていたら・・・



あるやん、

あったわ、
「まさに」なアイテムが。

「Finetune Peg(ファインチューンペグ)」というらしい。

レビューもすごい。

期待以上 すべての弦楽器必備のハイテク製品
2022年6月22日に日本でレビュー済み
ギヤ内蔵に関わらずペグの回転は重いが 精密にチューニングできるので不可欠の製品 この製品を装備していない楽器で演奏/練習することは考えられない 電子チューナーを併用して正確にチューニングすれば 開放弦同士の和音が澄み朗々と響きわたり 別の高価な楽器を使用しているよう 演奏/練習時の音に対する感覚も鋭敏となり正確な音程で演奏(努力)するようになる と良いことづくめだが実際そうであり 黒檀と見間違えるほどの質感の本体はきわめて堅牢でわずかの遊びもガタ/緩みもない この製品(の広告)は7.2mmなどの表記がされるが つまみ直下軸部に推移する箇所にある円環装飾のすぐ下で計る直径 ここで注意を要するのは製品の表示直径と楽器のペグ穴内径とを比較するのでなく 円環装飾から25mmとか30mmとか下がってペグ穴に入っているそれまでのペグの軸部直径とを比較することだ (この箇所の直径はペグ穴の内径と等しい)使用した楽器ではこの部分が摩擦で光っているので取り外しても確認/測定できる) 表記された直径とノギスで測定した楽器のペグ穴内径とを勘案して 自分で加工するのかショップに依頼するのか決める ペグ穴の方が小さければリーマー(写真右)を入手してペグ穴を広げる 大きければ木工用パテ(写真左)をペグ穴内周に塗布して内径を狭める その際ウ社ペグの軸中心部が空転し 両側は楽器にしっかり保持されて空転しないようにする必要がある(最適位置に保持する必要がある) 取り付けたら反対側の穴から突き出た部分を(ペグ本体を楽器から取り外して)切断し端部をヤスリで仕上げる つまみ内部に精密歯車が内蔵されているのでここを引っ張っらず 切断(予定の)側の軸末端に木の棒などを当てて木槌で軽く叩いて外す 軸内部は機械部がなく樹脂無垢で切断が前提となっている ペグ本体はずっしり重いが取り付け後の演奏で重みの違いを感じることはあまりないはず フラメンコ・ギターや近代ギター前身の19世紀ラコートギターは従来のバイオリン/チェロのような素朴なペグが使用されていたが 現在では使用するひとはいない 遠からず従来のペグに置き換わる製品だ 高価な製品だが現時点で交換してもそれだけの価値がある(自分への)投資となる 近代的な奏法とこの種の装置の普及が留まることはないはずだ

Amazon


なんというか、

これはもう、

買う以外の選択肢ないだろ。


ちょっとキワモノ感あるけど、、、


だが、おのずと期待が高まってくる。

また、Perfection pegs(パーフェクションペグ)という、ファイチューンペグと同様のものもオーストラリアのメーカーが作ってるみたい。
ファインチューンペグよりもちょっと高い。




色々調べてたら

サウンドハウスでも「Finetune Peg」売ってたよ(感動
#Amazonよりも相当安い

サイズが2種類あるようだ。

Sは7.8mm
Mは8.6mm(ベストセラー)

テーパー(角度)はどちらも 1:30

寸法は下記の図で言うφDを示している。



そもそも自分で装着できんのか?問題

一番怖いのは、
まあまあ高いこの商品を買ったのに、実は使えませんでしたというケース。

当然、失敗はしたくない。
ググりまくったけど、あんまりよさげな情報が出てこない。


以下の記事は非常に参考になった記事。

ギアペグのメリットと交換時に知っておきたい事➁ (keisukehara.com)

ペグ交換 【弦楽器工房ブログ】 - 弦楽器リペアブログ|島村楽器のリペア (shimamura.co.jp)

バイオリンのブッシング修理とは?(ペグ穴埋め交換)方法と必要となるパターンを解説 | 下川バイオリン工房 (shimokawa-violin.tokyo)





が、読んでるうちに、
なんとかなるだろう・・・!

という気になってきた。




結局、
自分のバイオリンのペグ穴の寸法を測り、
Sを購入。

※穴の寸法を測るためにノギスを買った。

ペグ穴の寸法メモ(雑




現品が届いた

きた!!!!!


早速ハメてみた!!!!!!



・・・。





あ、終わった・・・・!(泣
#早っ

穴にはいりきんないわ


黒暗森林、そして

私は部屋の隅に座り込んだ。



そこで、
残された選択肢は以下の2つだと考えた。


①テーパー1:30のリーマーを買って(2000円くらい)、穴を広げる加工をする。

※Amazonでもリーマーが届くのには数週間かかるようだ(なぜなら他に誰も買う奴がいないからだ)。


②おとなしくバイオリン工房にって、バイオリンとペグと1万円札を渡す。

※土日に預けて、次の週の土日に取りにいかなければならない。平日は仕事があるからだ。つまり約1週間練習できない。つまり7×3=21日分の練習が水泡に帰する可能性がある(なぜなら1日練習をサボると3日分下手になるからだ)。


バイオリン仲間にアンケートを取った。
みんな①を推してくれると信じていたが、
揃って②を提唱してきた。
#ちょっとくやしい

バイオリン工房でFinetune Pegを取り付けてもらう

全会一致で②だったので、
おとなしく近所のバイオリン工房に向かった。


バイオリン工房って、良い。
木の匂い、そしてアトリエ感。





工房を切り盛りするお兄さんに事情を説明した。

「ギアペグかぁ~」
「あぁ~、」「へぇ~」

と言っていた。

あまり装着してる人は少ない様子だ。
どうりで文献も少ないわけだ。


工賃は?

交換は1ヶ所2200円だった。
つまり、4か所で計8800円。

むぅ。。。

帰り際、
「いや~、実は、ちょっと自分でリーマー買って、穴広げてみようかと思ったんですよねぇ~(笑)」
と工房のお兄さんにジャブ入れてみた。


すると、
「いや~それはヤメといた方がいいと思います(真顔)」
と則レスしていただいた。

①やめといてよかった(多分

バイオリンとは、非常なる専門知識を有する楽器なのだろう。
と思うことにした。



使い勝手は?


なにはともあれ、
晴れて、自分のバイオリンにファインチューンペグが装着された。

帰宅し、
さっそくチューニングしてみる。

これは・・・!!!

すごい!!!!!!!





よい!!!!!!!!!!!!!

めっちゃいい!!!!!!!!!!


軽い!!!!!!!

そしてチューニングがラク!!!!!!!!!!!




練習の低くはないハードルとなっていたチューニングが、
グッと簡単になった。



なんかたまに空転?することがあるけど、

素晴らしすぎる。
こんなんならもっと早くやっとけばよかった。


まとめ:ファインチューンペグはとても良かった

以上、
バイオリン歴数年の初心者の私にとって、
ファインチューンペグはすごく良いアイテムとなった。



簡単にペグを回せる感触が本当に快感。
そしてチューニングが快適。


日々のチューニングのハードルが、グッと下がり、
バイオリンを手に取る頻度がさらにアップした気がする。





超絶におススメです。




最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください💡




P.S.
ストラディバリウスに装着してるプロもいるらしい

Elizabeth Pitcairn(エリザベス・ピッツカーン)が現在所有しているストラディヴァリの名器、通称「レッド・メンデルスゾーン」にこの【ファインチューン・ペグ】が装着されています。「レッド・メンデルスゾーン」という楽器は、1720年にストラディヴァリが製作し、あのメンデルスゾーンが使用していたこと、また映画「The Red Violin」のモデルとなっていることで有名な名器です。世界各地で演奏活動をする上で、気候の変化によるペグの不具合は大変悩ましいものですが、ファインチューン・ペグを装着することでペグの調子を気にする事なく、いつでもどこでも快適なチューニングが実現しました。

なら大丈夫だね☆


★★★サポートいただけると『猫のように懐く』場合がございます★★★