見出し画像

「光る君へ」感想 12話 思いの果て

※ネタバレあり
大河ドラマ「光る君へ」の個人的な感想です。

前回の終盤、妾にはなりたくないまひろにプロポーズを断られ、「勝手をいうな」と叫んでまひろを置いて去っていった道長…
今回どうなるかソワソワ。
2人の心が通い合うことを願ってみた12話。

倫子の「お会いしとうございました。道長様」が可愛らしく憎めない…はずなのに、沸々と黒い感情が込み上げてきた。
純粋な初恋だけど、あざとい。

倫子は道長に片想いしていたし、まひろにも優しく、猫を大切にしていて、穏やかな人柄で好印象だった。

でも、立場が高く、親に守られていて不自由ない倫子が好いた男性までも手に入れた瞬間、妬ましい気持ちが湧いてきた。

黒木華という配役が絶妙です、大石さん。
ほんわかお嬢様に芯があって、憎みきれないけど憎らしい。

道長。
まひろを呼び出して、婿入りを伝え、「妾でも良いと言ってくれ」という思いが叶わなかったからと言って、
倫子のところに行くのはダメ。絶対ダメでしょ。
思いを断ち切るため、気を紛らすため、決心を固めるため、色々と理由はあるかもしれないけど全て戯言。
結局、そこそこ可愛い子に抱きつかれたら、流れで寝てしまうのかぁと。
女性は想いで繋がりを求めて、男性は身体で繋がりを求める。
道長はまひろを妾にする道が閉ざされたら、それで諦めた。
自分のものにならないとダメなのかな。

女性は結婚相手を自分で選べなかった平安時代、気持ちだけでも自由に相手を好いて過ごせたら良いのに。
それを男性も受け入れて、隠れて会ってくれたら良いのに。
一夫多妻制は女性の方が苦しい思いをする。
結婚した相手を想うほど苦しくなる。
結婚した相手を愛せず、他の人に想いを寄せても苦しくなる。
叶わぬ恋を抱えながら葛藤するまひろを応援して、次回も楽しみに待ってます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?