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18:07より #5

この日は特に時間を忘れてた。
気づけばもう塾が始まる3分前。
いつもよりその日は寒かったような気がします。
学校終わりの暇?の一言で始まる私たちの寄り道。
本屋が暇つぶしの拠点だったみたいです。
色んな本を見て回ってこの本が綺麗。この本が面白い。
買いたい。どんな内容なんだろとか。
至って普通の空間だったけど、時々また戻りたくなるようなドキドキする空間でもありました。
私を除いて、変人たちだけで話が盛り上がってるときに凄く嫉妬したりしましたっけ。私も話に入れてよ。って。
それで帰ろうと思った私も今思えば可愛い
時には神田くん好きだから、これ欲しい!ってせがむこともありました。
まぁ色んな人との思い出がある本屋とも、あと2ヶ月でお別れです。ご馳走様でした。

今日たまたま乗ったバスに凄く素敵な香りが漂ってました。なんだろ、この匂い。と考える間もなく、あ、あの人の匂い。って気付きました。
匂いって何だろうってずっと考えています。私は匂いで人を覚えるタイプの人間です。匂いを感じればその人との記憶が蘇ります。好きな人の匂いだとどんな時でもリラックスできます。不思議ですね。脳ってものは。匂いなんて目に見えないものだから、どのように分類されているかも分からない。
だから、好きな人の匂いを得るためにはその人の家に侵入し、使ってる柔軟剤を見つけ出すことをおすすめします。
家への侵入は成功しても、柔軟剤のことを忘れてしまうのが私です。今日の香りは肺いっぱいに吸い込みました。

今日の文章は駄作です。満足しない。
そんなこともあるか。
とりあえず匂いって凄い威力があるってことを伝えたかっただけです。
それに加え本屋という場所が私にとってどれほど思い出深い場所かってことも皆さんにお伝えしたかったのです。
その後の駐輪場でのことはご内密に。私たちだけの秘密にしておきましょう。まだ今は。

もうすぐで新生活ですね。
月一で会いに来てね。
そうだ、大学で私匂いの勉強できるんだった。

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