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4000文字で語る、私の異世界チート魔術師の感想と愛の記録。

4年に一度のうるう年なので、
何か記事を書きたいな〜と思っていたのですが、
下書きの中に温めておいた記事を投稿します!!


去年、私が1番ハマったと言って良い
こちらでも書いたアニメを記事にしました!


この時の記事に書いた「異世界チート魔術師」について、私はかなりの高評価なのですが、このアニメを高評価として書く人がマジで少ない!!

(低評価になるのも、わからなくはないけど)

低評価の方とはまた違った目線なので、こんな感想の人もいたよって事で見てほしい。

※記事の引用元


※あくまでアニメ感想です。原作は読んでいません。あらすじ〜ネタバレを含みます。

※めっちゃ長いのでお暇な時にどうぞ!(4000文字あるよ)


まず、主人公は西村太一(にしむら たいち)

この物語の主人公、太郎の感じがあります。


全ての魔術属性を持たない、どの属性に適正があるのか未知な魔術師(ユニークマジシャン)の素質を持つ。
規格外の魔力と魔力強度を持ち合わせていて、魔力強度で身体強化をして戦うスタイル。
基本的にパンチが武器。

ここで、まず低評価の理由が見える。
パンチってチートか?と。

ここで、間違えてはいけないが、彼は未知数の魔術師というユニークスキルで精霊を使役できる召喚魔術師という能力がある。※のちに判明。


ここが所謂チートであって身体強化は付属である。その精霊を使っても攻撃はほぼパンチになるが 笑

太一と一緒に異世界に飛ばされた幼なじみ
吾妻凛(あずま りん)

可愛いうえに強い最高ヒロイン

彼女は四大属性の魔法を同時に使える希少な魔術師の能力を持つ。
どっちかっていうと、凛の方が太一よりチート。
こっちが主人公では?と最初の時点で感じる。

この2人が軸となり物語は進んでいくのだが、途中から「あのお方」という完全にこの世界を裏で牛耳ってるだろう人影がちらほら。

アニメでは姿はあるものの詳細は不明

あのお方からの刺客に狙われたりするものの、2人を支える師匠や仲間と共に成長しながらも危険を回避していく太一と凛。

エルフのミューラと魔術師の師匠レミーア

物語の中盤に、このアニメで実は裏の主役となるアナスタシアが登場。

凛とは違うタイプのヒロイン

アナスタシアは序盤で太一を狙い、戦いののちに捉えられた殺し屋の1人なのだが、捉えられた後はギルドの便利屋?(殺し屋?)に鞍替えする事で生き長らえている。

本来であれば任務を失敗した殺し屋は殺されるか自害するかの2択なのだが、太一が捉えた後、秘密裏にギルドへ運んだ事でこの選択肢が生まれている。

そんなアナスタシアと太一が一緒に街の地下道に張り巡らされたゴブリンの巣を探して回るのですが、その際に太一はアナスタシアに対して「やっぱり殺し屋なんだね、、」なんて事をいう。

訳合って殺し屋という職業を選択しているように思っていたのか、ギルドへアナスタシアを引き渡した太一は、これがきっかけで裏稼業で働かずにいわゆる普通の女の子としての人生を歩めるものだと思っていた。

(ここらへん、異世界とは違う世界から来た人の感覚だと思う)

ギルドで変わらず裏稼業に従事しているアナスタシアを見て、複雑だという気持ちを吐露うした。

アナスタシアはそれを聞いて、太一にアナスタシアは長いからアナって呼んで。と笑いかけるシーン。

敬称が変わるの仲が深まる証拠なんだけど、なんだろう。言葉と演出足らず感は否めないのはある。

私も一周目の時は大分ざっくりした演出だと思ってた。

さてその頃、凛は街に襲い来る魔物たちと交戦中。
いっぱいいっぱいになりながらも頑張って戦っていくものの、限界が!!

既のところで、ゴブリン退治を終えた太一がかけつけ凛を救出。
しかし、戦場では地下で眠っていたツインドラゴンが目を覚ましてしまう。


ピンチ!!!

一方、アナスタシアはゴブリン退治が終わった後、太一に言われて街で他の住人達と共に怪我人の救護にあたる。

怪我人から「ありがとう」と言われ、初めての感謝の言葉に、太一が自分を道具ではなく人として見てくれた結果だと実感。

ここらへんでアナスタシアの生い立ちや、殺し屋を選ばざる得なかった人生が少しだけ見える。

血で汚れた自分もやり直せるのかも?と気持ちに変化があったアナスタシアでしたが、すれ違った何者かにより意識混濁。フラフラと太一達が戦う戦場へ赴いてしまう。

ドラゴンと交戦中の太一。
傍らで太一の戦いを見守る凛。

ちなみに、この時はまだ精霊を使役できてないので体力強化したパンチのみで応戦。当然、ドラゴンには効かない。

そこへ意識混濁のアナスタシアが登場。
突如、意識は回復するも、そこは太一とドラゴンが交戦中のど真ん中。

太一のピンチにアナスタシアは身を挺して庇ってしまい瀕死状態。

瀕死のアナスタシア

消えゆく意識の中で、太一への感謝を伝えるアナスタシア。

「もし生きて帰れたら、、」

その後に続く言葉を言う前に、後で二人を見守る凛に気づく。

アナスタシアは何かを悟ったように思う。


(この想いはきっと私だけの、、)

「もし生きて帰れたら、私を友達にしてくれる?」

想いを飲み込んで伝えるアナスタシア。

もう友達だろ!と叫ぶ太一の腕の中で息絶えてしまうアナスタシア。

太一はこのアナスタシアの死をきっかけに、精霊との契約を果たします。

風の精霊エアリィ

仲間を守れなかった自分に力があれば!って思うよね。

精霊との契約を果たし召喚魔術師になった太一は風の精霊を使役してドラゴンとの戦いに勝利します。

魔物からの街の侵略も無事に守りきれました。

ここらへん、普通に面白かった。

その後、王都へ呼び出され向かう太一と凛。

ここでは王と王の弟が争い中。

この争いを収める為に太一と凛はこの世界に召喚された事が発覚。

兄弟喧嘩に召喚使うのかよ!?と、
ここでもこの理由が低評価の1つの理由。

なんか、規模が小さい話だな。って思わなくも無い。というか、私もそこはしょぼ〜と思ってた。

2人は王側で、戦争に参加する事になってしまうのですが当然の如く、2人は戦争には向かいたくない。

何故なら、今までは魔物退治だったが、今回は人が相手なのだ。

人殺しなんて当然したく無いので、魔法を駆使しながら拘束という形で戦闘不能にさせる事で戦う凛。

太一は精霊の力を借りて敵の陣営へ。

なんだかんだと、ここでもチート能力を駆使して無事に弟側は敗北。

弟を裏で操るあの方の手下が魔力を与えられた事で魔族(魔人?)となり暴走しますが、覚悟を決めた太一に消されてしまいます。

太一は凛と仲間を守る!という思いで、さらなる精霊の力を得るべく人ならざる者への進化を受け入れます。

ここまでざっくり書きましたが、
後半では「人を殺したくない」がテーマで構成されてます。

人を殺したくない。しかし、守るためにはやむを得えないのか?みたいな感じでしょうか?

最初から太一の変わらぬ思いは1つ。

「凛を守る」がテーマです。

凛を守る為に精霊の力を受けいれる=人を殺してしまう力を持ち合わせたもう人では無い何か。

人じゃなくなったと言う太一ですが、
見た目は太一のまんま変わらずです。
ただ、人を殺してしまう経験(魔族になってしまった人だとしても)の有る無しは大きい事だと思います。

で。このメインの話の後に出てくる最終回13話。

ここは閑話休題的なお話になるのですが、
王都からアズパイア(最初の街)に戻ってきた太一と凛達。

お祭り準備中の街

街は宵星の祭りの準備中。
一年に一度死者と生者が交わる祭りです。

死者の門が開かれランタンの灯りを頼りに1日だけ生前の姿で戻ってくる。
太一と凛はお盆っぽいイベントだと感じてます。

お盆と違うところは皆仮面をつけるところ。
仮面をつけていれば誰が死者か生者が解らずに皆で楽しめるというものです。

しかし、仮面をつけたら帰って来た人が解らないのでは?という太一。

仮面は1つ1つが微妙に違っていて、毎年新しく亡くなった墓前に家族が仮面を置いておく。

そうする事で、帰ってきて欲しい人がその仮面をつけて現れるので会いたいもの同士だけは解るというちょっとロマンチックな風習です。

しかし、それを聞いた太一は「家族もいない人は?」と少し切ない気持ちへ。

太一は1つの仮面を購入し、アナスタシアへの墓標へ凛と一緒に供えます。

アナスタシアという仲間がいた事、アナスタシアの生い立ちを凛に伝える太一。

凛は、太一はアナスタシアを忘れないし、太一から聞いた私もアナスタシアという仲間がいた事を忘れないよ。と微笑みます。

夜になると仮面をつけて楽しむ街の人々。

祭りの雰囲気にワクワク


戦いの日々を忘れて太一と凛も良い雰囲気に。

街の広場で凛と太一は踊ります。
楽しい時間は終わりが迫り最後の曲がアナウンスされる中、太一は路地からこちらを見ている女性に気づきます。

そこには、アナスタシアの墓標に供えた仮面を被る女性が。

太一の視線の先にいた女性に凛も気づくと何かを悟ったように、「私は疲れちゃったから、この人と踊ってくれない?」と促し場を離れます。

2人が踊る姿にミューラ(仲間のエルフ)から「良いの?」と問われますが、「良いの」と見守る凛。

それを見ていたミューラが「じゃあ、私と一緒に踊ろう!」と凛を広場へ誘います。

凛にも太一と同じように信頼できる仲間が出来てるのが解るシーン。

太一、凛、アナスタシア、仲間達。
それぞれの立ち位置と想いがとても丁寧に演出された良い回だったと思います。

この13話が最高すぎて、もう1回最初から見返した私 笑

アナスタシアが最後まで太一と凛の関係性に割り込まなかった事は太一を理解しての事だし、
凛がお祭りで見せたアナスタシアへの気遣いは凛の優しさだし、二人共太一を大事に思い理解しての行動だと思っています。

個人的に、チート魔術師はチート能力俺TUEEE系のファンタジーじゃなくて、異世界とは違う世界からやってきた主人公達が異世界人との価値観の違いとの葛藤、細やかな恋愛模様なんかを軸に見ると楽しめる作品かと思います!!

今回は主人公とアナスタシアをメインに感想を書いてるけど、作品の中にはしっかり凛と仲間の話もあるので、そこも面白いよ!

そんなわけで、長々とチート魔術師について語りました!

最後まで見てくれた方、感謝!!

異世界チート魔術師面白いよ!!

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