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ミリアニ第一幕、感想② 少し冷静になった2週目。

前回の続き

見出し付けると章立てできるんだね! 知らなかった!
という事で。二週目見てまいりました。豊洲の応援上映。オタクがいっぱいだぁ。
ちなみにこのNoteもネタバレ満載です。ネタバレオンリーです。
未視聴の方は退避、退避!

ちなみに、第一弾はこちら↓
https://note.com/modern_serval145/n/n757997a9ab47

という事で、第一弾を読み返してみたんですが。
なんだこの文章。超分かり辛い。勢いで書くとダメなの。駄目。

とりあえず二週目を見て、冷静にストーリーが追えたので、まずは前回Noteの振り返りをば。

①春日未来はアイドルマスター系ヒロインの中で特殊な存在
②第一話でヒロインがアイドルにならないという意外性
=アイマスなのに、これまでのアイマスと違うな?

すごく簡単に言うと要点はこの二つ。

取扱いしたテーマは、
1.これまでのアニマスじゃないぞ
2.春日未来の特殊性
3.第一話~二話の流れが素晴らしい
4.予想外、意外性が細かく入る
5.Rat a Tat!

このうち、3.第一話~二話の流れが素晴らしい、までは書かせてもらったのですが。
二週目で気づきましたけれど、三話と四話も流れが素晴らしいですね。
なので、追加で三話と四話のお話もしたいと思います。
ではでは早速~。

3-2.第三話と四話もすごい!

三話って初見の時はシアター紹介回かなぁ、と思っていたんですが。
いやいや、出てくる出てくる。フラグが大量に。
例えば、プロデューサーとチーフの会話。

プロ「オープン準備の他に、何をやればいいのか…」
チーフ「アイドルと一緒に歩いていくんだからさ」
という感じの会話。
原っぱライブの第一フラグ。

一方で未来側はアイドルとの交流で「何かしたい」を募らせていく。
直接的には百合子が屋上の景色を見せたことが最後のきっかけになっていますが、「やりたい、やろう!」と言えるのが未来の強み。

これは第一話~第二話で、「色々やりたい子」×「自分でやりたいことを自分で決められる子」という前提があるから成り立ちます。
静香や翼だとこれができない。というか。
アイドルマスターに登場するアイドルの中で、これができた子はいるのか?
記憶がある限り、いないはず。

一応アイマス系のアニメは一通り観ていますが、何分記憶が古く…。
(別のNoteを立てようと思いますが、U149は序盤しか視聴してませんでして…)

記憶が確かなら、765の先輩連中もシンデレラガールズもsideMも、

「お仕事はプロデューサーが持ってくるもの」

という前提で動いていた気がします。そのお仕事の中でどうするのか、どう工夫するのか、なんてシーンは当然ありますけれど。
「仕事がないなら作ればいいじゃない!」
という発想は未来だけ、じゃないかと。

これは他のシアター組も同じで、四話では桃子が悪役を買っていますが、
「準備までするのは私達の仕事じゃない!」
というのは、ホントそれ。現実のアイドルもそうでしょうし、アイドルマスターのアイドルだって同じなんですよ。「アイドルという仕事を、どう成功させるか」というのが役目なので。

ただ、前述の通り、プロデューサーも「何かしないと」と思っていたわけで。だから未来の考えに共感したんだよ、というストーリーの流れ。超綺麗。
問題はテレビ版にしたときに、ご新規様が三話のフラグをどれだけ覚えているか…という事ですが。僕らが宣伝すればいいか。四話放送後にでも。

3-3 第四話はあるある話

続けて第四話。これも冷静に二週目を観て感じたことです。
このお話、スタートアップや新規事業部立ち上げの時にあるあるの話だな、と。

どれだけ興奮していたんですかねぇ。一週目。
私もね、いわゆる事業部の立ち上げなんかを経験しているので、あるある~。なんて改めて感じたのですが。

例えば。
A君「社長から〇〇の予算を(口頭で)もらいました!」
Bさん「〇〇って…どうやるの?」
C君「A君が言ってたから準備しないと! ええと、発注をかけて…あ、課題はこんな感じかな?」
A君「C君、そんな感じ! あ、Bさん、予算はこのくらい欲しいです!」
Bさん「嘘、予算取ってないけれど。Dさん、聞いてます?」
Dさん「ちょっと確認してくる…社長、これは? え、違う?」

唐突かつ分かり辛い寸劇だった。
組織が固まっていない企業での就業経験をお持ちの方はよくご理解されているのでは。
大抵A君は営業マンでBさんが総務経理担当、C君が購買関係でDさんが経営企画、みたいな感じ。

他の例だとさ。
A君「大口の案件を受注しました!」
C君「この案件だと、プロジェクトに〇人必要だな…よし、早速集めよう!」
社長「大口だって?! 予算はいくら使っても良いぞ、ええと、売上はこのくらいで…粗利はこのくらいだな! Bさん、予算の修正を頼むよ」
Bさん「了解です、すごい売上ですね」
社長「なにしろ大口だからね! ボーナスも弾めるぞ!」
Bさん「C君、社長、ボーナス弾むって!」
C君「お、それだけ出るなら我慢してた新車、買っちゃおうかな」
A君「Dさん、契約があるので同行して欲しいっす!」
Dさん「話が抽象的過ぎてまるで見えないのだけれど…とりあえず行きましょう。(客先にて)ああ、違う。最初は小口から…ですよねー」
とか。

組織が固まっていると、何をやるにも手順が決まってますから、暴走のしようが無いんですよね。
新企画をやるにしても、プレゼン資料を描いて、稟議を描いて、稟議のルートも決まっていて(平社員から直接社長に渡せない)、修正をして…。
という流れになりますから。

ただ、スタートアップはそうじゃない。
経営層に直接訴えられるメリットがあって、スピード感が速い、という特徴があるんですが、逆に言うと口約束でも事業が進んでしまうリスクがある。
せめて一度打ち合わせがあるといいんですが。

全体共有ができていないから、各個がバラバラに動いちゃう。
未来たちはステージを作って
ロコはロコアートを作って
百合子達は課題のまとめをして
奈緒たちは屋台の準備をして
茜ちゃんは発注する。

伝言ゲームというより、全員がやりたい方向へ各個に暴走する感じ。
…私もリアルで経験がある。

そのあたり、大人組は冷静でしたね。
一度プロデューサーに確認へ行って、具体的な検討に入った訳で。
これは社会人経験の有無が分けたのだと思います。
学生組は文化祭のノリでしたから。

という事でプロデューサー君、一旦中断 → 打ち合わせの流れ。
新人なのに優秀ですな。仕切り直しが必要だと。
そしてアイドル全員の意向を合わせて再スタート。

この修正がスムーズに行ったのは翼のファインプレーと、桃子のサポートに入った瑞樹の有効打が大きい。
三十七人、全員への共有(というか根回し)って相当苦労するはずなんですが、中継し、かつ桃子の(反対派トップ)を崩せたことでその手間が一気に省けたんですよ。

4.予想外と意外性(と小ネタ)

という事で。
脇道に逸れましたけれど、ここで前回のNoteの続きに戻ります。

予想外と意外性について。
このNoteを見ている方のP歴はどれほど?
ミリアニ新規! という方がいらっしゃれば超嬉しいです。
嬉しいのですが、ここはグリPからの老人とシタからの現役勢向けに

私個人での予想外とかエモさポイントはこんな感じでした。
(小ネタのネタバレもあるよ)

・未来の家にある「welcome」のボード
・PVで出ていた「がんばーれ!」「まだ早い…」の会場、劇場だと思ってました。
・まさかの初手Top!!!!!!!!!!(!の数は勘弁して)
・未来と静香とジャングルジム
・一話のラストで未来がスカウトされるのかと思ってた!
・PVの、未来が焦って走るシーンは重大な所かと思った。ただ遅刻しそうなだけだった。
・オーディション会場が中野サンプラザ
・Rat A Tat!!!がオーディション曲なんかーい
・生命(いのち)の鼓動
・固有結界「あれは…私たち!?」
・セブンカウントがまさかのプロローグ曲(エンディングだと思ってた)
・ロコアートは(PVで)知ってた。白馬とまつり。
・馬の脚動いてたよね?? あれも固有結界??
・もしかして一話の桜吹雪も未来の固有結界?
・AS勢のラスボス感
・静香パパはお家でもスーツなの? スーツなの?
・未来ちゃと言えば髪飾り。あんなに種類があるとは思わなかった
・未来ちゃパパ頑張れ。(両親初めて見た)
・劇場で野球をしてはいけません!
・野球とか「サッカーとか」禁止!
・昴と海美。流石に箒(バッティング)は無理だったか
・丸投げ社長
・丸投げチーフ
・ジト目静香
・ドン引き美咲
・脚線美の翼
・茜ちゃんだけ二倍速じゃない?固有スキル?
・百合子先輩!
・アオノリ! アオノリじゃないか!
・免許証このみ
・唐突なレイジュリ
・(これ、ご新規様絶対分からない)「ザ・普通ですね!」
・まだ二週間ある沢志保

他にもあった気がする。
ってか多いな? 多すぎだな?
自分で書いてみて大分多いと思った。他にもりっくんとかお昼寝美希とかあのだけれど。そもそも二週目にして全部把握してない。多分。

何が良いたいか、と言うと、王道ストーリーでご新規向け! という雰囲気を出しつつ、意外性と予想外と小ネタで既存Pも飽きさせない工夫ですよ。
グリネタからシタネタまでそれはもう豊富。

なんなら「輝きの向こう側へ」ネタや各種漫画ネタまで入れつつ。
何者なんだこのアニメ。
全対象向けに作り込めるものなのか。

普通ですね?
こういうコンテンツってターゲットを絞るんですよ。
絞らないと印象がぼやけて、なんだか良く分からない作品になるので。

私はリアルで中途採用の仕事をしていますけれど。
企業秘密にならない程度に公開すると、ターゲットと求人広告の打ち出しはこんな風に分けられるんです。

・若手、未経験向け → 研修充実、キャリアプランはこれ! 成長できる!
・中堅向け → 年収アップ、大きな仕事を任せられる
・ベテラン、高齢層向け → 定年後も活躍できる、無理なく程よく仕事ができる

とかさ。
ちなみにこのNoteは採用担当向けではないので、↑の分け方はちょっと古いというか、昔のトレンドですけれどね。
(最新のは流石に公開できない)

ともかく、ターゲット別にミリアニを振り返ると
・ご新規様向け(他マス専属含む) → 王道アイドルアニメ!
・AS向け → 初手Top & 輝きの向こう側ネタ
・グリPからの老人 → 全部
・グリP引退勢 → 中野サンプラザ、手作りのぶどーかん(原っぱライブ)他
・シタPから → 各種カップリング、人間関係
・漫画勢 → ゲッサンネタ(ジャングルジム)、BCネタ(りっくん)、BNSネタ(百合子先輩&imaさん一枚絵)など
・楽曲勢 → Rat A Tat!!! が大抵何とかしてくれる&レジェガ

なんだこれ。
なんだこれは。本当に全部満足させやがった。
小ネタの使い方がうまい。超うまい。しかも小ネタがストーリーに影響しないさりげなさ。

小ネタを一切知らなくてもストーリーは頭に入る。
興味があればちょっと調べるだけで出てくるし、既存Pが群がって教えてくれる。→ようこそミリオン沼へ。

完璧な布陣です。
これ、マーケティングの観点から考察しても面白そうなので、これは別のNoteにしますな。

結論だけ言うと、わかちこすげぇ。
流石マーケティング統括。機会があれば(ないけど)仕事の話も聞いてみたい。アイマスの話じゃなくてさ。

5.Rat a Tat

という事でラストの項目、オープニングテーマ。
いやぁミリオンですよ。超ミリオン。これがミリオンライブだ! って感じ。ほんと先週買ってからずっとリピートしてますわ。セブンカウントと一緒に。

ところで、昨日嫁さんと話していたんですが。
もっとカラフルに~ の箇所

ここってさ、

・もっとカラフルに、もっと輝いて(or きらめいて)→シンデレラガールズ
・もっとカラフルに、もっと鮮やかに→シャイニーカラーズ

・もっとカラフルに、もっとあらぶって→ミリオンライブ!

って感じ。(sideMが思いつかなかったのでどなたか教えて。候補は「もっと前向きに」とか)

あと、全体的に主体的なんですよね。歌詞が。

・「叩いて」ではなく、「叩こう!」
・気付かれずに終わらせはしない
・爆発させるんだ ためにためた野望を
・私は私でしかない
・「きらめけ! 世界」

など。
AS組のOP、「READY!!」にある、「私No.1」「みんなonly.1」
のように、「個人」に重点を当てているわけでもなく、

シンデレラガールズの「Star!!」にある、
「誰か魔法で変えてください ガラスの靴に」
「キミがいるから 星いっぱい輝く」
のように、他者の存在(恐らくプロデューサー)を待つわけでもない。

なんとなく近い感じのニュアンスだな、と思ったのが『シン・ゴジラ』にある名台詞、
「私は好きにした。君らも好きにしろ」
ですね。
私は自分の未来を自分で掴む!
って宣言のような気がしています。

ついでに、個人的には「A」がいっぱいあるのに、@を一切使っていないところも、「今までのアイマスとは違うのだよ、アイマスとは」
という意思表示な気がする。

実際、プロデューサーはポイントでしっかり(四話の後半とか)締めるものの、前述の通り「原っぱライブ」は未来の発案ですし。

チーフが新人の頃は(初代アニマスの頃は)、夏祭りの仕事を取ってきたのが初成約だったはず(記憶に間違いが無ければ)
春香から「こんな仕事がしたいです!」という提案はなかった(はず)
「こんなライブにしたいです!」はあったと思うけれど。

シンデレラも同じ。
毎週某氏が競馬で未央を負けさせていますけれど。
「全然違うじゃん!」
って要するにお客さんは勝手に来ると思っていたわけで。

ミリオンは違った。
「新人アイドルちゃんはSNS運用をしっかりしないと…ホントお客さんが知り合いだけに…」
流石亜利沙、良く分かってる。
アイドルに限らず、コンテンツのスタートダッシュって認知度をどう上げるか、というのに苦労しますからね。

個人的には二幕の予告にチラシっぽいのが映っていたのが好印象。
きっと全員でビラ配りするんだ(予想)。どぶ板営業。
そう言うの、大事ですから。みんな嫌がりますけれど、どぶ板しないと次に進まない。だって知らないんですよ、どんなに素晴らしいコンテンツや商品でも。
(個人的に法人営業のテレアポはまだ有効と思っています。機会があれば営業の話も書いてみますな)

話が逸れましたけれど、他マスと比べてプロデューサーの活躍が少ない気がするんですよね。彼女ら、自走できちゃうんで。紗代子とか可憐とか、桃子以外の幼女組とか、「まだ」できない子はいますけれど。
それでも、「これならできるかも?」と自分で考えて、進んでいく姿におじさんは感動しちゃうわけですよ。

という事で。
第二幕、楽しみですね! あと二週間? 秒で終わりそう。
原っぱライブの総括と劇場竣工、香織と紬の合流と水着回?

とまぁ、ざっくり予想はできますけれど、綿田監督&加藤さんのコンビですし、また予想外をぶち込んでくるんだろうなぁ、と思っています。

という事で、長文をお読みいただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願いしまーす!

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