レスター大聖堂へ行った後(前回のnote参照)、リチャード三世のビジターセンター(King Richard III Visitor Centre)へ向かいました。
10時オープンです。

数年前から行かれた方の様子を当時Twitterで見てずっと行ってみたかった場所の一つでした。

レスター市にナショナル・スペース・センターなるものがあり、おそらく関連のロケットと思われるオブジェが置かれています。

購入したチケットはなんと一年間有効！この日で何回か出入りさせてもらいました。

プロジェクションマッピングで映像を流す展示。かっこいい。王座にかかる証明具合もシーンによって調整されます。
ディズニーランドみたいじゃないすか…。
王座には白薔薇の冠が！！！

“Speak to young Richard
as you have done to me.
He has the faith to hear you.
Stir the royal blood in his veins.
so that like his noble ancestor Edward,
he may grow in courage
to be a true and godly warrior,
and redeem the fortunes of our House of Yourk.”

セシリーが幼いリチャードに語りかけているみたいです。

17巻のコミックスの表紙も白薔薇の冠で

10周年のグッズもリチャードの冠は白薔薇でしたね！

必死になんて書いてあるか言っているのか、グーグル翻訳かざしながら見てみたのですが、英語が理解できなくって残念でした！(泣)
英語力う…。

他にも薔薇戦争関連の登場人物の紹介や家系図の展示や、
リチャードの王としての功績の展示、

当時の戦争の映像(プロジェクションマッピング？)や、パネルを捲ると説明が書いてあったり。

2階の展示室は、リチャード三世がこれまでどのように舞台や映画の中で描かれてきたか、そして遺骨発見後にそれまでのリチャード三世像はその後の王朝によるシェイクスピアのプロパガンダによって悪役として書かれていたが真実ではなかった…みたいな説明になっていたと思います。

リチャードの遺骨発掘に貢献したフィリッパさんの活躍がここで大々的に紹介されていました。
去年2023年9月に、日本で公開された「ロスト・キング-500年越しの運命-」を観たばかりでしたので、映画の続きを観ているかのようで、フィリッパさんの功績が大々的に認められていることに感激しました。
フィリッパさん…本当によかったです！！！

二階の展示室からは外の景色が見れます。
左手

科学的知見によるリチャード三世遺骨の検証など、科学博物館っぽい展示が続きます。ボタンを押して動画を鑑賞出来たりと、展示にも工夫が見られました！私がもう少し英語を理解できたら…(遠い目)

どこで見たか忘れてたしまったのですが、下級の兵士は、革ジャケット程度の武装で戦場に赴いたそう。

子供も楽しめるように工夫されているのか、コスプレコーナーがありました。王様らしいものから淑女風まであります。

一階に戻ります。
リチャ3埋葬式の後に墓石にかけられた刺繍の美しい布。
リチャ3王冠のレプリカ。

布とレプリカの王冠の奥の部屋が、リチャード遺骨発掘場所でした。
掘られた状態がそのまま保存されています。

私が行った時はボランティアの方らしき女性が長い時間かけて発掘に関しての説明をして下さってました。

教会の床のすぐ下に埋められていた事。埋められたスペースが狭かった為、頭の部分が曲げられ埋められた事。教会が無くなり街が生まれ変わった時に、リチャード三世の遺骨の上に建物が建っていなくて幸運だった、等話されてたと思います。

お土産売り場も充実していました。
下の写真はカフェ。

掘って食べる感じが遺骨発掘っぽい感じでしょうか…？それともこういう名前のパイが元々あるのですか？

キングスパイ
中身は鶏のササミと、何かが入ってました！(分からぬ)
グレイビーソースを頂きかけて食べました。

なかなか面白い絵です。

白薔薇一本で960円でした！！円安なのか物価なのか。

リチャード三世ビジターセンターは、歴史的視点、王様としての功績、時代背景、これまでのシェイクスピアの舞台や映画のリチャード三世像、フィリッパさんという1人の一般人の着想からの発掘、科学的知見、など多角的にリチャードを知れる施設でした。
新しい施設である事と歴史的展示物が少ない事が相まってか、幅広い年代の方が楽しめる工夫がされいました。

薔薇王の葬列ファン、リチャード三世ファンは楽しめる事間違いなしです！