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続けるモノガタリ②

不思議な雰囲気の女の人だ。

静かに部屋の中央に立ち、深い緑色の瞳でボクを見つめている。彼女のメガネは、薄い光を反射していて、身体の周りにはほのかな光のオーラが見える。

「光っている…?」

彼女はゆっくりと口を開き、
「記憶があやふやな以外、身体に違和感はありませんか?あなたは特別な人です。ここにいる理由は、あなたが持つ力を理解しコントロールするためです」と語り始めた。

ボクは驚き、自分にどんな力があるのか尋ねた。
そんなボクに彼女は微笑みながら「あなたは物語を紡ぐ力を持っています。あなたが話す言葉や思い描くイメージは、今はまだ微かにですが、現実に影響を与えることができるのです。だからこそ、その力を正しく使う方法を学ぶ必要があるのです」と。

彼女は手を差し伸べ、ボクを窓のそばに連れて行った。
外を見ると、そこは見知らぬ美しい風景が広がっている。

驚いて外を眺めているボクの隣で、
彼女は「あなたの記憶を取り戻し、力を使いこなすことが、私たちの目的なのです」と言った。

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