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非オタクだけど「コミケ」にサークル参加(出展)してきた!

毎年ワイドショーでも取り上げられる「コミケ(コミックマーケット)」。2018年お盆時期の開催は3日間の来場者数が53万人だったそう。記録的な猛暑と言われている年に、自ら密集地帯に行くなんて信じられない方も多いと思うのですが、ついに今年友人と出展してしまいました!ちなみに私、非オタク!

コミケってエロい本をオタクの人が買いに来る場所でしょ?

毎シーズンアニメをチェックしているわけではないし、ゲームもスプラトゥーンだけ。いわゆる非オタクの私とコミケとの出会いは、数年前に近しい友人が「今度コミケに出ることになった!」と嬉しそうに報告されたことでした。

それまでのコミケイメージといえば「オタクな皆様がエロい本を買ったり、コスプレのお姉さんがいっぱいいる場所」という偏見の塊だったのですが(ホントすみません!)、実はエロは全体の2割のみだそう…じゃあ、あの盛り上がりはなんなの!?ということで実際コミケに行ってみたところ、愛のあふれる空間に感動しっぱなしだったのです。


コミケは「ALL OK」な自己表現の場。

コミケとは…

多種多様な個人の集まり(サークル)が自作の創作物を展示・頒布するためのイベント。その作品内容は現在販売されている漫画・アニメ・ゲームをリスペクトした二次創作・オリジナルストーリーを描いている物、鉄道・写真・廃墟・医療系・ペット・手作り小物系・グルメ系・文学・評論本・HOW TO本等、ありとあらゆるジャンルの作品があり、表現の自由を誰もが受け入れあえる場所
主催は「コミックマーケット準備会」ですが、基本的には参加者で運営されています。事前に様々な手配をしてくださる準備会や当日の運営スタッフさんの多くはボランティア、同人誌を頒布する出展側はサークル参加、いわゆるお客さんも一般参加と呼ばれています。全員が同じ立場でリスペクトしあいながら運営されている場所です。

初めてコミケに触れてた当時の私は、自由に発言することが許されがたい環境にいたこともあり(SNS発信も含め)、誰からも咎められず自分の好きなことを思うがままに表現できリスペクトしあえる場が存在していることにめちゃくちゃ感動しました。

人の目を気にしながら、上司のご機嫌を伺いながら、周囲との調和がとれるかどうか、言いたいことも言えない日本人。ね。
けれどもコミケ会場なら、普段は人目が気になるから言えないような好みや表現できない趣味も、誰からも指さされることなく、むしろ素敵だよね!と知らない人も声をかけてくれます。まるで大人の自由研究お披露目会のような、文化祭やお祭りのような雰囲気!全員イキイキしてる!!


非オタクがサークル参加してきた!

そんな楽しそうな参加者さんの様子を見ていたら、もっと楽しみたい欲が湧いてきてしまったので、今度はサークルとして参加してみることに。

しかしイラストが描けるわけでも、二次創作ができるわけでもない…まぁ何とかなるだろうくらいで考えていたら本当に当選してしまい(サークル参加は抽選方式)無理やり周囲の友人を巻き込んで、どうにかこうにか滑り込みセーフで同人誌を作りおえて、コミケにサークル参加(出展)してきました!

企画構成から人生初の印刷物作成まで、デザインスキルも皆無。半泣きになりながらInDesignやPhotoshopを触り、何度も挫折しそうになりながら家族に八つ当たりした製作期間。最後の方なんて意地しかなかったし、もう絶対間に合わないと思い、サークル参加しないと宣言していたくらいなのに。

いざコミケ当日を迎えたら、まぁ楽しくて!私たちのことを知らない多くの方に本を手に取ってもらい、わざわざ感想をTwitterで送ってくださる方もいらっしゃいました。興味本位で参加してみたものの、目に見える成果物を作れた喜びやそれにチャレンジすること自体を評価してくださる参加者のみなさま。ありがたやー!


非オタでもコミケは楽しめる!

コミケはオタクの祭典であることは間違いないのですが、リスペクトの姿勢を持った上で参加すると非オタクでもとっても楽しめます。

「食べること」が好きなので、いつも「飲食ジャンル」で1万円ほど使ってしまいます。例えばこんな本が
卵サンドの食べ方本(オススメの食べ順・dancyu編集長コメント入り)」
ツナ缶本(食べ比べ・一番高いツナ缶の紹介等、杏仁豆腐本も素敵)」
醤油手帳(サークル名は『醤油をこぼすと染みになる』。装丁本格的)」

他にも、カレーのレシピや日本酒についてまとめられた本、エナジードリンク本なんかも。それ一体どこの誰が好きなのというくらいニッチな世界観。萌えません!?他にも鉄道本や手作り小物、自作CDなんかも販売されています。


次の冬コミ(年末に開催)は、一般参加(購入メイン)で行こうとおもうので、もし「非オタだけど、一回に行ってみたい!一緒に行こう」という方がいらしたら、是非ご連絡くださいませ♡

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